「とりあえず歪み系のエフェクターがほしいけど、どれ選べばいいの?」
「そもそもエフェクターって何?必要なの?」
上記のことでお悩みなら、本記事が参考になるかと思います。
エレキギター初心者向け、「エフェクターの選び方&おすすめエフェクターまとめ」を紹介します。
記事前半では、「エフェクターの予備知識」について。
記事中盤では、「各エフェクターのおもな役割と効果」と、「エフェクター選びで失敗した筆者の体験談」について。
記事後半では、「ジャンル別★初心者におすすめの人気・定番エフェクター40選」を紹介します。
※各項目をクリックすると、すぐに読むことができます
●音楽学校卒
●ギター歴 約20年
●作曲活動。宅レコ、DTM使用者
●高校の軽音楽部 部長
●初心者向けギター講師、芸能人へのギター指導
●某有名声優のラジオ番組、演劇ユニット、有名劇団公演などへ楽曲提供
速読サーチ君
~読みたい項目へジャンプ!~
もくじ
- 1 【ギター初心者向け】失敗しないエフェクター選び、大前提として
- 2 1:エフェクターは必要?「エフェクターを持つ」という意味
- 3 2:エフェクターを使用することで得られるメリット
- 4 「いつもアン直(アンプ直)」はハイリスク
- 5 3:エフェクターを使用しないことで発生するリスク・デメリット
- 6 4:エフェクターはどんな人におすすめ?
- 7 ギター用エフェクターの種類、得られる効果、それぞれの用途
- 8 エフェクターのおもな種類
- 9 1:オーバードライブ(Over Drive)
- 10 ディストーション
- 11 ファズ
- 12 ディレイ
- 13 リバーブ
- 14 コーラス
- 15 トレモロ
- 16 フランジャー
- 17 フェイザー
- 18 ワウ
- 19 オートワウ
- 20 オクターバー
- 21 ワーミー
- 22 【体験談】エレキギター初心者がエフェクター購入で失敗しやすいパターン
- 23 専門性が高いエフェクターを買ってしまった
- 24 エレキギター初心者におすすめのエフェクターは?
- 25 ●エフェクター初心者なら、マルチエフェクターという選択肢もアリ
- 26 【必携エフェクター40選】エレキギター初心者におすすめのエフェクターまとめ
- 27 BOSS「SD-1 オーバードライブ」
- 28 Effects Bakery 「Bagel OverDrive」
- 29 BOSS 「 BD-2(Blues Driver)」
- 30 アイバニーズ「チューブスクリーマー」
- 31 アイバニーズ「チューブスクリーマーミニ」
- 32 MXR M133 MICRO AMP
- 33 BOSS「ディストーション」
- 34 BOSS「MT-2W Metal Zone」
- 35 エフェクツベーカリー「Croissant Distortion」
- 36 Pro CO 「 RAT2」
- 37 マクソン 「SD9」
- 38 エレクトロハーモニックス 「Big Muff Pi Original」
- 39 エレクトロハーモニックス「Ram’s Head Big Muff Pi」
- 40 エフェクツベーカリー 「Sandwich Fuzz」
- 41 BOSS「DD-8(ディレイ)」
- 42 エフェクツベーカリー「French Bread Delay」
- 43 ベリンガー「VD400 アナログディレイ」
- 44 ティーシーエレクトロニック「Flashback 2 Delay」
- 45 MXR「M169 Carbon Copy Analog Delay」
- 46 BOSS「 RV-6(リバーブ)」
- 47 ティーシーエレクトロニック「Skysurfer Reverb」
- 48 ティーシーエレクトロニック「 Hall of Fame 2 Reverb」
- 49 Vivie ( ビビー ) 「 DolphinDeverb Ver2.1」
- 50 Donner「Echo Square」
- 51 BOSS 「CE-5(Chorus Ensemble )」
- 52 エレクトロハーモニックス「 Small Clone(アナログコーラス)」
- 53 エフェクツベーカリー「Melon Pan Chorus」
- 54 MXR「ANALOG CHORUS M-234」
- 55 MXR 「M101 Phase90」
- 56 MXR「M290 PHASE 95」
- 57 MXR「EVH PHASE90」
- 58 ベリンガー「VP1 Vintage Phaser」
- 59 BOSS「PH-3(Phase Shifter)」
- 60 ムーアー 「Micro Series アナログフランジャー E-lady」
- 61 MXR「M152 MICRO FLANGER」
- 62 ジムダンロップ 「GCB-95 CRYBABY WAH WAH」
- 63 ジムダンロップ「CBM95 Crybaby Mini Wah」
- 64 VOX「V845」
- 65 BOSS「GE-7」
- 66 デジテック「Whammy DT」
- 67 【初心者向けエフェクター40選】知識ゼロでも失敗しないエフェクターの選び方&買うべきマストアイテム|まとめ
【ギター初心者向け】失敗しないエフェクター選び、大前提として
「エフェクター(エフェクトペダル、フットペダル、ペダル)」とは、ギターサウンドに”変化”をもたらす道具のこと。
その種類はさまざまですが、エレキギター初心者がまず大前提として知っておきたいのは、「そもそもエフェクターって何?いる?」という部分。
たとえば、具体的には以下のようなことを知っておくことで、購入で失敗しにくくなります。
2:使用することで得られるメリット
3:持っていないことで体験するデメリット
4:本当に自分に必要なのか?(自身のライフスタイルを鑑みる)
上記4つのポイントを知っておくと、自ずと今の自分が選ぶべきエフェクターが見えてきます。
自分にとって不要なエフェクターもわかるので、エフェクター購入の目安になるのです。
1:エフェクターは必要?「エフェクターを持つ」という意味
真剣にギターをやり込む予定なら、エフェクターは持っておいて損はありません。
しかし、中には、「プロを目指しているわけでもないから、エフェクターっていらないんじゃない?」と思われる人も少なくないハズ。
僕自身、初心者だったころはエフェクターは不要だと考えていました。
しかし、ギター歴を重ねていくにつれ、その考えが変わってきた…という経験があります。
●「エフェクターを持つ」とは、『自分の音を持ち運ぶ』
エフェクターを持つということは、言いかえると「どんな環境であっても自分の音を再現する」ということでもあります。
「自分の音を持ち運ぶ」という意味でもありますね。
もちろん、ギター初心者さんで「私は自宅のアンプでしか弾かない」という人は、必ずしもエフェクターは必要ありません。
また、高校や大学でのバンド活動なら、アンプに備わっている機能だけでも十分なこともあります。
しかし、もし自宅以外で弾く機会があるのなら、エフェクターは必須アイテムです。
エフェクターを持っておかなければ、環境変化に対応できないからです。
2:エフェクターを使用することで得られるメリット
エフェクトペダルを使用することで得られる最大のメリット。
それは、自分の好みに音を変える(作る)ことができるという部分につきます。
たとえば、スタジオやライブハウスなどでは、自分のお気に入りのアンプを使えないこともあります。
とくに、古いアンプはゲインが弱かったり、劣化していることも少なくありません。「練習通りの音が作れない!」なんてトラブルも起きやすいのです。
自宅やスタジオで作った音を、本番でも出せるとは限らないんですよね。
使うアンプや環境が変われば、音も変わってしまうからです。
いつでも”自分の音”を出したいなら、エフェクターを組み込んだ「エフェクターボード」を作る必要があります。
「いつもアン直(アンプ直)」はハイリスク
アンプとギターをダイレクトに直結させるスタイルのことを「アン直(アンプ直)」といいます。
手軽でカンタンな取り組みではありますが、それなりのリスクもあるため注意が必要になります。
●「どこでもアンプ直!」は、かなりリスキーな選択
これは僕が音楽学校にいたころに学んだ体験談ですが、プロのスタジオミュージシャンに習ったことは、
ギタリストは、どんな環境であっても、いつでも「自分の音」を作れないとダメ
というものでした。
どんな環境であっても、ある程度は「自分のサウンド」を作れるようにしておかないと、せっかくの練習もムダになってしまう…というワケですね。
アンプ直スタイルは、使うアンプ次第・運次第な部分もあるリスキーな取り組み。
マイアンプを持ち込むならその限りではありませんが、ギター初心者であるなら、”アン直”はせめて自宅練習か、あるいは学園祭やサークルくらいにとどめておいたほうがよろしいかと思います。
いつでも”自分好みのサウンド”を作れるようにするためには、エフェクターは必須なのだ!
3:エフェクターを使用しないことで発生するリスク・デメリット
前述しましたが、エフェクトペダルを使用しないスタイル(アン直)には、いくつかのデメリットも存在します。
エフェクターを持たないことで、以下のようなデメリットが発生しやすいです。
●音作りを学べない
●自分の音の幅が狭まる
●外で”自分の音”を作れない(トラブル発生のリスクが上がる)
自宅で個人的に楽しむなら、必ずしもエフェクターを揃えなくても構いません。
しかし、「自宅外でギターを演奏する必要がある」だとか、「いろんな音を楽しみたい」という場合は、エフェクターを持っておいたほうがいいです。
ちなみに、プロの中で「オレはエフェクターを使用しないぜ!」というギタリストはほぼ存在しません。少なくとも僕は見たことがありません。
いたとしても、レコーディングの段階で音はイジられてしまうため、リスナーが普段耳にしている楽曲は、実質そのほとんどが「エフェクト済みのサウンド」ということになります。
4:エフェクターはどんな人におすすめ?
ここまで、エフェクターの重要性について書いてきました。
しかし、なかには「私は”ガチ勢”じゃないし、本当に自分のギターライフにエフェクターって必要なのかな?」と思う人も少なくないハズ。
以下の項目に当てはまった人なら、エフェクターの購入を検討してもいいかと思います。
●エレキギター初心者で、エフェクターの知識をつけたい人
●理想の音、自分の音を、どんな環境下でも再現したいという人
●学校の文化祭、軽音楽部の活動、スタジオ演奏、ジャムセッション、ライブハウスなど、外部活動をしたい人
エフェクターの要不要で迷ったときは、
●自宅”外”で演奏する予定があるか
●音作りを学びたい”意欲”があるか
この2点を目安にするとわかりやすいかと思います。
ギター用エフェクターの種類、得られる効果、それぞれの用途
この項目では、
●それぞれの役割、効果
●それぞれの主な用途
上記3つについて解説していきます。
エフェクターのおもな種類
エフェクターは、ざっくり言うと以下のような種類にわけられます。
●空間系
●モジュレーション系
●フィルター系
●ハーモニー系
●ピッチシフター系
※各エフェクターの具体的な効果は、後述にて
さまざまな種類があって迷ってしまいやすいですが、ギター初心者の場合、まずは「歪み系」から入るとわかりやすいかと思います。
”歪み系ペダル”は、「踏めば音が歪む。パワーがほしいときに使う」ってなカンジで、用途や使い方がシンプルで取っ付きやすいのが魅力。
「せっかく買ったのに使い方がイマイチわからない」なんてことにもなりにくいのでオススメです。
歪み系エフェクターの効果は、「歪み系(音を歪ませる)」というもの。
もっともオーソドックスでありながら、もっとも使用頻度が高いエフェクターです。
さらに、歪み系エフェクターは、以下の3つにわけられます。
1:
オーバードライブ2:ディストーション
3:ファズ
↓歪み強い
「とりあえず軽い歪みエフェクトがほしい」という場合は、オーバードライブを。
「ロックを弾きたいから、ガンガン歪ませたい!」という場合は、ディストーションを。
「原音を猛烈に歪ませてインパクト大な効果を得たい!」という場合は、ファズを。
こんなカンジで選んでもらえると、大きな失敗はしないハズです。
1:オーバードライブ(Over Drive)
この投稿をInstagramで見る
歪み系エフェクターの1つである「オーバードライブ」は、原音をマイルドに歪ませる効果を得られるアイテム。
「演奏中、アンプ側のゲイン(歪み)レベルを増やしたい」といったシーンで使うのが基本。
また、強く歪むエフェクターではないので、音圧・音量アップを狙った「ブースター」として使う人もいます。
用途や使い方がシンプルなので、エレキギター初心者の最初の1台にもおすすめです。
●「ブースター(音圧、音量アップなど)」として使用
●バッキング、カッティング、ソロなどで音を軽く歪ませたいとき
ディストーション
この投稿をInstagramで見る
音を強く歪ませる「ディストーション」は、ロックでは欠かせないエフェクターの1つ。
ロック、ハードロック、ヘヴィメタルなど、激しいギターサウンドを求められる楽曲で使用されることが多いです。
用途はオーバードライブとやや似ていますが、ディストーションのほうがより歪んでくれます。
バッキングやリードギター(ギターソロ)をするとき、歪みレベルを強めたいシーンで使うのが一般的です。
●アンプ側のゲイン(歪み)レベルを上げたいとき
●オーバードライブ以上の歪みがほしいとき
ファズ
この投稿をInstagramで見る
「ファズ」は、音の歪みレベルがもっとも強いエフェクター。
ヘヴィメタルやハードロック、シューゲイザーなどに使われることが多いです。
歪み方はオーバードライブやディストーションよりも強い。原音を押しつぶす強烈な歪みを得られるので、やや使い所を選ぶともいえます。
ジミ・ヘンドリックスなどが使っていたことで有名なエフェクターです。
●原音を大幅に歪ませたいとき
●ディストーション以上の歪みがほしいとき(モア・インパクト)
ファズの使い手で知られる、ジミヘンドリックス。
ファズペダルで荒々しいサウンドを作っていることで有名な伝説のギタリスト。
「空間系」エフェクターは、おもに以下のタイプにわけられます。
●リバーブ
空間系エフェクターの用途は、「音に立体感や奥行きを出す」といったもの。
クリーントーンに使用することで、音に広がり(空間)を出すことができるため、ポップスからロックまで幅広く使われるエフェクターです。
ディレイ
この投稿をInstagramで見る
音を後から時間差(ディレイ)で鳴らす効果を得られる「ディレイ」。
おもにクリーンサウンドに合わせて使われるエフェクターで、アルベジオやブリッジミュートなどと組み合わせると、音に広がりを与えることができます。
ほんの少しだけ使用すると「疑似的なリバーブ」として使えます。
クリーントーンで使うとドラマティックな効果を得られるので、ロックからポップスまで幅広く使われるエフェクターです。
●幻想的な音を作りたいときに使う
●残響効果を得たいときに使う
●クリーントーンのアクセントとして使う
ディレイエフェクトの使い手で知られる、U2のギタリスト「エッジ」↓
※再生するとディレイサウンドから観ることができます
リバーブ
この投稿をInstagramで見る
「リバーブ」は、音に広がりと奥行きを持たせることが可能になるエフェクターです。
まるで東京ドームで演奏しているかのような効果を得られるため、ギター演奏だけでなく、レコーディングスタジオで使われることも多いアイテムです。
宅録などでは、各パートに薄らとリバーブをかけていることも多いですが、自宅録音では部屋が狭いこともあり、音に奥行きをもたすのが難しい…とったジレンマが生まれやすいです。
しかし、リバーブをかけてあげることで、音に立体感を作ることができます。
ただ、バンド演奏で使うと、他のパートに埋もれてしまいやすいのがネック。
やや使い所を選ぶタイプのエフェクターだといえますが、使いこなせばリスナーに感動的なサウンドを聴かせることができるでしょう。
●残響効果を得たいときに使う
●音に奥行きを持たせたいときに使う
●「デカいホールで弾いている気分」に浸りたいときに使う
「モジュレーション系」は、ギターの音を揺らすタイプのエフェクターです。
モジュレーション系のおもな種類は、以下のようなもの。
●フランジャー
●フェイザー
●トレモロ
歪み系エフェクターが音の歪みレベルを上げるものだったのに対し、モジュレーション系は「音に特殊効果を与える効果」を得られます。
モジュレーション系は、曲中でのアクセントとして使ったり、ギター1本で独特なムードを作り出したいような時に使われるエフェクターです。
コーラス
この投稿をInstagramで見る
「コーラス」は、その名の通り、コーラス団のようにおおくの音を同時に鳴らすエフェクターです。
クリーンサウンドのアルペジオと組み合わせることで、音にドラマ性や”意味合い”を与えることができます。
バラードなどのスローテンポな曲で使ってあげると、感動的な演出を生み出すことが可能です。
また、1音1音がきわだつ効果もあるので、ちょっとしたリードギターに合わせてもオモシロイです。
ポップスやロック、ヘビーメタル、ヒュージョンなどなど、多くのジャンルで使われるエフェクターなので、1台持っていると便利です。
●クリーントーンのアクセントとして使用する
●音にドラマ性を付与したいときなどに使う(バラード曲などに使用する)
トレモロ
この投稿をInstagramで見る
音をユラユラと揺らす効果を得られる「トレモロ」。
トレモロとは、「音の急速度な反復。ふるえ。震音」のことです。
ONにするとギター音をゆらゆらと揺らすことができ、独特なムードを演出することが可能になります。
クリーントーンと合わせてやや不穏な空気感を演出したり、おどろおどろしい雰囲気を出したいときに使われたりしますね。
ややネガティブな曲のアクセントとして使うと、悲劇的なムードを作り出すことができます。
やや使い所が難しいエフェクターですが、作曲で「なんか1アクセントほしいんだけど、コーラスとかじゃ普通すぎるし…」みたいなときに使うとイイカンジです。
●音を揺らす効果を得たいときに使う
●アルペジオなどのアクセントとして使う
●ギター1本で独特な空気感を演出したいときに使う
フランジャー
この投稿をInstagramで見る
ジェット機のようなサウンドが特徴の「フランジャー」。
薄くかけるとフェイザーチックになったり、強くかけるとジェットサウンドを得られるのが特徴です。
やや限定的な使い方になりやすいですが、曲のアクセントとして使用すると印象的な楽曲に仕上がります。
単音での効果よりも、どちらかというとカッティングやバッキングなどと組み合わせつつ、楽曲のムード作りに使われるタイプのエフェクターだといえます。
曲のイントロ、ソロ、アウトロなどに使うと、曲にタイト感とオリジナリティを与えることができます。
●ジェットサウンド効果を得たいときに使う
●音を”かき回す”イメージを出したいときに使う
●クリーントーンのアクセントとして使う
フェイザー
この投稿をInstagramで見る
もじゃもじゃ系のサウンドが特徴の「フェイザー」。
効果はワウに近いものがありますが、フェイザーは設定値と意図したタイミング通りに効果を発揮します。
クリーンサウンドに合わせると不穏なムードを演出でき、カッティングと組み合わせるとファンキーなサウンドを得られます。
クリーントーンから歪み系サウンドまで幅広く使えるので、応用が効くエフェクターだといえます。
●カッティング、バッキングなどのアクセントとして使う
●クリーンサウンドのアクセントとして使う
「フィルター系」は、音質や周波数を変えたり、ブーストして変化を生みだす効果を得られるエフェクターです。
フィルター系のおもな分類は、以下のようなもの。
●ワウ、オートワウ
曲中、演奏中にサウンドを変化させるために使うのが主な用途になります。
ワウ
この投稿をInstagramで見る
ユーザーが任意のタイミングで音を変化させることができる「ワウ」ペダル。
踏み込むと「ワウワウ」というサウンドを得られるのが特徴です。
リズミカルに踏んでもいいですし、自分の好きなタイミングで効果に強弱をつけてもいいカンジです。
ワウペダルを中間くらいで止める「ワウ中止めサウンド」にする人もいます(松本孝弘、マイケル・シェンカーなど)。
ワウペダルは、邦楽・洋楽とわず幅広く使われるエフェクター。
ポップスからヘビーロックまで幅広く使えるので、ギタリストなら必ず1つは持っておきたいペダルです。
●音を任意のタイミングで変化させたいときに使う
●ギターソロ、バッキングなどのアクセントとして使う
オートワウ
この投稿をInstagramで見る
ペダル式ワウがユーザーの意図で強弱を調整するものだったのに対し、「オートワウ」はオートマチックに効果をつけるタイプです。
レゲエ系、ファンク系などで使われることが多いですね。
一定のリズムでワウ効果を得たいときや、曲のアクセントとして使われるエフェクターです。
●自動でワウ効果を得たいときに使う
●レゲエ、ファンクなどのバッキングに
「ハーモニー、ピッチシフト系」は、音程を変化させたり、付け加えたりするエフェクターです。
ハーモニー/ピッチシフト系のおもな種類は、以下のようなもの。
●ピッチシフター
●ワーミー
音程を変化させる効果を得られるので、曲中でのアクセントとして使われることが多いです。
オクターバー
この投稿をInstagramで見る
「オクターバー」は、弾いている音のオクターブ上下などを付加して演奏できるエフェクターです。
音数が増えるため音圧がアップし、よりインパクトを与えることができるエフェクターですね。
ハードロックやヘヴィメタルのリフやソロに使われることが多いです。
かなり強烈なサウンドになるので、用途はやや限定的。
しかし、使いこなせればインパクト大な曲に仕上がってくれます。
●フレーズを印象付けたいときに使う
●リフ、ソロなどのアクセントとして使う
●ギターソロコーナーで使う
ワーミー
この投稿をInstagramで見る
「ワーミー」は、ユーザーの任意したタイミングで音のピッチを変えることができるエフェクター。
踏み込むことで、オクターブ1~3上下まで音を変えられるのが特徴です。
ハードロックやヘビーメタルなど、激しい系ジャンルで使われることが多いエフェクターですね。
リフ、ソロ、フィルインなどの”オカズ”として使用するといい感じです。
●リフ、ソロ、バッキング時の”オカズ(遊び)”のアクセントとして
●「クリーントーン+ディレイ+ワーミー」など、ほかのペダルと組み合わせて”飛び道具”的に使う
ワーミーペダルをギターソロで効果的に使う、MUSEのマシュー・ベラミー↓
※再生するとワーミーソロサウンドから観ることができます
【体験談】エレキギター初心者がエフェクター購入で失敗しやすいパターン
この項目では、僕がエレキギター初心者だったころに、エフェクター購入で失敗した体験談を書いていきます。
エフェクター選びで迷っている人の参考になると嬉しいです。
専門性が高いエフェクターを買ってしまった
僕がギター初心者だったころ、フェイザー、フランジャーなど、使い所がムズカシイ系のエフェクター買って失敗した…という経験があります。
モジュレーション系エフェクターは用途がやや限定的。
なので、ギター初心者だった僕にとっては”宝の持ち腐れ”になりやすかったんですよね。
使用頻度が少なかったし、どんなときに使うかイマイチわかっていなかったため、「買わなくてよかったやんけ」ってなった(笑)
「ちょろっとだけフランジャーやフェイザー使ってみたいんだよね」という場合は、マルチエフェクター1台買うか、格安エフェクターを買ったほうが失敗しにくいかと思います。
エレキギター初心者におすすめのエフェクターは?
もし「最初の1台はどんなエフェクターがいいのか」と迷っているなら、個人的には『歪み系エフェクター』か『ワウペダル』をおすすめします。
歪み系エフェクターは、「踏めば歪む」というシンプルな作りなので、使い所がわかりやすく、さまざまなジャンルで使いまわせるので便利です。
また、ワウペダルはカンタンに音の効果を得られるだけでなく、ポップスからヘビーメタルまで幅広く使えるので、汎用性においてもGOOD!
どんなエフェクターを選べばいいか迷ったときは、
●ワウペダル
上記2つから攻めるのがシンプルかつ失敗しにくいアプローチといえるでしょう。
●エフェクター初心者なら、マルチエフェクターという選択肢もアリ
ギター初心者で「エフェクターをイジッてみたい!まずは色んな音を試したい」という場合は、いきなりコンパクトエフェクターにいかないで、マルチエフェクターを買ったほうがお得になることもあります。
マルチエフェクターとは、1台の中にたくさんの音が詰め込まれているペダルのこと。
たった1台で多くのエフェクター効果を学べるので、勉強するにはもってこい!なアイテムです。
「エフェクト効果を学ぶ」効率においては、マルチの右に出るモノはありません。
筆者おすすめのマルチエフェクターはコレ!↓
操作方法がチョーカンタンでありながら、ハイクオリティなサウンドが魅力のマルチエフェクター。
価格もリーズナブルなので、「低予算でいろんなエフェクター効果を学びたい!」という人におすすめ!
【関連動画】ギター初心者におすすめのマルチエフェクター 「GE200」↓
※筆者のユーチューブチャンネルです
【必携エフェクター40選】エレキギター初心者におすすめのエフェクターまとめ
ここからは、エレキギター初心者におすすめのエフェクターを紹介します。
オーバードライブ
BOSS「SD-1 オーバードライブ」
1981年に発売された、超ロングセラーモデル。
甘くマイルドな歪みと、シンプルで操作しやすいコントロール部は、エレキギター初心者にも使いやすい作りだといえるでしょう。
そこそこ強く歪んでくれるので、ポップスではブースターとして使い、ロック曲ではバッキングやソロでガッツリ歪ませる…みたいな使い分けもしやすいかと思います。
また、ストラトの尖ったサウンドもマイルドになるので、音作りのベースとしてもおすすめです。
Effects Bakery 「Bagel OverDrive」
優しく歪み、オーソドックスな歪みサウンドが特徴のエフェクター。
リーズナブルな価格ということもあって、アマゾンでの人気も高いペダルです。
視認しやすいノブと、シンプルな操作性は、ギター初心者にもってこいな作り!
ギターソロ時のブースターとしても使える作りなので、初心者からエキスパートまでさまざまな人におすすめ。
可愛いデザイン性も必見!
BOSS 「 BD-2(Blues Driver)」
ブルージーなオーバードライブサウンドが魅力の「BD-2」。
軽くかけるとクールなカッティングサウンドになり、ゲインを上げるとハードなロックにも対応します。
使い勝手がよく、用途もシンプルでわかりやすいため、エレキギター初心者の最初の1台としてもおすすめです。
また、ブースターとしても使えるため、中・上級者のギタリストにも人気が高いエフェクターとなっております。
アイバニーズ「チューブスクリーマー」
名器「TUBESCREAMER Overdrive Pro TS808 」のリイシュー・モデル。
コシのあるミッドサウンドと、激しすぎないマイルドな歪みが特徴のエフェクターです。
原音を生かしつつ歪んでくれるので、ポップスからロックまで幅広いジャンルで使いやすい作りだといえます。
チューブスクリーマーシリーズで有名どころの「TS9」と比べると、ややゲインが低いです。
そのため、ヘビーメタルやミクスチャーよりも、どちらかというとポップスやロック、ハードロック、ブルースなどに向いていると言えるでしょう。
アイバニーズ「チューブスクリーマーミニ」
前述した「TS808」のサウンドを残しつつ、ダウンサイジングしたモデル。
アンダー1万円で購入できるため、初心者におすすめのエフェクターです。
フットスイッチ用に傾斜がつけられており、スタジオやライブなどの実戦においても使いやすい作りになっています。
また、サイズは92.6(D)×50.9(W)×55.1(H)mm、重さが292gと軽量・コンパクトなので、持ち運びにも便利です。
コントローラーは「トーン、レベル、ドライブ」の3つ。
使い方がシンプルなので、エレキギター初心者にもピッタリ!
ブースター
MXR M133 MICRO AMP
原音を歪ませることなくブーストすることができるエフェクターです。
いわゆる「クリーン・ブースター」と呼ばれるタイプですが、使い方がシンプルなので初心者でも使いやすいです。
ギターソロ前にONにしておくことで、音量がアップします。
また、クリーンチャンネルに使用すると音圧がアップし、バンドサウンドに埋もれにくくなります。
「オーバードライブをギターソロ時のブースターとして使っているけど、音が歪んじゃってビミョー…」という人におすすめ!
※筆者の動画チャンネルです※
【筆者おすすめ!オーバードライブで迷ったらコレ!】
おすすめする理由
●アマゾンベストセラー 評価数1,000超え
●アンダー1万円。手が出しやすい価格
●軽量・コンパクト。エフェクターボードに組み込みやすい
●操作感がシンプルで、癖がなく扱いやすい
●ブースターでの使用もOK
●ポップス、ブルース、ロック、ヘビーメタルまで幅広く対応する
ディストーション
BOSS「ディストーション」
「DS-1」は、ボスから1978年にデビューしたディストーション第一号機です。
まさに「王道中の王道」ともいえるゲインサウンドは、今もなお多くのギタリストから支持されています。
「めちゃくちゃ歪むぜ!」というエフェクターでもないので、ブースターとしても使えるのが嬉しいポイント。
また、ディストーションというと音が潰れがちですが、本機はエッジの効いたサウンドとなっており、バッキングからソロまで幅広く使いやすいです。
「オーバードライブだと歪みが足りない。でも”いかにもディストーション”なエフェクターだと、今度は歪みすぎちゃって使いずらい…」という人におすすめ!
BOSS「MT-2W Metal Zone」
ボスのラインナップの中、DS-1 に続き歴代2位のセールスをほこる「MT-2」。
MT-2 を「技 WAZA CRAFT」としてリメイクし、進化させたモデルが本機です。
「技 Waza Craft」とは、熟練のエンジニアにより、細部までこだわって作り込まれたアイテムにのみ許される称号のこと。
日本国内で最終チェックされ出荷するので、ハイクオリティな作りが特徴です。
また、サウンドの幅が広いので、クランチサウンドから強めのディストーションサウンドまで使いやすい作りだといえるでしょう。
ハイクオリティな「技クラフト」仕様なのでややお値段がはりますが、極上の歪みサウンドを求めているストイックな方におすすめ!
エフェクツベーカリー「Croissant Distortion」
可愛いデザイン性が魅力のディストーションペダル。
リーズナブルな価格でありながらも、迫力のロックサウンドを奏でてくれるのが特徴のペダルです。
前述した「Bagel OverDrive」よりも歪むので、より強いゲインを求めているならコチラがおすすめ!
視認性に優れ、操作しやすいノブが採用されており、音作りもシンプル。
エレキギター初心者であっても使いやすい作りになっています。
また、アンプ直の状態に近いマイルドでエッジの効いたサウンドを作れるのも魅力の1つ。
「できればアン直がいい。エフェクターはあまり持ち歩きたくない」という人にもピッタリなエフェクターだといえるでしょう。
Pro CO 「 RAT2」
ロック系ギターを弾く人にとっては定番中の定番!なエフェクター。
エッジの効いたロックサウンドと、伸びるようなロングサスティーンが魅力です。
ハードロックやメタルで使う人が多く、「モアゲイン!モアパワー!」なスタイルに合うエフェクターだと言えます。
発売から四半世紀以上たった今もなお愛され続けている理由は、「使えばわかる」。この一言に終結されます。
「これぞディストーション!っでいうのはどれ?ヘヴィロックやメタルに使えるヤツない?」という人にはRAT2がおすすめ!
マクソン 「SD9」
抜けが良くレンジの幅が広いディストーション。
ローからハイまで全てのレンジに反応するピッキングレスポンスは、より繊細で美しいサウンド作りをしたい人に向いているといえるでしょう。
薄くかければマイルドなオーバードライブに。強くかければエッジの効いたメタルサウンドになります。
また、音痩せしにくい「トゥルーバイパス」仕様なので、音作りにこだわりたい人にもおすすめです。
ファズ
エレクトロハーモニックス 「Big Muff Pi Original」
メイド・イン・USAのエフェクター。
ジミ・ヘンドリックス、サンタナらの使用で知られているエフェクター「Big Muff オリジナル」のリイシュー版です。
旧モデルよりノイズを押さえられているので、より完成度が高くなりました。
豪快な歪みと、上質でマイルドな歪みサウンドは、まさにビッグマフならではのサウンドだといえるでしょう。
誕生から40年以上たつエフェクターですが、今もなお沢山のアーティストに愛されている名機です。
エレクトロハーモニックス「Ram’s Head Big Muff Pi」
1973年製のRam’s Head Big Muffを、コンパクトサイズでリイシューしたモデル。
ファズならではのサウンドは据え置きながら、エフェクターボードにも組み込みやすいコンパクト感が嬉しい。
オリジナルの「Ram’s Head Big Muff」は価格はべらぼうに高額ですが、本機はオリジナル Big Muffのトーンそのままでありながら、手頃な価格で購入できます。
また、トゥルーバイパス仕様なので、音痩せを気にせず使えるのがありがたい!
「ビッグマフをエフェクターに組みたいんだけど、場所とるのが嫌だ」という人にもおすすめ!
エフェクツベーカリー 「Sandwich Fuzz」
キュートなデザイン性で人気を博している、エフェクトベーカリー「サンドイッチ・ファズ」。
低価格でありながらも、ファズならではの分厚く野太いサウンドは健在!
価格とボディサイズに見合わない、豪快でパワフルな音を作りだしてくれるエフェクターです。
使いかた次第ではディストーションのような音も作れるため、ギター初心者にも使いやすいといえるでしょう。
ジャパニーズロックから洋ヘヴィロックまで、幅広く使っていける作りになっています。
ディレイ
BOSS「DD-8(ディレイ)」
定番中の定番!どスタンダードなディレイエフェクター。
ハイクオリティなサウンドでありながらも、11モードという豊富な音をクリエイトできるアイテムです。
王道なデジタル・ディレイはもちろんのこと、ビンテージ・エコーやモジュレーション、最大40秒録音できるルーパーなど、1台でいろいろ楽しめてしまうのが嬉しいポイント。
「とりあえずコレ買っとけっていうディレイはどれ?」という人におすすめ!
エフェクツベーカリー「French Bread Delay」
キュートなデザイン性で人気を博す「エフェクツベーカリー」製のディレイエフェクター。
一般的なディレイペダルはやや高額であるのに対し、本機はかなりリーズナブル。
価格に見合わないウォーミーで上質なディレイサウンドと、操作・視認性にすぐれたノブは、ギター初心者にもピッタリだといえるでしょう。
カッチリしたデジタル音というよりかは、どちらかというとアナログやテープエコー寄りな作りです。
「とりあえずディレイっていうエフェクターを試してみたい!」という人や、「なんかオモシロそうなディレイペダルない?」という人におすすめ!
ベリンガー「VD400 アナログディレイ」
低価格ながらも質が高いサウンドで人気の「ベリンガー」。
ディレイペダル「VD400」は、数少ないアナログディレイとして定評があります。
高価なテープエコーに迫るアナログディレイサウンドや、ヴィンテージ系エコーまで正確に再現する作りになっているのが特徴です。
なんといっても本機の魅力は「安い(コスパ最高)」に尽きます。
「アナログディレイを試したいけど、コスパがいいペダルない?」という人におすすめ!
ティーシーエレクトロニック「Flashback 2 Delay」
直感的な操作を可能にする作りと、ハイクオリティなサウンドが魅力のディレイペダル。
テープとアナログのアルゴリズムを新たにし、よりヴィンテージ系サウンドに寄せて作られたアイテムです。
一般的なディレイペダルが手動でタイムを設定するのに対し、本機はギターでリズムを刻むことによってタイム設定が可能。
ライブ中など、「しゃがんで手動で設定し、曲が変わればまたしゃがんで…」という煩わしさも解消できるのが嬉しい。
また、ディレイペダルは音痩せしやすいのがネックですが、本機はトゥルーバイパス仕様なので、音作りにこだわりたい人にもおすすめ!
MXR「M169 Carbon Copy Analog Delay」
エフェクターの老舗メーカー「MXR」のディレイペダル。
「M-169」はアナログ・ディレイとなっており、暖かく優しいサウンドが特徴です。
また、モジュレーション(MOD)効果をつけることもできるため、クラシカルなアナログコーラスとして使うことも可能。
デジタルにはない、アナログ・ディレイならではの効果と、ドラマティックなコーラスサウンドをミックスさせたい人におすすめのペダルです。
リバーブ
BOSS「 RV-6(リバーブ)」
リバーブペダルの定番といえば、まず最初に挙がるのはボス「RV-6」です。
高音質なリバーブサウンドは、ONにした瞬間、演奏者とリスナーを遥か彼方の世界に誘う。
スタンダードなアイテムですが、最新モデルには8種類のモードが搭載されており、さまざまなシーンで使いやすくなっています。
たとえば、「ROOM」「HALL」などの定番サウンドに加え、ディレイを組み合わせた「+ディレイ」モードなどなど、使い勝手がいいです。
操作感もシンプルなので、ギター初心者であっても使いやすいかと思います。
また、「ディレイとリバーブを1台で使いたい!」という人にもおすすめ!
ティーシーエレクトロニック「Skysurfer Reverb」
激安・ハイコスパでありながら高音質!アマゾンベストセラー1位のディレイペダルです。
クリアでありながら美しい響を作り出すリバーブペダルとして非常に人気が高いです。
リバーブペダルはやや高価なものが多いですが、本機は高コストパフォーマンス!
スプリング、ルーム、ホールの3つのモードを搭載し、ヴィンテージサウンドからオーガニックなルーム・リバーブまでしっかり音作りすることができます。
また、トゥルーバイパス仕様なので、音痩せやノイズが気になる人にもおすすめ!
ティーシーエレクトロニック「 Hall of Fame 2 Reverb」
大人気リバーブペダル「Hall of Fame」の最新モデル。
10種類のエフェクトが搭載されており、さまざまなシーンで使いやすくなっています。
また、トーンプリント機能により、有名ギタリストたちの設定をそのまま使うことも可能。
さらに、旧モデルには搭載されていなかった3つの機能が追加されているのも見逃せないポイント。
踏み込む強さでパラメーターを変化できる「感圧式フットスイッチ」や、アナログ・ドライスルー&トゥルー・バイパスなどなど、1台で数多くの機能を使えてしまいます。
「プロのようなリバーブ音が出せるペダルが欲しい!」という人におすすめ!
ディレイ+リバーブ
Vivie ( ビビー ) 「 DolphinDeverb Ver2.1」
ディレイとリバーブが組み合わさったエフェクター。
ナチュラルな音から深い音まで、さまざまな空間系サウンドを作り出すことができるエフェクターです。
リバーブはディレイ音にのみかかる作りになっているため、よりナチュラルなサウンドメイクが可能。
また、ディレイとリバーブはどちらも単体で使うことができるため、さまざまなシーンで使いやすいアイテムだといえるでしょう。
「空間系エフェクターを試してみたい。でもコスパは重視したい」という人におすすめ!
Donner「Echo Square」
通販サイト「アマゾン」で非常に人気がある空間系エフェクター。
リーズナブルな価格でありながら、7つのエフェクトを使える作りが人気を博しています。
モードは、デジタル(Digital)、アナログ(Analog)、テープ(Tape)、Mod、スイープ(Sweep)、Lofi、リバース(Reverse)の7つ。
デジタルからアナログまで幅広いサウンドメイクが可能なので、エフェクター初心者さんでも使いやすい作りだといえます。
さらに、トゥルーバイパス仕様なので、音痩せやノイズを抑えたい人にもおすすめ!
コーラス
BOSS 「CE-5(Chorus Ensemble )」
コーラスペダルの名器「CE-1」の最新モデル。
高音と低音をコントロールする2バンド・フィルターが搭載されており、サウンドメイクの幅も広がります。
また、「レベル、レート、デプス+2フィルター」というシンプルな操作感は、ギター初心者であっても取っ付きやすい作りだといえるでしょう。
初めてのコーラスペダルなら「CE-5」がおすすめ!
エレクトロハーモニックス「 Small Clone(アナログコーラス)」
ニルヴァーナのカート・コバーンが使っていたことで有名なアナログ・コーラス。
透明度のある上質なサウンドと、暖かい音色が特徴のエフェクターです。
ノブコントロールが1つしかないため操作しやすく、ギター初心者であっても扱いやすいといえるでしょう。
また、2段階のスイッチでソフトサウンドから激しいサウンドまで切り替えが可能なのもおすすめポイントとなっています。
エフェクツベーカリー「Melon Pan Chorus」
エフェクツベーカリー「メロンパン・コーラス」は、低価格なアナログコーラスとして人気です。
スッキリとしていながらも奥行き感があるサウンドなので、クリーン・歪みとわず使うシーンを選ばないタイプだといえるでしょう。
リーズナブルな価格と、3つボタンのシンプルな操作性は、ギター初心者にもピッタリ!
MXR「ANALOG CHORUS M-234」
ハイクオリティなアナログ・コーラスとして人気が高いエフェクター。
アナログならではといえる、太くて温かみのあるサウンドを作り出してくれるため、コーラスペダルにこだわりたい人におすすめ!
また、2つの出力端子から同時にアンプに接続すれば、2台のアンプから音を鳴らすことができる…というトリッキーな使い方もできます。
「デジタルコーラスは音が硬いからちょっと…」という人にもおすすめなエフェクターとなっています。
フェイザー
MXR 「M101 Phase90」
約30年もモデルチェンジされることなく売れ続けている、フェイザーの王道中の王道!なペダル。
一般的なフェイザーペダルは音痩せしやすいのがネックですが、本機にはトゥルーバイパス仕様であるため、音痩せやノイズを防いてくれます。
また、ノブが1つなので操作が簡単ということもあり、ギター初心者にも優しいエフェクターだといえるでしょう。
さらに、100%アナログ回路なので、「できるだけナチュラルなサウンドがいいなぁ」という人にもおすすめです。
MXR「M290 PHASE 95」
前述した「Phase 90」を、よりコンパクトにしたモデル。
「Phase 90」よりもボディサイズが小さいため、エフェクターボードにも組み込みやすく、持ち運びにも便利です。
スイッチを操作することで、「Phase 45/90」の切り替えができる作りになっています。
まさに「1台で2度オイシイ」といった感じで、非常にお買い得なエフェクターとなっております。
MXR「EVH PHASE90」
前述した「フェイズ90」を、ライトハンド奏法で有名なエディ・ヴァンヘイレンが監修したモデル。
エディならではのルックスと、強め・太めなフェイズサウンドは、ロックギタリストを目指すキッズならぜひチェックしておきたいところ。
また、スイッチ1つでサウンドを現行PHASE90とヴィンテージPHASE90に切り替え可能。
1台でさまざまなサウンドメイクができるため、本格的なフェイズペダルを探している人におすすめ!
ベリンガー「VP1 Vintage Phaser」
ハイクオリティでありながらも超低価格が魅力のベリンガー。
「VP1」は、ヴィンテージ風サウンドを再現したフェイズシフターで、「これぞフェイザー」ともいえる王道なサウンドが特徴。
1ノブ仕様ということもあって、誰でもカンタンにフェイズサウンドを微調整することができ、エレキギター初心者にもうってつけとも言える作りです。
RateダイヤルとToneスイッチを使いこなすことで、より繊細なサウンドメイクが可能になります。
BOSS「PH-3(Phase Shifter)」
7種類のサウンドメイクを可能とする、定番フェイザーペダル。
世界初の新フェイズ・エフェクト”RISE/FALL”が搭載されており、ハードな上昇・下降エフェクトを堪能することができます。
また、外部ペダルによるテンポ入力が可能なため、曲間でのエフェクト設定もラクチン。
やや独創的なフェイザーですが、しっかりとエフェクトがかかってくれるため、「フェイザーの効果を学びたい!」という初心者さんにもおすすめです。
フランジャー
ムーアー 「Micro Series アナログフランジャー E-lady」
アマゾン評価数が2,000を超える、超人気のフランジャーペダル。
緩やかなサウンドからハードなジェットサウンドまで、さまざまな音を作り出すことが可能なアイテムです。
一般的なフランジャーはやや高価なことも多いですが、本機はアンダー¥10,000で購入できます。
「フランジャーをアクセントとして使いたいけど、”ガチ”なやつはちょっと…」という人におすすめ!
MXR「M152 MICRO FLANGER」
クラシック感が漂うデザイン性と、多彩なフランジングエフェクトを可能とするペダル。
80年代にリリースされたアテイムですが、今もなお沢山のアーティストに愛用されています。
2つのノブで「スピード、エフェクトのかかり具合を調整する」というシンプルな操作感なので、初心者であっても使い勝手がいいといえます。
歪み系ペダルと組み合わせることで、ハイインパクトなジェットサウンドを作り出すことが可能です。
ワウペダル
ジムダンロップ 「GCB-95 CRYBABY WAH WAH」
ワウペダルの定番中の定番。「これがワウペダルだ!」ともいえる、超スタンダードなエフェクターです。
踏めばON、もう一度踏めばOFFに…というシンプルな操作性でありながらも、上質なワウサンドを堪能することができる名機。
世界中のトップギタリストから一般の方まで、おおくの人に愛用されている「キング・オブ・ワウペダル」。
ワウペダルを持っていない人なら、まずココから!
ジムダンロップ「CBM95 Crybaby Mini Wah」
前述した「GCB-95」をコンパクトサイズにしたモデル。
本家のサウンドはそのままに、ワウペダルならではのユニークで軽快なサウンドを味わうことができます。
底面にはフラットなラバーシートが採用されているため、エフェクターボードにも組み込みやすいといえるでしょう。
「ワウペダルがほしいけど、エフェクターボードが小さいから入らない」という人はこちらもおすすめ!
VOX「V845」
ロック黎明期より世界中のギタリストに使われてきた、ヴォックス「V845」。
「これぞワウ・サウンド!」ともいえるスタンダードなエフェクト効果は、いまもなお多くのギタリストを虜にしています。
ワウペダルというと前述した「クライベイビー」が有名ですが、本機はコアな音楽ファンに愛されている「知る人ぞ知るワウ」といった感じのアイテム。
デザイン性も1960年代の外装を踏襲してあるため、クラシカルなムードを楽しみたい人におすすめです。
イコライザー
BOSS「GE-7」
世界中のギタリストに愛用されている、定番のイコライザーペダル。
サウンドメイクはもちろん、ノイズカットやハウリング対策にも使われるアイテムです。
ギターソロ時のブースターとして使ってもいいですし、サウンド作りのベースとしても使いやすいペダルですね。
スタジオやライブハウスなどのアンプが劣化していて使い物にならないときは、微調整として本機を使うとイイカンジで音を作れます。
ワーミーペダル
デジテック「Whammy DT」
ワーミーペダルといえばコレ!
デジテック「ワーミーDT」は、旧モデルにはなかったトゥルーバイパスや、ドロップチューニングエフェクトが採用されています。
旧モデルは音痩せやノイズが気になりやすいものでしたが、本機ではそのようなデメリットが払拭され、かなり使いやすくなった印象です。
テクニカルな飛び道具として、また曲中でのアクセントとして。
デジテック「ワーミーDT」は、ギタリストの数だけ使い方があるエフェクターだといえるでしょう。
【初心者向けエフェクター40選】知識ゼロでも失敗しないエフェクターの選び方&買うべきマストアイテム|まとめ
僕の20年以上の音楽キャリアをもとにしつつ、エレキギター初心者さんに向けた「エフェクターの選び方&おすすめエフェクター40選」を紹介してみました。
エフェクターペダルは種類がたくさんあって迷いがち。
しかし、「用途、効果」さえしっかり理解しておけば、購入で大きな失敗はしないハズ…!
どのエフェクターを選べばいいか迷ったときは、本記事を参考にしていただけると幸いです。
【こちらもお役に立つかもしれません】