「ワームでしか釣ったことがない。ハードルアーは釣れないから難しい」
「ハードルアーが苦手で、ついついワームに手が伸びてしまう…」
「この釣り場はハードルアーで釣れない釣り場だ!ムリゲー!」
僕が初心者だった頃、上記のような悩みを抱えていました。
しかし、たった2点を意識するだけでハードルアーでも釣れるようになり、苦手意識を克服することができたのです。
どれだけスレたフィールドでも、”2つのこと”を意識するだけでハードルアーで釣ることは可能です。
この記事では、「ハードルアーを使ってスレた魚を釣るための考え方」をシェアしていこうかと思います。
もくじ
【初心者向け】どれだけスレた野池でも、ハードルアーで釣ることは可能です
大事なのはたった2つの要素だけです
ハードルアーで激スレ野池のバスを釣るためには、以下の2点を意識することが重要です。
1:タイミング
2:アプローチ
これだけです。
たった2点ですが、意識するだけでも結果はかなり変わってきます。
「ハードルアーで釣れない!」と困っている場合は、ただ漠然と巻モノを投げてしまっている可能性が高いです。
まずは自分の行動を振り返ってみましょう。
「ハードルアーは釣れない」というマインドを変えるには、釣れないマインド(思考法)そのものを変えてあげる必要があります。
ハードルアーで釣れないとお悩みの方ほど、「釣れない人のマインド」を持ったまま釣りをしている場合があるので注意!
いつ捕食スイッチが入る?タイミングを見極める
ハードルアーを使ってスレたバスを釣るためには、「バスの捕食スイッチが入るのはいつか」を知ることが絶対条件。
●どの瞬間(天候・時間の変化など)にバスが口を使うのか
バスの活性が高まる瞬間を、通い込んで学びましょう。
アチラも生き物なので、いくらスレていたとしても、必ずどこかのタイミングで捕食活動を行っています。
「ルアーに食いつくほどテンションが高くなっているタイミングはいつか?」
「どんなタイミングで捕食を行っているのか」
通い込んで上記2点を学んでいくことで、ハードルアーでも釣れるようになります。
●今この瞬間は、バスがルアーを食うタイミングなのか?
上記を知るためにも、ただ漠然とハードルアーを巻きまくるのではなく、まずは以下のようなことを考えながら釣りをしてみてください。
【ルアーを食うタイミングはいつ?】
●天候が荒れた瞬間なのか、穏やかになったときなのか。
●風が強く吹いたときなのか。
●雨が降った時なのか、止んだときなのか。
●朝・夕方のマズメ時なのか。
などなど、天候や時間帯を意識しながら釣りをすることが重要です。
タイミングとアプローチさえ合っていれば、意外と呆気なく食ってきてしまいます。
タイミングとアプローチが噛み合うと、「え?こんな呆気なく簡単に釣れちゃうの?これまでの苦労はなんだったの?」と言いたくなるような釣れ方になるので、ぜひその瞬間を体験してみてほしいです。
ひたすら投げ続ければいい、というわけでもありません
「ハードルアーしか投げ込んでないのに釣れない。この釣り場はハードルアーじゃ釣れない釣り場なのかな…」
「めちゃくちゃ投げ込んでるのに全然釣れない…」
ハードルアーを投げ込んでいる人の中には、上記のようなことでお悩みの方もいるかと思います。僕自身もそうでした。
ただ単に、闇雲に「数打ちゃ当たる戦法」で投げていると釣れません。
考えながら投げることが大事です。
ハードルアーは、ただ漠然と投げているだけだと釣りにくいルアーです。
もちろん投げ込みは大事。
ですが、ただ数多く投げ続ければいいってもんでもない…という点にはくれぐれも注意しておきましょう。
上手い人ほどたくさん”考えながら・意識しながら”巻いている
ハードルアー、特に”巻モノ”と呼ばれるルアーの達人は、実に多くのことを考えながらマキマキしています。
例えば、一見、自分と同じようにスピナーベイトを投げているように見える人でも、以下のようなことを意識して投げていたりします。
【”アプローチ”ってこんなことを言います】
●釣り人の立ち位置
●ポイントに入る際の足音
●自分の影
●コース取り
●巻き取り速度
●カラー選択
●ブレードサイズ(アピール力選択)
●キャスト精度(弾道など)
●着水音の強弱
●ライン素材と太さの選択
●ロッドとリール、ラインのバランス
上手い人ほど事細かに意識しているんですね。
上記のような要素は、いわゆるアプローチなどと呼ばれ、上達するほど上記の精度が高くなります。
上記すべてを完璧に行う必要はありませんが、意識しているのとそうでないのでは、釣果に違いが生まれます。
ダイワのプロスタッフでありながら、人気ルアーメーカー「ボトムアップ」の代表を務める川村光太郎氏は、”アプローチ”について以下のように語っています。
■[不意打ち]を哲学する
「人気釣り場で、足音やルアーの着水音を抑えるのも、水中に自分の影を落とさないのも、バスに身構えさせてしまって、釣りを難しくしないためです。」
■ほかのアングラーと同じところに立たない
「バスは学習能力が高い魚です。普段アングラーしか通らない道を歩いてくるのはアングラーなわけで、その決まりきったルートから水中へ伝わってくる振動や水面に落ちる影は、間も無くルアーが飛んでくることをバスに報せて、身構えさせてしまいます。」
「釣りの準備前からすでに釣りは始まっている」と川村氏は語っており、釣り場に到着した際、車のドアも”半ドア”にして強い振動をバスに与えない…といった気遣いを持って釣りに臨んでいます。
上手いアングラーほど、ルアー選択”以外”の面にもこだわって釣りをしているのがわかります。
こんな場合は、ただ単にタイミングとアプローチを意識出来ていないのが理由だったりします(僕の失敗談でもあります)。
いつ、どこで、何をどうやって使うか。
これだけ意識すれば、スレている野池でもハードルアーで釣ることが可能です。
まずは、ブラックバスに歩み寄ろう。
通っている激スレ野池のバスは、普段どんな生活をしているのか学んでいきましょう。
彼らが、いつ、どこで、どんな時間(タイミング、天候)に、何を食べているのか。
まずはココを分析することから始めていきます。
例えば以下のような感じで。
●どんな形状の物体に反応しやすいのか。
●縦方向の動きと、横方向の動き、どちらに反応しやすいのか?
●速い方がいいのか、遅い方がいいのか。
●ルアーはデカい方がいいのか、小さい方がいいのか。
●派手な色のほうがいいのか、地味な色のほうがいいのか。
●どんな場所で餌を捕食しているのか?
どんな場所でルアーに食ってくることが多いのか?
どんな場所に魚たちが寄る傾向があるのか?
●そもそも、バスたちは何を食べているのか?
上記はあくまで一例なので、全てを考える必要はありません。
まずは、「考える・理解しようとする」というマインドを持ち、バスたちに歩み寄ろうとしながら釣りをする。
地道に通い込んで数をこなしていけば、上記のような要素は必ず理解できます。
バス釣りを始めた頃、1年間で1匹も釣れなかったド下手くその僕でも釣れるようになったのですから、あなたにもきっと出来ます。
まずは現場に着いたら、すぐにルアーを投げるのではなく、
「今この瞬間、バスたちはどこで何をしているのか。どんな生活をしているのか、何を求めているのか」
こんなことを考えながら、タイミングとアプローチを意識してみる。
これを重ねていくことで、「ただ闇雲に巻きまくる運ゲーの釣り」から、「バスに合わせた柔軟な巻き方」に釣り方を変えていくことができるようになるハズです。
まとめ:どれだけスレた野池バスでも、考えて感じながら釣りをすればハードルアーでも釣れるようになります
毎回の釣行で漠然と巻き続けるのではなく、考えながら・感じながら巻いてみることが大事です。
アッチも生き物なので、どれだけスレていても、どこかのタイミングで必ず捕食活動を行っています。
まずは通い込んで、どんなタイミングならルアーに食う確率が高いのかを学んでいきましょう。
タイミングを見極め、そしてどんなアプローチをとるのか。
これは野池だけでなく、琵琶湖や霞ヶ浦、ダムや河川、野池まで全てのフィールドに当てはまることだと僕は考えています。
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