バス釣り|初めての野池で投げるルアーは?選ぶべきルアー「2つの条件」 / プラクティス中に使うルアー

以前、某県の野池郡を巡ったことがあります。

経験を重ねるにつれ、「初めての野池で投げるべきルアー」というものがわかり、釣果を伸ばすことができた…という体験をしました。

ということで、当記事では『初めての野池で投げるルアー』をシェアしたいと思います。

バス釣り|初めての野池で投げるルアーは?選ぶべきルアーの条件は2つ

おもな条件は、以下のとおりです。

初めての野池で投げるルアーの条件2つ

1:根がかりの少ないルアーを使う

2:アピール力は「強すぎず・弱すぎず」なものを使う

具体的なルアー名をあげるとするなら…

バス釣りで野池巡りをするときは、下記のルアーを持っていくといいでしょう。

 

【ハードルアー】

●スピナーベイト(1/4~1/2oz)
●クランクベイト(1/4~1/2oz)
●ガード付きチャターベイト(3/8oz)
●トップウォータープラグ(ポッパー、ペンシルベイト、羽根モノなど)

 

【ワーミング】

●ラバージグ(1/4~3/8oz)
→トレーラーは~3.8インチくらいのコンパクトなものがGOOD
●テキサスリグ・リーダーレスダウンショットリグ(シンカーは5~10g)
→ホッグワーム3~4インチくらい

 

【フィネス系】

●ノーシンカーリグ、スナッグレスネコリグ、ジグヘッドワッキー
→ストレートワーム4~5.5インチ

「引っかからないもの」と「数釣り・デカバス両対応するもの」の2つを兼ね備えているルアーを使うのが◎

1:根がかりの少ないルアーを使う

初めての野池でバス釣りをするときは、フィールドの情報がない状態からスタートすることになります。

そのため、「場を荒らさず、ポイントと魚の様子をみることができるルアー」を選ぶのがキホンです。

引っかかりやすいルアーを使うと場を荒らしてしまい、バスに警戒心をあたえやすくなるので、まずは引っかからないルアーを選びましょう。

フック剥きだし系ルアーは初場所には向かない

初めての野池でサーチ的に釣りをするときは、バイブレーションなどのフック剥き出し系ルアーは控えたいです。

たとえば、バイブレーションプラグはサーチ速度や遠投性にすぐれますが、その一方で「根がかりに弱い」というデメリットも。

バイブレーションは沖などを探るには便利です。しかし、ボトムになにがあるかわからない状況で投入すべきではありません。
根掛かって場を荒らすリスクもあがり、一発KO!になりがち…。

沖の深場(ボトム)をスピーディに探るなら、キャロライナリグや重めのスピナーベイトなどを使いたい。

●初場所を探るのに優秀すぎる「スピナーベイト」「ラバージグ」

はじめての野池でバス釣りをするなら、スピナーベイトやラバージグなどの根がかりしにくいルアーを投げたいところ。

スピナーベイトなら根がかりを回避しつつ、初場所を調べることが可能です。
O.S.P「ハイピッチャー」などのコンパクト系スピナーベイトなら、小バスとデカバスどちらのバイトも取れるので使いやすいです。

また、ラバージグならボトムからカバーの中まで探ることができるので、サーチルアーとして優秀です。
3/8oz(10g)以下のライトウエイト系ラバージグはサーチに使いやすいですね。

野池巡りにおいて、スピナーベイトなどをはじめとする『引っかからないルアーを使う』というのは大切なことです。

根がかりのリスクを減らすテクニックは、以下の記事でも紹介しています。お役立てください。

●O.S.P「ハイピッチャー」

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2:アピール力は「強すぎず・弱すぎず」なものを使う

初めての野池でバス釣りをするときは、引っかからないルアーを使うのが基本だと前述しました。

しかし、引っかからなければなんでもいいかというと、そういうワケでもありません。

根がかりの少ないルアーをえらんだあとは、アピール力やボリューム感を調整したいところです。

まずはバスの状態(スレ度、サイズ)を調べたい

初めての野池で釣りをするときは、どんなバスを相手にするのか定かではないです。

たとえば、スレているのかそうでないのか、小バスしかいないのかデカバスが多いのか(アベレージが大きい)…など、バスの情報が見えていないときがほとんど。

ルアーのボリューム感によって、小バスのバイトを退けてしまうこともあるので注意したいところです。

●スピナベならなんでもいいかというと、そうでもない

(写真上から、ノリーズ「ディーパーレンジ1/2oz」、ウォーターランド「エンジェルスピナーベイト」)

おなじ”スピナーベイト”であっても、モデルによってアピール力やボリューム感が変わります。

小バスが多い野池にもかからわず、1/2ozのフルサイズスピナーベイトやデカいラバージグなどボリューム感のあるルアーを投げても反応を得られにくいです。

よほどの活性がないかぎり、あるいはルアーにまったくスレていない天国のような野池でないかぎりは、いきなりハイアピールなルアーを投入すべきではありません。

小規模の野池では、開幕でハイボリュームなルアーを投げ込んでしまうと一気にバスに警戒されます。
博打でいきなり投げ込むというテクニックもありますが、プラクティス中は控えたほうがいいでしょう。

初めての野池でサーチ的にバス釣りをおこなうときは、小バス・デカバスどちらのバイトも取れるようなルアーを使いたい。

初めての野池で使える「サーチベイト」 / プラクティス中に使うルアー

初めての野池で試験的にバス釣りをおこなうときは、「引っかからないルアーを使う」「小バス・デカバス両対応のボリューム感をえらぶ」の2つがキモだと紹介しました。

具体的な例としては、バスプロたちのセッティングが役に立ちます。

(ダイワ「カバージグSS6g×スティーズホグ3.6」)

たとえば川村光大郎氏の場合、パイロットルアーとして「6gラバージグ×3.6インチホッグワーム」を使っています。

以下、川村氏の著書「バスフィッシング・ボトムアップアプローチ」より、サーチベイトについて語っている部分の引用です。

スナッグレスネコを使いだす以前は、サーチも食わせも利き、カバーを撃ててオープンウォーターでは横に引いても釣れるルアーとして、軽いセミフットボールジグにアンクルジョッシュのジャンボフロッグやドライブクロー3inをセットしたものを使っていました。

とくにエリアを新規開拓するときは、ドンドン動いて、1回通った場所に戻るつもりも時間もないので、バスがいたらそのときに確実に食ってくるルアーとしてジグを信頼していました。

(引用:「バスフィッシング・ボトムアップアプローチ」120頁より

上記のセッティングだと、根がかりを避けられつつも、小バスからデカバスまでバイトを取りやすい。

同著では、同時に「ジグの出番は減り、スナッグレスネコがメインになった」とも語っており、サーチベイトへのこだわりを垣間見ることができます。

また、O.S.P代表の並木敏成氏は、サーチベイトとして「フットボールジグ×シャッドテールワーム3インチ」という組み合わせを活用しています。

以下、並木氏の著書「並木敏成のThis is バスルアー」より、サーチ用としてのフットボールジグについての引用です。

【This is パイロットルアー!】ゼロスリーハンツ・ストロング(9g)+ドライブシャッド3.5in

野池から霞ヶ浦水系や利根川、亀山湖に相模湖、西日本の巨大リザーバーまで、どこへ行くときもぜったいに外せないセッティング。

7gだとスローになりすぎたりカバー貫通力が落ちるし、11gはフォールが速すぎたりスタック率が増す。「9g」というウエイトが重要なのだ

(引用:「並木敏成のThis is バスルアー」27頁より

くわえて、元TOP50プロの青木大介氏は、サーチ中(プラクティス中)のルアーにスピナーベイトとテキサスリグを使っています。

トーナメンターは試合中にフィネスワームばかり投げているイメージを持つ人もいらっしゃるかと思いますが、実はプラクティス中は巻いて・撃ってのスタンダードな釣りもおこなったりする。

初場所でのバス釣りやプラクティス中は、根がかりしにくくある程度のアピール力があり、小バスとデカバス両方のバイトを誘えるルアーを使うのがキホンだといえるでしょう

 
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【バス釣り】初めての野池で投げるルアー|まとめ

野池のバス釣りにおいて、初めて投げるルアーというのは大切なポイントです。

根がかりやすいものをブチ込んでしまうと、根がかるリスクが増すばかりでなく、せっかくのポイントを荒らしてしまいやすいです。

また、いきなりハイアピールなルアーを投げると、その野池にバスがいるかどうかすら見極められなくなるので、アピール力・ボリューム感も注意したいところです。

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