【初心者向け】管理釣り場(エリアトラウト)のはじめかた&必要な道具・おすすめの釣り場・おすすめルアー

ルアーフィッシングがオフシーズンに入ると、釣り人たちは退屈な時間をすごしがち…。

そんなときは、トラウトの管理釣り場(エリアトラウト)がおすすめ!

12~2月の厳寒期でもめっちゃ楽しめます!(^ ^)

もくじ

オフシーズンでも楽しめる「エリアトラウト(管理釣り場)」。めっちゃ面白い!

「エリアトラウト」とは、ニジマスなどのマス類を釣ることが楽しめる釣り堀・管理釣り場のこと。

養殖されたマスたちが放たれ、指定されたエリアにてルアーフィッシングを楽しむことができるのが特徴です。

それぞれの釣り堀は「ポンド」とも呼ばれ、その環境やレギュレーション(ルール)はさまざま。

大きなマスを狙えるポンドや、数釣りを楽しめるポンド、釣ったらその場で食べることができるポンド…などなど、多彩な楽しみかたができます。

入場料はかかりますが、ほぼ確実に釣れるということもあって、小さなお子様や女性などのルアー釣り初心者にも取っ付きやすいのがGOOD。

エリアトラウト(管釣り)の魅力・メリット

だれでも手軽に楽しめる、エリアトラウト・管釣り。その魅力はどんなところにあるのでしょうか。

筆者が実際に体験してみて思ったことは、以下のようなものです。

●自然環境ではなかなか釣れない大きなトラウトを釣ることができる

●ボウズの心配がない

●釣ったあとに食べられる

●釣りがウマくなる

ボウズなし、食べられる、癒しの空間!

釣り場のおおくは山間部にあります。

そのため、とにかく空気が綺麗!日々の疲れが癒やされます。

また、料金を支払って入場することが前提であるためなのか、捨てゴミがなかったり、モラル・マナーを身につけたアングラーが多かったりと、ロケーションの良さも魅力のひとつ。

さらに、ボウズ(1匹も釣れない)ということはほぼありません。

サクっと3時間だけ入って、数本釣って終了〜(しかも持ち帰って食べられる)というカジュアルさも魅力!

トラウトの管釣りは、バスアングラーにとっての休息の地

僕は普段はバス釣りを楽しんでいるのですが、バス釣りは「魚を探して!追っかけて!なんとか食わせて1本!」というストイックな釣りになりがち…。

トラウトの管釣りの場合は、そもそも魚を探さなくてもいいし、確実に目の前にいるので、「どう食わせるか」だけ考えればいいので、気疲れしにくい。

そのため、トラウトの管釣りをするとめっちゃ安らぐんですよね〜(笑)( ^ω^ )

釣りが超ウマくなる!?トラウトの管理釣り場

トラウトの管釣りをやると、釣りが上達します。

バス釣りやシーバス釣りは1本釣るまでが大変なので、魚とのファイトが上達しにくいのがネック。

しかし、トラウトの管理釣り場はバイト数(アタリの数)が多いため、放っておいても魚とのやりとりが上達します。

※長時間のファイトは周りの人の迷惑になることもあるので、お祭り(ほかの人とラインが絡まるトラブル)や場荒れ(魚が警戒する)をふせぐという意味でも、周囲に気を配りつつ行いましょう。

また、トラウトの管釣りを通して、以下のようなメリットも体感できます。

トラウトの管釣りで得られるメリット

●魚とのファイトが飛躍的に上達する

●ルアーローテーションとカラーの大切さを学べる

●リールのハンドリングが上達する

●ルアーのレンジキープ力とタナ意識が上達する

トラウトの管釣りは、スプーンを一定の水深で同じスピードで使うのが基本。

たとえば、バス・シーバス釣りでの「巻物(ハードルアー)」でもそのスキルを応用できるため、管釣りはルアーフィッシングの上達にも役立ってくれるのがうれしい。

トラウトの管理釣り場初心者。揃えたいタックル

トラウトの管釣り初心者が揃えるべきタックルは?

「よく釣れて食べられる、癒やされる、ルアーフィッシングが上達する」の3拍子が揃った、トラウトの管釣り。

では、どんなタックルを揃えればはじめられるのでしょうか。

トラウトの管釣り初心者に必要なタックルをおおまかにお伝えすると、以下のようなものになります。

管釣り初心者が揃えるべき道具

リール:2000番クラスのスピニングリール

ロッド:6フィート前後のSUL(スーパーウルトラライト)パワーロッド

ライン:ナイロン4ポンド

トラウトの管釣り用リール:2000番クラスのスピニングリール

トラウトの釣り堀では遠投しないため、ラインの糸巻き量は少なくてOKです。

また、扱うルアーが2g前後のライトルアーが中心になるので、ラインキャパとパワーは少なくても大丈夫です。

なので、必然的にリールのサイズは小さいものがベストになります。

スピニングリールなら2000番クラスですね。

アジングやメバリングで使っているリールがあるなら、そのまま使いまわせます(^ ^)v

トラウトの管釣り用ロッド:6フィート前後のSULパワー

基本は「6フィート前後のSUL(スーパーウルトラライト)」です。

トラウトの管釣り初心者さんは、マイクロスプーンで数を釣ってスタートすると、ほぼ確実に釣れるので楽しめます。

マイクロスプーンは1~2gと非常に軽いため、それを快適に投げるためにもSULクラスの柔らかいロッドパワーを選びましょう。

1~2g前後のマイクロスプーンを投げるなら、SUL(スーパーウルトラライト)が定番

ハードルアーを多用したり、もうちょい大きなスプーンを使って大物を狙うならUL(ウルトラライト)がいいでしょう。

デカいスプーンだとスレたトラウトの食いが悪いので、1.8gくらいのスプーンを使ったほうが手堅く1本釣ることができます。初心者はSUL一択でもいいかと思います。

補足:ロッド長はロッドは釣り場の環境に合わせて選びたい

長さ(レングス)選びには慎重になりたいところ。

ロッドは長いほどルアーを遠くまで飛ばせます。短いものは細かい操作性とキャストのしやすさにすぐれます。

ロッド長えらびは、たとえばポンドの大きさに合わせると失敗しにくいです。

たとえば、小規模なら5.6~6フィート、中規模なら6~6.6、中・大規模なら6.6前後…といったカンジで。

ロッドが長いと対岸まで届いてしまったり、周囲の人にロッドをぶつけるリスクも生まれやすいため、とりあえず6フィート程度のものを選ぶといいでしょう。

トラウトの管釣り用ライン:ナイロン4ポンド

基本はナイロン4ポンドになります。

冬にトラウトの管理釣り場をやるときは、ロッドのガイドが凍ってしまうこともあります。

フロロカーボンやPEだと擦れてしまい、ライン切れなどのトラブルもうまれやすいです。

そのため、初心者さんはナイロン4ポンドを基本と考えると失敗しにくいです。

トラウトの管釣り用ルアー

おすすめのルアーは人によって意見が違いますので、ここでは僕の体験談をベースに紹介します。

僕がトラウトの管釣りガチ初心者だったころ、以下の2つのルアーに助けられました。

●ニョロニョロ系ルアー

●1.8gのマイクロスプーン

僕は関東の激戦区のトラウトポンドに通っているのですが、おおくの魚たちはルアーにスレているため、デカいルアーだと食わせにくかったです。

3g以上の大きなスプーンや、チビクランクなども使ってみたものの、食いがいいのはやっぱり上記2つ。

トラウト初心者さんの場合は、まずは上記2のルアーを揃えてみてはいかがでしょうか。これだけでも十分釣りになります( ^ω^ )

おすすめカラーは、カラシ、オリーブグリーン、チャート・ピンクです。

マイクロスプーンなら「カラシ」は絶対に持っていたほうがいいですぞ。

>>おすすめの管釣り用ルアーは後述にて紹介しています

トラウトの管理釣り場デビューにおすすめフィールド2選

この項目では、筆者がおすすめしたいトラウトの管理釣り場を2つ紹介します。

「はじめてのトラウトの管釣り。最初のポンドはどこがいいのかな」と迷っている人のお役に立つとうれしいです。

開成水辺フォレストスプリングス

関東の小田原市に位置する、「開成水辺フォレストスプリングス」。

ややスレたトラウトが多いものの、釣れる魚のアベレージがデカいのが魅力です。

ガチ初心者だった僕でも60cmオーバーを釣ることができました。

食い気が高まるタイミングと場所がはっきりしているので、そこさえ外さなければ初心者でも釣ることが可能です。

開成水辺フォレストスプリングスはロケーションが最高!

ときおり通る電車の音と、澄んだ空気に包まれたのどかな風景…癒やされます(^ ^)

開成水辺フォレストスプリングスはご飯が美味い!

開成水辺フォレストスプリングスのマスカレー。めっちゃうまい…。

生姜焼き定食。うまい…(^ ^)

開成水辺フォレストスプリングスはメシが美味い!

開成水辺フォレストスプリングスの料金・ルールなど

開成水辺フォレストスプリングスの詳しいルールやデータは、以下のとおりです。

以下、開成水辺フォレストスプリングス公式サイトより、データの引用↓

営業時間

6月〜9月 7:00〜18:00
10月〜5月 7:00〜17:00
※魚さばき場は営業時間内でご利用下さい。営業終了後は使用出来ません。

フィッシングライセンス料金

大人 小学生以下 お持ち帰り尾数
一日券 5,000円 2,500円 5尾まで
AM券 4,000円 2,000円 3尾まで
PM券 4,000円 2,000円
3時間券 3,000円 1,500円 1尾まで
親子券 6,000円 2人合計
10尾まで
カップル券 9,000円
一日券
回数券
25,000円 (1日券5枚つづり購入毎に1枚無料サービス!)
小学生の魚のお持ち帰り尾数は1日券で5尾までです。

>>開成水辺フォレストスプリングス公式サイトはこちら

FISH ON!王禅寺

タックルベリーが運営するトラウトの管理釣り場、「FISH ON!王禅寺」もおすすめのポンドのひとつ。

アベレージサイズこそ小さいものの、数を釣るならここが楽しめます。管釣りガチ初心者におすすめ!

数を釣るポンドと、デカい魚を狙う用のポンドがわかれているのが楽しい。

また、ポンド近くに車を横付けできるのも便利ですね。

さらに、平日割り引きや、タックルベリーで事前購入すると安くなったりなど、リーズナブルな価格で楽しめちゃうポンドとなっています。

レストランのカツカレー。美味い!

「FISH ON!王禅寺」の料金

以下、「FISH ON!王禅寺」のデータ引用になります↓

bullet営業時間
時期 4月~10月 11月~3月
平日 6:00~21:30 6:00~21:30
土日祝日 5:30~21:30 6:00~21:30
定休日 なし

>>FISH ON!王禅寺の公式サイトはこちら

はじめてのトラウトの管釣り、初心者がまず1本を釣るためのコツは?

この項目では、僕がトラウトの管釣りガチ初心者だったころの体験談をもとにした、「初心者が最初の1本を釣るためのコツ」を紹介します。

管釣り初心者が気をつけたいポイントは、以下の部分です。

●メディアプロ・有名人の話を鵜呑みにしすぎない

●まずは有名・必釣・定番のルアーを使う

●防寒対策をしっかり行う

メディアプロ・有名人の話を鵜呑みにしすぎない

近年はインターネットで手軽に情報を得られるようになりました。

そのため、欲しい情報をいつでもみられると同時に、参考にしなくていいものまで目に入ってしまう…というデメリットもうまれやすいです。

いまのルアーフィッシング業界は、初心者さんが手を出すべきではない難しいテクニックで溢れかえっているため、手を出しすぎるとかえって釣れなくなることもあります。

メディアプロやユーチューバーなどの情報は、とりあえずちょっと参考にするくらいの意識でいたいところ。

もっとも確実なのは、通うフィールドのスタッフに聞くことと、このブログを参考にしてもうことです(笑)

手堅く釣るなら、やっぱりマイクロスプーン

具体的な名前はあげませんが、某有名アングラーは「トラウトの管釣りにはデカいスプーンを使え!」といっています。

僕自身もそれを鵜呑みにしてデカめのスプーンを投げまくったものの、ボウズの日々…なんていう苦しい経験も…(笑)

そこで、ポンドの店員さんに「1.5gくらいのマイクロスプーンを使ってみてください」とアドバイスをもらったところ、速攻で1本釣れました (^^;)

有名人のいっていることは、ポンドの特徴や個人のレベルによって差がでるところもあります。あとは事前にプロ用の放流があるかどうか。

素人アングラーは放流後にあたることは少なく、スレたトラウトを相手にすることが前提になるため、かならずしも有名人のいっていることが当てはまるわけでもない。

フィールドのスタッフさんにどんなルアーを使えばいいのか、前もって聞いてみると確実だと思います。

それぞれのポンドには魚に癖があったり、ローカルテクなどもあるので、釣行前に電話などで「初心者なんですが、どんなルアーを使えば釣れますか?」と問いあわせるのもいいでしょう。

定番のルアーを使う

僕がガチ初心者だったころ、さまざまな釣具屋スタッフさんやポンドスタッフさんが口を揃えて言ったことがあります。

それは「ニョロニョロ系とマイクロスプーンは持っておくべし」というものです。

初心者はとりあえず人気・定番のルアーをかならず揃えておくべし!です。

何度でもいいます。ニョロニョロとマイクロスプーンは絶対です。

たとえばコレです↓

これ、マジでめっちゃ釣れます。

ただ、ラインがヨレるので、釣りガチ初心者はライン処理に困るかもしれません。

あとは、マイクロスプーン。

2g以下くらいの小型スプーンがいいカンジ。

6フィートのSULだと、2g前後が扱いやすいですね。個人的には1.5~1.8gがもっともバランスが良いと思っています。

水深やコンディションなどにもよるかとは思いますが、3g以上の大きなスプーンはスレた管釣り場では難しい印象…。

ニョロニョロとマイクロスプーンの2つあればOKです。

あまり無駄に買いまくると、かえってルアー選びで迷ってしまいやすいので注意したいところ。

防寒対策は必須

12~2月くらいの冬にトラウトの管釣りをするなら、防寒対策はしっかりと行いたいところです。

とくに、1~2月は防寒対策をおこなわないと、かなりキツイです。

寒いと釣りをする気力がなくなり、集中力も削がれてしまい、結果、釣れない…という負のループに陥ることもあります。

ブルブル震えながらルアーを投げ続けるのは、修行以外のなにものでもないっす。

防寒対策をしっかり行うことで、釣果ものびやすかったです。

 

トラウトの管釣りデビューにおすすめのルアー

この項目では、トラウトの管釣りデビューをしたい人におすすめのルアーを紹介!

といっても2つしかありません。

ザクトクラフト「セニョールトルネード」

トラウトの管釣りデビューするなら、絶対に持っておきたい神ルアー。

飛距離こそ出ないものの、射程距離内のサカナなら躊躇なく食わせることができます。

あまりにも釣れすぎるので、釣り場によっては禁止されていることもあります。

口コミ
口コミ
口コミ
とにかく釣れます。カウント、巻くスピードをしっかり合わせれば連投ヒットも良くあります。
それでなくてもかなりの集魚力です。本当によくできたルアーです。

(引用:Amazon

口コミ
口コミ
評判に違わぬ釣果が出せるルアーです。
初めてのエリアトラウトで不安でしたが、無事釣れました。
禁止エリアもあるので、レギュレーションの確認は忘れずに

(引用:Amazon

シマノ「カーディフ エリアスプーン ロールスイマー」

6フィートのSULでマイクロスプーンを使うなら、まずはコレがおすすめです。

2gだと食わない、1gだと投げにくい…というビミョーな塩梅のときに使い勝手がいいですね。

サーチルアーとして非常にバランスがよいと感じます。

飛距離も出るし、食わせ能力にもすぐれている。

まずはロールスイマー2g前後を、「カラシ・グリーン・派手系」カラーの3つを揃えたい。

口コミ
口コミ
口コミ
ふわとろ」以来、SHIMANOのルアーには絶対的な信頼を寄せてます。
このスプーンも管理釣り場で使用し、2投目でレインボー・60UPを連れて帰ってきました。

(引用:Amazon

口コミ
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軽いけど飛びますね。小型のトラウトが良く追ってきました、軽いですが重さの割にはよく飛びますね

(引用:Amazon

スプーンのおすすめ神カラーは?

前述しましたが、個人的に「このカラーめっちゃ釣れるな」と思っているのは、以下のカラーです。

●カラシ

●グリーン

●チャート・ピンク系(派手系)

難しいことはわかりませんが、なぜかカラシカラーがよく釣れるんですよね。なぜだろう。

そういえば、釣具店のスタッフさんも「カラシめっちゃいいっすよ^^」といっていました。なぜだろう。

グリーン系は自然系カラーとして持っておきたいです。

カラシだと飽きられた、でもチャートだと見切られる…というタフなときはグリーン。

アクセントとして、ド派手系を。ピンクでもチャートでもなんでもいいと思います。

>>アマゾンで「ロールスイマー カラシ」で検索してみる

【初心者向け】管理釣り場(エリアトラウト)のはじめかた&おすすめの釣り場|まとめ

エリアトラウトの管理釣り場をスタートさせるために知っておきたいことを、僕の体験談と一般論をもとにしつつ紹介してみました。

ライトタックルとマイクロスプーン・ニョロニョロさえあれば、誰でも管釣りをはじめることができます。

ルアーフィッシング初心者でも楽しめるので、オフシーズンはトラウトの管釣りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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