【噂の眞相】レイドジャパンのロッドは「折れる」? 4年使ってみて痛感したこと

レイドジャパンのバスロッドを4年ほど使ってみた。

数年前までは「レイドジャパンのロッドは折れるから危険」なんていう噂もあったが、興味本位で買ってみた。

レイドロッドを使い続けてかれこれ4年が経っていたので、感想などをインプレしてみる。

レイドジャパンのロッドは「折れる」?4年使ってみて思った本音

僕が使ったのは、「グラディエーターアンチ」シリーズと、「グラディエーターマキシマム」シリーズ

「グラディエーターアンチ」は『誰でも扱いやすいバスロッドを低価格で!』がコンセプトで、価格的にはミドルクラスに入る。

「グラディエーターマキシマム」は「専用・特化型の尖ったロッドを、ハイクオリティな作りで!』がコンセプトで、価格的には上位モデル・フラッグシップモデルに入る。

最近は評価を得ているレイドジャパンロッドだが、初期モデルである「グラディエーター」はビミョーな噂もあった。

いまではラインナップから外されいるため確認することができない。

レイドファンからも危険視されていたレイドロッド

いまでは同メーカーのバスロッドは入手困難になることもあるほど人気だ。

しかし、数年ほど前までは「レイドジャパンのロッドは折れるからやめとけw」なんていう悪評が目立っていた。

僕の知り合いに熱心なレイドファンがいるのだが、彼すらも「さすがにレイドのロッドは買わないw折れるべw」というほど”アレなウワサ”が広がっているようだ。

僕自身も、当時は新進気鋭のメーカーであったレイドジャパンのロッドを買うのはリスキーだと思っていた。ということもあり、ノリーズ「ロードランナー」やキスラーロッドなどを使っていた。

しかし、いかんせんレイドのロッドはビジュアルがかっこいい。かなり気になっていたことは事実。ただ、値段が高いのがネックだった。

ロードランナーも高いけど、新たなメーカーの悪評高い高級ロッドを買うのは気が引ける。

そんなときに発売されたのが「グラディエーターアンチ」。

価格的には¥30,000ほどで、これなら手を出してもいいのかなと思えた。

そこで、とりあえず6.10フィートのミディアムパワーロッド”ジョーカー”を買ってみたのだ、これが結構よかった。

わりと普通に使えますやん

荒く扱ってしまうと折れるのでは…ガクブル…などと震えながら使い続けてみたのもの、折れる気配はない。

遠投性能にもすぐれるし、感度もそこそこいい。

バット周りのデザインもいいし、グリップシェイプも馴染みやすい。

結構いいじゃん…などと思い、6.10フィートMHパワーの”バルトロ”も購入することに。

バルトロは汎用性にすぐれたミディアムヘビーロッドなのだが、こちらもなかなか良いカンジだった。

ただ、ロードランナーなどのもっちり系ロッドを好む僕からすると、ジョーカーとバルトロ、どちらもやや硬くてシャッキリとしたフィーリング。

使いこんでいくにつれ、「なんだか硬いかも…?」という印象が自分のなかで強くなっていった。

最終的にはロードランナーに戻ったのだが、ある日、レイドジャパンから気になるロッドが発売された。

グラディエーターマキシマム「ザ・マックス」である。

もっちり系ロッドが発売されはじめた

グラディエーターマキシマム「ザ・マックス」は、穂先にソリッドティップを採用したモデル。

たまたま店頭に置いてあったので触ってみると、これがまた良かった。

しなやかでよく曲がり、それでいてバット付近にパワーもある。もっちもちやぞ!

ロドランやアメリカンロッド好きな僕でもこれなら楽しめるんじゃないかと思い購入してみると、これが僕のなかでヒットした。かなり良い。

ウワサによると、レイドロッドの上位モデルはデ○ーノが絡んでいる…なんていう話もあったので、信頼性も◎(あくまで噂レベルなのでアテにしないでください)。

最近のレイドロッドはかなり”良い”

レイドジャパンのロッド作りの方向性は、「マキシマム”ザ・マックス”」くらいから変わってきたように思う。

72Hキングヘビー、74XHデヒューザー、72MHバルトロヒート2…などなど、もちっとしたブランクスを搭載するロッドが増えてきた。

キャストするときにしっかりと曲がり、感度も良好、しかも軽い。

ブランドネーム代をほかにすれば、一般的なバスロッドとしてのクオリティには不満はない。

少なくとも、「レイドのロッドは折れるw」なんていう印象はまったく感じない。メーカーの努力が窺える。ありがたや。

レイドジャパンのロッドは「折れる」?4年使ってみて思った本音|まとめ

正直なところ、同社のロッドに手を出すまえまでは、「さすがにレイドのロッドは…w」だとか「流行・人気メーカーのロッドなんてキッズ用でしょw」などと見下した態度をとっていたのがホンネだ。

しかし実際に使ってみると、その出来の良さに驚かされる。

それ以降、どのメーカーのロッドに対しても偏見の目がなくなり、「バスロッドは実際に振ってみるまではわからない」という学びを得ることができた。

僕はルーミスもキスラーもロドランも使うし、ゾディアスやブレイゾンも使うし、レイドのロッドも使う。

道具・メーカーに優劣などは存在しない。自分が「コレいいな!使ってみたいな!」と思えるものを使うのがベストだ。

価格やスペックはあまりアテにならない。「高級ロッドよりもエントリーモデルのほうが使いやすいんだけど…」なんていう体験は腐るほどあった。すべてはアングラーの実体験次第である。

ネット上のウワサをそのまま鵜呑みにするのではなく、実際に自分のカラダを通して使ってみることが大事なのだと痛感した体験談だった。

「レイドジャパンのロッドが気になっているんだよね」という人は、グラディエーターアンチ以降のものなら購入しても問題ないと思う。

個人的には、「グラディエーターマキシマム”ザ・マックス” GX-70HC-ST」以降のロッド(キングヘビーとかヒート2とか)をおすすめしたい。初期のレイドロッドはややキンキンで硬い。

参考までに、以下にレイドロッドのインプレ記事をまとめておいた。よかったらこちらも参考にしてみてはいかがだろうか。

レイドジャパンのロッドに関する記事はこちら

●グラディエーターアンチシリーズ

●グラディエーターマキシマムシリーズ

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