ダイエットの天敵ともいえる「停滞期」。
月1回くらい、ひどい時だと2~3週に1回はおとずれる厄介なヤツですが、そんなときは「ハイカーボデイ(炭水化物ガッツリDAY)」を取り入れるのが有効だ、という体験談を書いていきます。
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もくじ
【体験談】3週間でマイナス2kg。ダイエットで停滞したけど、ハイカーボデイを取り入れたら痩せた
自分の体でいろいろとダイエットの人体実験したら太ってきたので、2021年3月14日からふたたびダイエットスタート。
途中、ダイエットが停滞したので、炭水化物をガッツリ食べる「ハイカーボデイ」を設けてみたのですが、約3週間でマイナス2kgくらい落ちました。
段階的には「身体の水分が抜けた、グリコーゲンが減少した」というものだと思われますが、かなりスムーズに進んでいる印象です。
炭水化物をガッツリ食べる「ハイカーボデイ」は、ダイエットの停滞期をクリアする有効なアプローチだと実感中。
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ローリスク・リターン多めな「ハイカーボデイ」
「ハイカーボデイ」などと書くと小難しく感じられるかもしれませんが、シンプルに表現すると「炭水化物を人並みに食べる日(戻す日)」となります。
巷では「チートデイ」などと言われることもあり、ダイエットに起こりやすい”停滞期”をクリアするためのテクニックとして有名です。
一般的なチートデイは「なんでもOK!」な荒技系なアプローチですが、『ハイカーボデイ』は炭水化物ガッツリな食事がメインとなり、食事量は適正カロリー内(体重維持カロリー内)で…という制限付き。
メンタル的な開放感はそこまで高くありませんが、ハイカーボデイは身体への負担やリスクが少ないのもメリットです。
チートデイは「カロリー摂取量を決めずに好きなだけ」という考えかたですが、ハイカーボデイは「カロリー摂取量の範囲内で、炭水化物多め(あるいは人並み)に摂る」という考えかたですね。
「ドカ食い系チートデイ」は”美味しいものゾンビ”になりやすくリスクも高い
チートデイは心のストレス解消になるのがメリットですが、何でもかんでもドカ食いしてしまうとリカバリーが大変で、元の身体に戻るまで3~4日くらいかかってしまう…というデメリットもあります。
しかも、一般的な”ドカ食い系チートデイ”は「脳から大量のドーパミン(快楽物質)が出る」というリスクがあり、翌日に「もっと美味しいもの食べたぁ〜い」といった感じの『美味いものを求めるゾンビ状態』になりがちです。
これって効率的とは言えないし、「体重増加&むくみ増加」のコンボは精神衛生上においてもよろしいとは言えません。
ハイカーボデイはローリスクな”ナチュラル志向”
しかし、ハイカーボデイなら身体や脳への負担が少なく、「炭水化物を食べてもオッケーだ!」とメンタルを解放しやすいんですよね。
炭水化物OKだからといって家系ラーメンマシマシはさすがにNGですが、「ごはん150gを250gに」とか「パスタ80gを150gに」みたいな調整なら問題ナシ!
たとえ翌日に体重が増えたとしても、適正カロリー内で食べたのであれば、2.3日すれば必ずもとに戻ってくれます。
また、ハイカーボデイはドーパミンを大量に発生させることもないので、「もっと美味しいもの食べたいゾンビ状態」になりにくいのもGOODです。
ハイカーボデイは、ローリスクでありながらリターンが多いテクニック。
チートデイと比べると身体への負担が少ないので、どちらかというと「ナチュラル志向」とも言えるアプローチだと僕は考えます。
ハイカーボデイは停滞期を打破するために必須かも
(2021年3月14日~4月2日の体重推移 by マイフィットネスパル)
今回僕が取り入れたハイカーボデイは、「カロリーは今まで通り(あるいは体重維持カロリー内)で、炭水化物を人並みに戻す。あるいはちょい多め」みたいな感じです。
言いかえると、ただ単に「ダイエット食から”フツー”に戻すだけ」なのですが、ダイエット中の停滞期をクリアするためのテクニックとしても有効だと感じました。
ハイカーボデイの一例として、僕のここ最近の食事メニューを書いておきます。上がダイエット食、下がハイカーボデイのメニューです。
【ダイエット中の食事メニュー】
朝:ごはん150g、味噌汁、納豆、ブロッコリー、牛乳、りんご
昼:とりもも肉50~100g、ごはん150g、サラダなど
夜:サバの味噌煮(280kcal)、ごはん150g、清汁、ブロッコリーなど
【ハイカーボデイの食事メニュー】
朝:ごはん250g、味噌汁、納豆、サラダ
昼:スパゲティ100g~150g、ブロッコリー
夜:ごはん180g、とりもも肉100g、ブロッコリーなど
夜に控えめな量になっているのは、ただ単に「食後に動かないから」です。
夕食後にスポーツジムなどに行くなら、夜も多めに摂ったほうがいいと思います。
痩せたいなら食え。ダイエット中の停滞期を乗り越えるなら「脳を騙す」
「ダイエット中のドカ食い後、翌日の身体を見たらなぜかスッキリしていた」というのはよくある話。
「食べれば痩せる」などという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、おそらく「脳が騙された」のが要因なのでは、と考えます。
●ダイエット中は、脳が身体に「緊急事態宣言」を発令する
脳は飢餓状態になると「エネルギーを体内に溜め込め!」という命令を出し、これ以上ダイエットをさせまいと指示します。
なので、そのままダイエットを続けても「少ない食事量で脂肪を溜め込もうとするカラダ」になってしまい、体重が減らない(停滞期がくる)…という負のループに陥ってしまいやすい。
これは「脳の恒常性」と呼ばれ、身体が死なないように脳が防衛してくれている反応です。
しかし、脳の恒常性がダイエットの停滞期にはジャマ者になるんですよね。
そこで、脳にたいして「もう緊急事態ではありませんよ。だから防衛システムを解除してくださいね。脂肪をおとしても大丈夫ですよ」という指示をおくるために、ハイカーボデイやチートデイをとる。
これが停滞期を乗り越えるキホン。
ダラダラと低カロリー食を続けたり、極端なカロリーカットのダイエットを続けていると、「少ない食事で太る身体」になりやすいので注意したいところ。
「痩せたいなら食え」という言葉を聞いたことがありますが、あながち間違いでもないのだなぁと感じます。
【体験談】3週間でマイナス2kg。ダイエットで停滞したけど、「炭水化物ガッツリDAY」を取り入れたら痩せた
ハイカーボデイは、低炭水化物ダイエットをしているときに有効なアプローチだと感じます。
ごはんを減らしてダイエットをすると”停滞期”も訪れやすいですが、そんなときはハイカーボデイを取り入れると、スムーズにダイエットが進むのだなぁと再確認した、という体験談でした。
●よりストレスなくダイエットを進めるなら
「ハイカーボデイ」はご飯がっつり食べてOKなチートテクニックですが、ダイエット時のストレスをより減らすなら、『スーパー大麦』などのアイテムを併用するのもおすすめです。
スーパー大麦は、ダイエット中に起こりがちな便秘をカンタンに解消してくれるので、ストレスも生まれにくいんですよね。
以下の記事でくわしく紹介しているので、よかったらコチラもお役立てください↓
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