最初に釣れた魚をアテにしないこと。
「朝イチに一発釣れたけど、その後が釣れない…」というパターンはよくある話。
「朝に釣った1匹」に囚われすぎてしまうと、後々の状況変化に対応できなくなってしまうこともあります。
もくじ
【バス釣り初心者向け】最初に釣れた1匹をアテにしないこと
朝イチに釣れる魚=絶対的な正解?たまたまかもしれない。
朝マズメに釣れた1匹目の魚を元にパターンを組んでいくのが、必ずしも正解な行動とは言えません。
例えば、朝、水深が浅いワンド(フィーディングスポットになり得るエリア)で巻物に食ってきたとする。
しかしその後、巻けども巻けどもバイトがなく、夕方までボウズ…
上記のようなパターンは僕自身の失敗談でもありますが、朝イチに釣れたアプローチが、その後の釣りにも当てはまるかというと、そうでもなかったりするのです。
型にハメて”パターン化”しようとしても無駄なこともある
最初に釣れた1匹から「パターン(再現性)」を求めるのが、必ずしも正解ではない。
カバーで釣れたからといって、その次もカバーで食うとは限らない…というのが難しいトコロでもあります。
時間帯によってもバスの行動は結構変わってきます。
例えば、
●8:00~14:00くらいのプアな時間帯
●15:00~18:00くらいの夕マズメ
など、1日の中でバスのヤル気は時間帯によっても変動する。
『朝イチに釣れた1匹』は、ただ単に「たまたまそこに居たバスが、たまたま食ってきただけ」という可能性もあるワケです。
なので、【偶然性が高い”たまたま交通事故的に出会ったバス”を釣ったパターン】を追いかけていってしまうと、ダメなこともある。
僕個人の経験上においても、朝イチにマグレで釣れた魚を追って良い思いをしたことがありません。
たとえ釣れたとしても、その魚は「時間帯」が条件で食ってきたのか、それとも時間以外の要素(例えばポイント、水質、水温、天候など)で食ってきたのか、冷静に分析することが大事だと僕は考えています。
釣れたルアーを信用しすぎないように
釣れた時間から数時間後には、釣れたルアーは無効になることもあります。
朝方に巻モノで食ってきたからといって、安易に「今日は巻物でイケちゃう日だ!」と決めつけてしまうと、その後の状況変化に柔軟に対応できなくなってしまう。
僕もよくやっちゃいます、この行動。
釣れたのが嬉しいから、ついダラダラと継続し続けちゃって、釣りを切り替えられずに終わる…みたいなことはよくやっちゃう。
スピナーベイトに食ってきたからといって、その後も巻きモノの釣りに食ってくるかというと、そうでもなかったりするというのが難しいところでもあります。
釣れた魚はあくまで”目安”として捉え、柔軟に釣りをしていくことが大事。
今その瞬間を釣れ。状況変化に対応していこう。
「今この瞬間を釣る」という言葉を聞いたことはありますか?
これはバスプロの方々が口にするフレーズですが、プロたちのようにプラクティス(事前練習)が出来ない一般の釣り人たちは、「今その瞬間をいかに釣るか」が大事になったりします。
天候、時間、状況は刻一刻と変化する。
午前中に組み上げたパターンが、午後に通用するとは限らない。
午前中は無風でプアな状況だったとしても、午後からは風が吹いて状況が好転することだってある。
午前中に全くNOカンジだったとしても、午後からは爆る可能性もある。
「状況変化に対応しつつ、その瞬間を釣っていく」という意識を持つと、釣りが安定するようになる。
まとめ:「最初に釣った魚から”パターン”を導き出す」が正解とは限らない
僕たち人間は、ついパターン化して楽しようとしたり、型にハメて物事を解釈しがち。
僕たちが相手にする対象はあくまで”命ある生き物”なので、僕らの思考が通用するとは限らない。
最初に釣れた1匹で全てを判断しようとせず、刻々と変わりゆく状況に柔軟な思考を持って対応していきたいものです。
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