超カンタンにすぐ出来る、ベイトリールのメンテナンス方法を紹介していきます。
当記事で書いてるメンテンス法は基本中の基本なので、コレを知っておけば10年先まで使っていけます(10年前のリールも使っていけます)。
もくじ
ベイトリールのメンテナンス方法について。手順、必要なアイテムは?
ベイトリールのメンテナンスに必要なアイテムと、メンテナンス手順を解説していきます。
必要なアイテム
必要なアイテムは、以下のようなものです。
●グリス
●綿棒
●メンテナンスオイル
メンテナンスオイルは、ベイトリールのメンテに必須のアイテムです。
お好みのもので構いませんが、メーカー純正品だと安心です。
【関連記事】
「高級リールオイルを使った感想」はこちらで読むことができます↓
●メンテナンスグリス
オイルよりも粘土が高いグリスは、摩擦が多い場所に使っていきます。
ウォームシャフト、ハンドルといった、グルグル回って擦れる系なパーツに注す用のアイテム。
●綿棒
どこにでもある、ごく一般的な「綿棒」も必須アイテムの1つ。
ボディが入り組んでいる細かな部分などは、綿棒を使っていきます。
【メンテナンスに必要なアイテムまとめ】
●メンテナンスに人気のオイル&グリスセット(アマゾン人気No.1)
●筆者お気に入りのダイワ純正オイル
メンテナンスの手順
ベイトリールのメンテナンスは、以下の手順で行います。
1:パーツを外す
2:ボディとパーツの清掃
3:各部にグリスとオイルを注油
4:組み直す
5:完成
補足:できれば机で作業をしましょう
ベイトリールのメンテナンスは、できれば机・デスクで行いましょう。
高所でパーツを外したりすると、落下した際にパーツを紛失してしまったり、破損させてしまうといったリスクもあります。
特に、スプールは凹ませてしまうと取り返しのつかないことになりますから、落下には注意しましょう。
【画像つき】ベイトリールのメンテナンスのやり方・手順
今回は、ダイワ「17タトゥーラSVTW」を例に、メンテナンスの手順を追って紹介していきます。
すでにスプールにラインを巻いている場合は、セロテープなどで固定しておくのがおすすめです。
固定しないでスプールを外すと、バラバラっとラインが溢れ出てきてしまうため注意。
素早くラインを巻き取りたいなら、ラインリムーバーを使用するのもおすすめです。
サイドプレートを開けていきます。
17タトゥーラSVTWは、コインを使ってサイドプレートを開ける。
サイドプレートを開けた姿。
スプールを外す。
この作業は机などで行うのがおすすめ。
高所で作業していると、スプールを落としてしまったときに凹みができてしまう…といったリスクが出てくるので注意。
メカニカルブレーキを外していきます。
17タトゥーラSVTWのメカニカルブレーキを外した姿。
メカニカルブレーキにピニオンシャフトが搭載されているモデルは、ピンセット等で引っこ抜いておく。
ベイトリールのパーツ、ボディのクリーニングを行う
スプール全体をクリーニングしていきます。スプールエッジなどもしっかりと。
スプールシャフトは汚れやすい部分なので、ここもしっかり汚れを拭き取る。
メカニカルブレーキのフタ側の汚れを落とす。
ボディ内側の汚れも落としていきます。
ボディ内側の細かな部分は、綿棒を使うと汚れを落としやすい。
ウォームシャフト(写真の↑の部分)の汚れを落としていく。
綿棒を使っていく。
ハンドルをちょいちょい回しつつ、ウォームシャフトの表面の汚れを落とす。
レベルワインダーの汚れを落とす。
レベルワインダーはラインについた汚れがたまる場所なので、しっかりとクリーニングしていきましょう。
オイル・グリスを注油する
クリーニングが終わったら、次は各部パーツに注油していきます。
今回は、ダイワ「リールオイル」と「リールガードグリス」を使用します。
まずはグリスを散布していく。
ウォームシャフト部にグリスを散布。
塗りすぎると汚れが付着しやすくなったり、ネチョネチョになってしまうので注意しましょう。
散布→ハンドルを少し回す→散布→ハンドルを少し回す
これを繰り返しながら、少しずつ注油していきます。
次はギアにひと吹き。
ごく少量で十分です。
ここのギアにもグリスをごく少量吹きかける。
ハンドル部にもグリスを塗ります。
ハンドルノブの下部の隙間に、シュっとひと吹き。
余分なグリスを拭き取る。
拭き取った後は、ハンドルノブを回転させてグリスを馴染ませましょう。
次は、サイドプレートにオイルを注油していきます。
スプール部にグリスを使用する人もいますが、僕の場合は一般的なメンテナンスオイルを使用しています。
サイドプレートのベアリング部にオイルを注します。
ダイワの純正ボトルだと、1滴だけでも多すぎる。
オイルの先端を薄らと塗るようなイメージで、軽く塗っていきます。
●スプール部
スプールシャフトにもオイルを注していきます。
塗りすぎてしまった場合は、綿棒やティッシュなどで余分なオイルを吸収させる。
こちら側もオイルを注す。
●メカニカルブレーキ(フタ側)に注油
メカニカルブレーキのフタ側にも注油。
大体1滴くらいで十分です。
注しすぎてしまった場合は、ティッシュで吸い取る。
パーツの組み込み
最後は、パーツを組み直していきます。
メカニカルブレーキを先に閉めておくと、スプールがスムーズに入りやすいです。
メカニカルは、締め込みすぎず、少し緩めの状態で。
スプールを挿入後にゼロボジション(スプールがガタつかないレベル)を出していきます。
スプールを装着。
サイドプレートを装着。
完成!
これでメンテナンスは完了です。
まとめ:【初心者向け】超カンタン!ベイトリールのメンテナンス方法。順序、必要なアイテムも紹介。
10年先まで使える、ベイトリールの基本的なメンテナンス方法について紹介してみました。
オイルとグリスさえあれば、誰でも簡単に行えます。
とても簡単なので、「メンテナンスって難しそうなんだよね」という人はぜひチャレンジしてみてください。
メンテナンスには、以下の道具を使うのがおすすめです。
道具を揃えていない方は、こちらもチェックしてみてくださいね。
【メンテナンスに必要なアイテムまとめ】
●メンテナンスに人気のオイル&グリスセット(アマゾン人気No.1)
●筆者お気に入りのダイワ純正オイル