もくじ
- 1 【インプレ】Gルーミス 「E6X 894C FPR 7’5″ 」は、フリッピングロッドの王道なアメリカンロッド
- 2 Gルーミス E6X 894C FPR 7’5″ スペック
- 3 Gルーミス「E6X 894C FPR 7’5″ 」の全体的なデザイン、外観インプレ
- 4 Gルーミス「 E6X 894C FPR 7’5″ 」実釣インプレッション
- 5 テキサスリグの操作性が失禁モノ
- 6 50オーバークラスが来ても余裕のトルク
- 7 フリッピングロッドとして超優秀
- 8 多くのフリップベイトを快適に扱える
- 9 アベレージサイズのバスがスッ飛んでくる怪力
- 10 Gルーミス「E6X 894C FPR 7’5″」 デメリットのインプレ
- 11 オープン気味な場所ではちょい使いにくい
- 12 Gルーミス 「E6X 894C FPR 7’5″ 」でしか体感できないメリット
- 13 まとめ:世界最高峰のロッドブランド「Gルーミス」のフリッピングロッド、『 E6X 894C FPR 7’5″』インプレ
【インプレ】Gルーミス 「E6X 894C FPR 7’5″ 」は、フリッピングロッドの王道なアメリカンロッド
当インプレ記事の主役、Gルーミス E6X 894C 7’5″。
アメリカの老舗メーカーであるGルーミス社(現在はシマノの傘下)の、ベーシックなフリッピングロッドです。
アメリカンロッドということで、しなやかでありながらも、トルクフルなブランクスであるのが特徴。
Gルーミス E6X 894C FPR 7’5″ スペック
【Gルーミス E6X 894C FPR 7’5″】
レングス:7.5フィート
パワー:ヘビー
アクション(テーパー):ファースト
適合ルアーウエイト:1/4~1-1/4
適合ライン:17~25lb
自重:約162g
Gルーミス「E6X 894C FPR 7’5″ 」の全体的なデザイン、外観インプレ
●グリップ周り
Gルーミス E6X 894C FPR 7’5″ のグリップ周りはこんな感じ。
シンプルなストレートグリップでありながらも、ライトグリーンのカラーリングが目を引く。
アメリカンロッドなのでグリップが太いんじゃないかと思われるかもしれませんが、結構細めです。
僕は太いグリップが苦手なので、Gルーミス E6X 894C FPR 7’5″ のグリップはとても使いやすいと感じます。
無駄な装飾もなく、凝った造形ではありませんが、個人的にはシンプルで超カッコいいと思う。
●日本製ロッドと比較
日本製のロッドであるシマノ「ゾディアス1610H」と並べてみる。
Gルーミス「 E6X 894C FPR 7’5″」はフリッピング専用ロッドなので、グリップは長め…かと思いきや、そうでもない。
フロントグリップは長めにとってあります。
ゾディアス1610Hと比較してみても、Gルーミス「 E6X 894C FPR 7’5″」はややシェイプが細め。というか普通。
このグリップがマジで握りやすく、お気に入りなのです。
●バットロゴ周り
フリッピンチューブとジグのイラスト入り。
便利なフックキーパー付き。
…が、使ったことは1度もない(笑)
●ブランクス周り
ピッチング時にはしっかりと曲がり、フッキング時はバットに余力を残した、ハイパワーなトルク感が魅力。
ガイド数は9個。
8,7番ガイドはダブルフット。他はシングルフット。
1~6番はシングルフット。
●最近のリールと合わせてもスタイリッシュにキマる
シマノ「20メタニウム」と合わせると、こんな感じです。
イマドキのリールと合わせてみても、かなりスタイリッシュな印象。カッコイイ…。
Gルーミス「 E6X 894C FPR 7’5″ 」実釣インプレッション
オカッパリとレンタルボートで愛用中の、Gルーミス E6X 894C FPR 7’5″ 。
使い込んでみたので、個人的な体験を含めたインプレッションをしていきます。
テキサスリグの操作性が失禁モノ
カバーにリグを吊るした状態でのシェイクや、ボトム着底後のホップなど、ティップを絡めて行う操作がめちゃくちゃ気持ち良いです。
フリッピング用ロッドなのでティップまでガチガチかと思いきや、わりとマイルドな作り。
操作時にややティップが入ってくれるので、シェイク操作がエクスタシー物。
房総リザーバーで、テキサスリグやリーダーレスダウンショットなどを使った”中層シェイク”のような使い方には激ハマりします。
Gルーミス「 E6X 894C FPR 7’5″ 」はフリッピングロッドではありますが、ロッドティップがソフトなので、そこそこ繊細な操作も出来ます。
50オーバークラスが来ても余裕のトルク
バスの50アップ程度なら、完全に主導権をこちらが握っていけるトルク感があります。
ファイト中に気持ちよくロッドが曲がってくれるので、40cm前後の魚でもやりとりを楽しませてくれます。
投げて楽しい、掛けて楽しいロッド。
フリッピングロッドとして超優秀
カバー周りで使うベーシックなフリッピングロッドとして、Gルーミス 「E6X 894C FPR 7’5″ 」は非常に優秀です。
フリッピングロッドとして必要不可欠な要素である、ピッチングの快適さやカバー越しでのフッキング性能がしっかり詰まっている。
7~28gくらいのシンカーを使ったテキサスリグや、1/4~1/2ozくらいのラバージグまで、フリッピングで使うルアーならどのようなものでも快適に使えます。
多くのフリップベイトを快適に扱える
日本のワームで人気の高いサイズ(3.5~4インチくらい)も扱えます。
モコリークローやバトルホッグ3.8、ドライブSSギル3.6やドライブビーバー3.5などなど、テキサスリグのワームで人気のモノなら、一通り使える。
大体8.8g以上のシンカーを使用すれば、一通りのフリップベイトを気持ちよくピッチングできます。
●バルキーワームのフリッピングにも最適なアメリカンロッド
個人的には、ブラッシュホッグやベビーブラッシュホッグ、スウィートビーバー4.25といった、アメリカで人気のフリップベイトが激ハマりすると思ってます。
4~4.5インチくらいの、ちょいボリューミーなホッグワームなら、どんなものでも気持ちよく扱える。
ブラッシュホッグ、ビッグエスケープツイン等のバルキーなホッグワームも、快適にフリップすることが可能。
セミコンパクトなホッグワームからバルキーなワームまで、幅広く使えるロッドです。
上記のようなワームを使用しつつ、カバーの外側、中間、インサイド打ちまでしっかり使っていけるため、ビッグバス狙いからアベレージ狙いまで、幅広く使っていけるので重宝してます。
アベレージサイズのバスがスッ飛んでくる怪力
Gルーミス E6X 894C FPR 7’5″ は、アベレージクラスならカバーの奥からでも簡単にブチ抜けるパワーがあります。
ティップがややソフトなので、使用する前は「ちょっと弱すぎるかな?」と思っていたのですが…全く問題ありませんでした。
20~30cm後半くらいまでのアベレージサイズなら、ブッコ抜いたときにスッ飛んできますw
写真のような、まぁまぁヤバめなレイダウン周りのフリッピングでも、安心して使っていけます。
レイダウンの手前、真ん中、最奥まで全てのフリップに使える「THE☆フリッピングロッド」的な感じで、カバー打ち初心者の方でも使いやすいロッドだと思います。
Gルーミス「E6X 894C FPR 7’5″」 デメリットのインプレ
フリッピングロッドなので仕方ありませんが、やや先重り感が強いのが気になります。
僕は手首に腱鞘炎の爆弾を抱えているのですが、手首が弱い人には少々キツいロッドかも。
しかし、グリップエンドに板オモリを貼ってバランスをとることによって、快適に使うことが出来るようになります。
【関連記事】ロッドの先重りを簡単に解消する方法について書いた記事↓
板オモリでバランスをとることによって、手首にかかる負担が激減!
ただ、リール付近で水平をとる(あるいはティップ上がり)くらいまで貼ってしまうと、今度はリグの操作感が微妙になったり、ピッチング時の気持ち良さみたいなものも失われがち。
なので、ほんの少しだけウエイトを載せてます。
ロッドの先重りから来る手首への負担は、ちょっとしたチューニングを施すことで軽減できるので、人によっては気にならない部分かもしれません。
オープン気味な場所ではちょい使いにくい
濃い目のカバー周りでは抜群な使い心地のGルーミス 「E6X 894C FPR 7’5″ 」。
しかし、岩盤やブレイク、開けたスポットでのスタンプやティンバー打ち、岬周りといった、ちょいオープンなエリアでは、少々使い辛い印象も。
ちょっとした浮きゴミや、フロロ20~25lbを使うまでもないようなライトカバーなど、一般的なMH~Hクラスのロッドで間に合ってしまうようなスポットでは、ややオーバースペックだと感じることも。
濃いカバーのフリッピングには最高のロッドですが、上写真のようなライトカバー周りでは、MHクラスのロッドの方が使いやすいです。
ややオープン気味なエリアで、ジグやテキサスリグなどを使った「フロロ14~16ポンドでライトなフリップ」をするには、MHくらいの方が操作性が良いです。
濃いカバー”以外”のスポットでは、Gルーミス E6X 894C FPR 7’5″ のようなフリッピングロッドだと、オーバースペック気味。
しかしその分、カバー周りではスペシャルな性能を発揮してくれるロッドでもあります。
Gルーミス 「E6X 894C FPR 7’5″ 」でしか体感できないメリット
フリッピング専用ロッドなので当たり前ですが、ぶっちゃけ、Gルーミス E6X 894C FPR 7’5″ は濃いめのカバー周りでしか出番がないロッドです。
使用頻度もそれほど高くないロッドなので、人によっては「フリッピングロッド、要らなくね?」と感じるかもしれない。
房総リザーバーや野池だと使用頻度が高いですが、相模湖や津久井湖といった「カバーが少ないクリアレイク」では、使用頻度が1割にも満たない…。
しかし、Gルーミス「 E6X 894C FPR 7’5″ 」でしか体感できないメリットというものが存在します。
それは、
【世界最高峰のロッドブランド「Gルーミス」というアイデンティティを感じられる】
といった部分。
さらに、
【ブランクスがトルクフルでしなやか、キャスティングが気持ち良い】
というような、アメリカンロッドならではの、トルクフルでパワー溢れるフィーリングも体感できます。
キャスト感に関しては他のロッドでも味わえたりしますが、「Gルーミス」というブランド感だけは、このロッドを通してでしか味わえないメリット。
「世界最高峰のロッドブランドでフリッピングをする」という、由緒正しきバスフィッシングスタイルを体感できるのは、Gルーミス E6X 894C FPR 7’5″だからこそ味わえる醍醐味だと言えるでしょう。
まとめ:世界最高峰のロッドブランド「Gルーミス」のフリッピングロッド、『 E6X 894C FPR 7’5″』インプレ
今回は、Gルーミス 「E6X 894C FPR 7’5″ 」をインプレしてみました。
房総のレンタルボートの釣りでは、必ず積むロッド(というか積んでおかないといけないロッド)だと思ってるので、毎回連れて行ってます。
Gルーミス 「E6X 894C FPR 7’5″ 」は、超スタンダードなアメリカンフリッピングロッドなので、フリッピングやってみたいんだよなって人にもおすすめのアイテムです。
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