千葉県の戸面原ダムに行ってきました。
57cmが釣れましたが、訳ありフィッシュなので自分の中では完全にノーカンなのが切ない。
もくじ
【釣行記】戸面原ダムで57cm釣ってきました(訳ありフィッシュです)。
2020年9月中旬の戸面原ダムのコンディション
天候:曇り〜たまに雨がパラつく。午後から晴れ。風もあり。
水質:ステイン〜クリア
水温:午前中は27℃、午後は28℃
人的プレッシャー:多し
朝イチから57cmのビッグフィッシュ
朝、上流で釣りをしていたらヘラ師の方に「兄ちゃん!ちょっとおいでよ!」と声をかけられました。
「ブルーギルが釣れたから、これをエサにしてココに投げ込んでみな!デカいのいるぞ!」
言われるままにギルを背掛けにして、ムーチング的な…
57cmが簡単に釣れました。
完全にエサです、ありがとうございました。
この魚はノーカン。
釣れて当然とも言える魚なので、正直なところ大した感動もなく…(むしろ罪悪感の方が大きい)。
まぁ、ヘラ師のおっちゃんが嬉しそうな表情をしていたので、良し。
その後は、何事もなかったかのように”ルアーフィッシング”を継続。
釣果
ルアーでの釣果は、小バスが5本(~35cmくらい)といった感じで超ショボかったです。
「朝一の57cmは一体何だったのか」と感じてしまうくらいのショボさ。
この日は、バスが深場に落ち気味な印象。
人的なプレッシャーなのか減水の影響なのか、季節の進行の影響なのか…訳わからんかったので、釣り方もエリアも絞れなくて迷走しまくり。
1mくらいのシャローで釣れたり、4mくらいの深いところで釣れたりしたので、よくわからなかったです。
オリキンさんも居たし。
●シャローの釣りがキツい(そもそもカバーが無い)
普段の戸面原ダムはカバーフィッシングを楽しめるフィールド。
しかし夏場は減水しているので、そもそもカバーがないのです。
フリッピングを楽しみたかった僕としては、フィールド選択自体を誤った感じ(笑)
ディープのダウンショットで釣っていた人や、スモラバやネコ、ノーシンカーといったフィネス系の釣りで数を伸ばす人が多かったようです。
個人的に、Gルーミスのフリッピングロッドを入手したということもあって、シャローのフリッピングで釣りたかった(入魂したかった)んですよね。
アメリカンワームをひたすら打ち続けたり、ボトムで何やかんやして何とか5本。
巻物もかなりやってみましたが、ダメダメでした。
が、途中、クランクやミノーで10本とかいう人にも出会ったり。
●”井の中の蛙”
レンタルボートに乗っていると、いかに普段の自分が”天狗”になっていたのかを思い知らされます。
野池のオカッパリで釣ることができたとしても、「所詮、井の中の蛙である」と痛感。
今後も、自身の振る舞いが傲慢にならないように、身の丈に合ったブログの書き方をしていこうと思わされた体験でした。
ブログで天狗、ダメ、ゼッタイ。
レンタルボートの釣りは奥が深い、深すぎる。
だから面白い。
自分の「軸」を見失ってはイカンぞ!
こんなことを考えていると、超自己嫌悪に陥ってしまい、釣りもグズグズになるという…。
がしかし、ふと「自分の釣りスタイルは”オールドスクール”」であることを思い出し、何とか立ち直る。
「このスタイルで釣れないなら、まぁそれはそれで良いか。巻いてテキサス打って的な釣りで楽しめれば、それで良いか」
とりあえず結果(釣果)は置いておき、自分のスタイルで”遊び”を楽しめばいいよね。
結果だけを求めると、「気持ち良い、エンジョイ」が失われがちだなぁと学びました。
う〜ん…「成長したい!上手くなりたい!」という向上心と、「息抜き、楽しい、エンジョイ!」のバランスをとるのが難しい。
選択肢を増やさないほうが良いと痛感
釣りを”遊び”の1つとして取り組むのであれば、フィネスの釣りは不要なのかもしれません。
少なくとも僕の場合、フィネスを入れると釣りがブレるということもあり、重要度はそこまで高くないのかも。
レンタルボート初級者のうちは、テキサスリグとかジグだけで十分っぽいと痛感。
しかし、要所で「フィネスなら食うんじゃないか」という悪魔の囁きが聞こえたり。
バスのポジションがわかっていないのにフィネス出すと、ろくな事になりません。
テキサスでやり通した方が、バスのコンディションが明確になってくると学んだ次第でございます。
●釣りはシンプルな方が良かったりする
テキサスなら浅場から深い場所まで探れるし、何より釣りがシンプルなので、邪念が生まれにくい。
やることが明確だし、やれることも明確。
まずは午前中だけでもいいから、「ワーミングはテキサスだけ!」と決め込んでいくと、もっとバスの状態把握に意識を持っていけるのかなと。
技巧的なテクニックを多用して釣りを難しくしようとせず、シンプルな選択とアプローチを心がけるのが大事なのだと勉強になりました。
戸面原ダムはブルーギルも沢山いる
戸面原ダムには10回も来てなかったので、ギルがいることも知りませんでした。
ギルを背掛けにして57cmを釣らせてもらったとき、戸面原にはギルパターンが存在するのだとヘラ師の方に学ばせてもらいました。
個人的にもギルパターンは研究中ということもあって、ギルで57cmを釣った体験は貴重なものであったのだと感じています。
ヘラ師のおっちゃんに感謝!
「価値ある1本」とは。幸福度の高いバス釣りの取り組み方を模索する
今回は釣果自体こそショボかったものの、大好きなロッド&フリッピングスタイルで魚に触れたので、幸福度はかなり高めでした。
ちょっと前の津久井湖釣行のときに釣ったデカバスよりも、幸せ感が高め。
なぜか。
たぶん、「自身の嗜好に合った取り組み方」が出来ていたからなのではないかと。
ただ単に、釣れりゃあ満足できるわけでもない…っていうのが難しいところです。
自分にとっての「価値のある魚」とは何か?コレを追求していきたい。
イチ釣り人としては、やっぱり「自分にとっての価値ある魚」を追い求めていきたいわけです。
好きなスタイルや好きなルアーで、自分にとっての価値ある魚と出会う。
これが、魚釣りを「遊び」として取り組む自分自身の役目なのだ!…なんて風に考えてみたり。
●結果だけを追い求めると、見失うモノもある
釣果だけを伸ばそうと思ったら、自分の釣りの規模というか、サイズ感?器?が小さくなりがちです。
もちろん、結果を出すことは大事なこと。
結果を出すことが「やりたいこと」なら、それはそれで構わないと思います。
しかし、結果を出すことだけが、自分自身の幸せに直結するとは限らない。
結果のみに囚われていては、自分が本当にやりたい事を見失う。
釣りが「仕事(やるべきこと)」になり、「遊び(自由、エンジョイ、心地良い)」ではなくなってしまう。
自分が本当にやりたかったことは、ただ単に「結果」を出すことなのか?だったらエサでよくないか?
常に問い続けること。
自分の”釣り”は、今やっているソレなのか?本当にやりたい釣りは、ソレなのか?
常に問い続けること。
結果を出すことと内的な幸福感は、必ずしも直結しているわけではないと学んだ釣行になりました。