「夏=カバー打ち」
「セオリーに従って野池でカバー打ちをやりまくってるのに釣れない」
僕は過去、テキサスリグ縛りで2年間600日の釣行を行ったことがあります。
しかしセオリー・一般論に従って夏の野池でカバー打ちを死ぬほどこなしても、まるでバスが釣れませんでした。
しかし一般論やセオリーを一旦は無視して、”とあること”を実行していくと、次第にカバー打ちで釣れるようになっていったのです。
この記事では、その”とあること”について解説していきます。
僕の体験談と失敗談を含めた、夏の野池のカバー打ちをする際の「前提としてコレを知っておきたい」ものを解説していきます。
もくじ
【初心者向け】夏の野池のカバー打ちをするときに、最低限コレだけは知っておきたいこと。
今その瞬間、バスはカバーに入っているか…の見極めが大切
今自分が立っている瞬間、「ブラックバス達はカバーに入っているのかどうか?」というイメージ(予想、想定)を行うことはとても重要です。
「夏はカバー打ち!」を徹底しようとするあまり、カバーに全く入っていない状況であるにも関わらずカバー打ちに専念してしまうと、思うように釣れません。
その日、その時、その瞬間、野池のバス達はカバーに入っているのかどうかを想像していくことから始めていくと、野池のカバー打ちはシンプルになっていきます。
状況によるカバーへの依存度の違い
夏の野池でカバー打ちでバスを釣るには、以下の要素を意識する必要があります。
1:時間帯
2:天候
3:水質
冒頭でお話した”とあること”とは、上記の4つの意識のことを指します。
カバー打ちをやっているのに釣れないときは、上記の3点を意識しつつ、「夏はカバー打ちっていうけど、そもそも今この瞬間、バスはカバーに入ってるの?」と自問自答すると、もっとバスは釣れるようになります。
では、上記4点について詳しく解説していきます。
1:時間帯
【全くカバーにいない】というときに頑張ってカバー打ちを行っても釣れません。
これは全国どこのフィールドにも言えることかもしれませんが、バスはカバーに入っている時と、動き回っている時があります。
僕個人の体験談から言うと、バスが動き回ってエサを探しているときにカバー打ちに専念すると釣れにくいと感じます。
そのため、野池でカバー打ちを行うときは、『バスがカバーに入っている時間帯』を意識していきます。
「〇〇の時間帯だから、バスはカバーにいる!」と決めつけるのも微妙な判断です。
カバーで釣れるときは、時間帯だけでなく、後述するその他の要素と噛み合ったときだと僕は考えます。
様々な要素を考慮しつつ、「今この瞬間は、バスがカバーに入っているのか?」と考えて釣りを行うと、もっとバスは釣れる。
野池のバスがカバーに入る時間帯は?
太陽が出ている時間帯は、野池のバスはカバーに入る傾向が高くなります。
そもそもの習性としてバスは日陰を好む習性があるのですが、特に日中はその傾向が顕著です。
曇ったときや雨の時はそれほどでもないですが(野池全体が暗くなるため)、太陽が出ている時間帯(大体8:00~15:30くらい)は、バスはカバーに入っていることが多いです。
野池のバスがカバーから出ている時間帯は?
太陽が出ている時間帯はバスはカバーに執着する傾向が強まりますが、カバーから出ている時間帯もあります。
朝・夕マズメ時はフィールド全体が暗くなるということもあり、バスのカバーに対する執着度は低くなります。
「夏はカバー打ち!…なのに釣れない」といったときは、バスがカバーに入っているのか・そうでないのかの判断を行う必要があるのです。
2:天候によってもカバー依存率は変わる
天候の状況によっても、バスのカバーに対する執着度は変わります。
お日様がカンカン照りのときは、水中の”明・暗”がはっきりするため、バスは影のあるカバーに入る傾向が強くなります。
しかし曇りや雨の日は、水中の明暗が曖昧になるため、バスもカバー(陰)に執着しにくくなります。
このように、天候の違いによってもバスのカバーに対する執着度は変わってくるのです。
3:水質によってカバー依存率が変わる
水質によってもカバーへの依存のしかたが変わります。
たとえば、透明度が高いなら、バスはカバーに依存する割合はそこまで高くありません。
たいして、濁りが入っているなら、バスは障害物に寄り添う傾向が高まります。
このように、バスは障害物に寄り添いながら生活しつつも、その時その時でカバーへの接し方が変わるのです。
ただ、「クリア=回遊性が高い、マッディ=カバー」このセオリーだけに執着しすぎないように注意したいところです。
クリアでも障害物に付きますし、マッディでも状況次第で魚は動きます。
水質+天候+バスの活性などなど、その他の要素を考慮していくのがカバー打ちを成功させるための基本だと僕は考えます。
補足:カバー打ちから巻物へ切り替えるタイミングは?
カバーを打っている最中に、どこかへ泳いでいくバスを発見したなら、もしかしたらバスはカバーに執着していない可能性があります。
夏場の日中はカバー依存率が高くなりますが、もし見えバスがどこかへ向かって泳いでいるのを確認したのなら、カバー打ちではなく巻物ルアーに切り替えた方が良いこともあります。
夏=カバー打ち!ではなく、その瞬間のバスの動きに合わせて柔軟に対応していくと、良い結果に繋がりやすいです。
その瞬間の状況を理解せずに、「暑い時期はカバーにいるはずだから、とにかくカバーを打ちまくろう!」とセオリーを徹底しようとすると、逆に釣れなくなるので注意しましょう。
●【体験談】1年間300日、テキサスリグで釣れなかったときに犯していた5つの間違い
まとめ:夏の野池バスは、『時間・天候・水質』を考慮した上でカバー打ちを行う。
野池のカバー打ちで釣れないときは、バスがカバーに入っているのかどうかを意識していくのがコツ。
もし見えバスを多く発見したり、ルアー回収中に急に食ってきた場合は、カバー打ちにこだわりすぎない方がいいこともあります。
その瞬間に柔軟に対応していくと、もっとバスは釣れるはず…!
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