【バス釣り】テキサスリグ(カバー撃ち)のNGパターン集。テキサス縛り年間300日ボウズだったときにやっていた5つの間違い

以前、テキサスリグのみを使った「テキサスリグ縛り釣行」を600日くらい続けたことがあります。
期間は2年ほどで、年間釣行日数は300日くらいです。

当時の釣果はゼロにひとしいものでしたが、今ではテキサスリグを使ってバスを釣ることが出来るようになってきました。

そこで当記事では、『テキサスリグ(カバー撃ち)修行していたときの体験談』と題し、僕がおこなっていた”間違った行動”をシェアします。

カバー打ち・テキサスリグで釣れているときと釣れてないとき、過去と今の僕ではどこに違いがあったのか。備忘録として…。

【体験談】1年間300日、野池でテキサスリグで釣れなかったときに犯していた間違い

今でこそ少しくらいはテキサスで釣れるようになってきましたが、たしか1年目にテキサスリグで釣った魚はほぼ0匹だったと記憶しています。

2年目に入るとポツポツと釣れるようになり、3年目からはかなり釣れるように。
いまでもテキサスリグはメイン武器のひとつで、関東のメジャーフィールドでもお世話になっています。

当時の僕と現在の僕では、どのような違いがあるのでしょうか?

たぶん、以下のような違いがあるのではないかと実感しています。

:ワームのシルエットを意識していなかった

野池とメジャーフィールドの違いを理解できていなかった

:ワームのアピール力を調整できていなかった

:「テキサスリグ =ボトム」だと勘違いしていた

:”タイミング”を理解できていなかった

1:ワームのシルエットを意識していなかった

テキサスリグを使うにあたり、「ワームのシルエット」は大切にすべき要素だと学びました。

当時、僕が通っていた野池はいくつかあったのですが、どの野池もバスのメインベイトに違いがあり、ワームのシルエット・形状によってバイトに差がうまれたんですよね。

一般的に、バスの捕食対象とルアーのシルエットや大きさを合わせることを「マッチ・ザ・ベイト」といいます。

マッチ・ザ・ベイトはバス釣りの基本とされていますが、当時の僕は全く理解できていませんでした(^^;)

「テキサスリグなんだからホッグ・クローワームでしょ!」といった感じで、固定観念に縛られていた、というのも釣れなかった原因のひとつでしょう。

そワームの形状・サイズ・シルエットやカラーを変えることで、極端にバイト率が変わったりしたのは興味深い経験でした。

メインベイトが小バスやギルなど、魚食生が強いタイプのバスが多い野池なのに、ひたすらホッグ・クローワームをボトムで使っていたり…。

ワームのシルエットの重要性に気づいてからは、釣果も伸びていきました。

魚食生が強いバスが多い野池を攻めるときに、クロー・ホッグワームからストレート系ワームに変えたところ、いとも簡単にバイトを得られました。

バスが何を捕食しているのか意識することができていないかったのは、僕がテキサスリグ初心者だったころに犯した間違いのひとつだったといえるでしょう。

2:練習場所(フィールド)を間違えた/野池とメジャーフィールドの違い

山間にあるちいさな野池と、誰もが知っているメジャーフィールドでは、攻めかたや考えかたなどに違いがあると痛感したことも。

頑張って学んでいたバス釣りのパターンやセオリーは、僕の通っている野池にはほぼ適用しないのだと気付いたのは、テキサス修行3年目に入ってからでした。

たとえば、規模が大きなメジャーフィールドは、バスを探す能力が問われます。

一方、野池のような小規模フィールドは、どちらかというと(というか、ほぼ間違いなく)”そこに居るバスをいかに食わせるか?”の釣り。

ちいさな野池は「放流がない管理釣り場」とも言え、しかもバスの個体数はめちゃくちゃ少ないし、スレまくっているからタチが悪い。
また、スレた野池のバスはルアーに食うタイミング(フィーディング)がごくわずかな瞬間のみ。

そのような限られた範囲の中で、テキサスリグを使ってなんとかバイトを出さなければならないわけですから、初心者の僕にとっては、手を出すべきフィールドではなかったともいえます。

僕にとっての”野池”というフィールドは、「放流がないのにスレまくっている管理釣り場」。
テキサスリグで修行をするときは、バスの個体数が多く、メジャーフィールドで…。

●パターンフィッシングは、野池には当てはまりにくい…?

当時の僕は、スレまくり野池とメジャーフィールドの釣りかたの違いを理解できておらず、メディアなどに書かれている「メジャーフィールド向け攻略パターン」などをクソ真面目に勉強していました。

しかし、野池(小さな管理釣り場)にそういったパターンが当てはまるわけもなく、ただ漠然とテキサスリグをカバーに投げていた日々…。

いまの僕が当時の僕にアドバイスするとしたら、「今君がバスプロから学んでいるパターン、君が通う野池にはほとんど適用しないぞ」というでしょう。

小規模野池には小規模野池の攻めかたがあり、メジャーフィールドにはメジャーフィールドの攻めかたがあるんだなぁ…と痛感させられた失敗談です(^^;)

3:ワームのアピール力を調整できていなかった

一般的に、メインベイト(バスの捕食対象)が小さいときは、ルアーもコンパクトにしたほうがいいといわれていますが、それは野池にも当てはまるのだと学びました。

野池などのちいさな釣り場では、バスのメインベイトが小さいことが多いです。
にも関わらず、「これで釣りたい!」という思いを抱えながら4~5インチホッグワームを使い続けていたため、バイトがまったくなかった。

野池のバスたちは、ゴリや虫、ミミズ、小バス、ギルといった餌をパクついているようなイメージです。
当時の僕がかよっていた野池はメインベイトが小さく、魚食性に偏ったバスが多いフィールド。そのため、ザリ・エビ系ワームに食いが悪いのは当然といえば当然かもしれません。

とはいえ、一応タイミング次第ではザリガニワームでも食います。ただ、その確立はけっこう低い…。

朝だろうが夕方だろうが、4.5インチホッグワームだとほぼパーフェクトに釣れなかったという事実は、悲しき失敗談だといえるでしょう。

シンプルに「ワームサイズを落とす」ということが大切

ワームのサイズが大きいと、デカバスは釣れます。しかし、アベレージサイズを食わせることは難しくなります。

たとえば、僕はノリーズ「エスケープツイン」が大好きなです。
しかし、スレっからしの小規模野池で使用すると、よっぽどのことがないと食ってきません。

「エスケープツインは小魚にも化ける」といわれていますが、そもそも野池のバスにとってはアピール過多であることが多いです。

タイミング・時合い・時間・季節・水質などなど、いろいろ噛み合ったときにようやく4.5インチホッグワームにバイトしてくる…というのが現実だったり…。

「エスケープツインは人気だし名作ワームだから、使い続ければきっといつか釣れるはず…!」と頑張っていたのですが…結果はほぼボウズでした。

当時の僕にアドバイスするなら、「素直にサイズ落としてシルエット変えて、そんでもって場所とタイミングを意識しよう」といったところでしょうか。

●スレまくりの野池で”ストロング”は難易度ベリーハード

当時の僕は、「強いワームで釣りたい!」という気持ちが邪魔をしていたのかもしれません。

メジャーフィールドならエリアを変えればデカいワームで釣れる魚と出会うことが可能ですが、野池だとそういうわけにもいかないのが難しいところです。

小規模野池の場合、そもそもバスに”ヤル気”がないなら、エリアを変えたところでほとんど効果がありません。

「何か起きろ!」と天候が急変するのを念じて待つか、食わせ寄りのルアーを使う(ワームをサイズダウンする)くらいしか打つ手がないのです。

ワームのサイズ感、形状は、テキサスリグで野池を攻略するにあたって、超重要な要素だと痛感した失敗談です。

【関連記事】

おすすめの”神ワーム”まとめ」はこちらで読むことができます↓

4:「テキサスリグ =ボトム」だと勘違いしていた

当時の僕は、テキサスリグをボトムで使うリグだと勘違いしていました。

いや、もちろんテキサスリグはボトムで使うリグではあるのですが、かならずしもボトムでの用途に限られたリグではないのだなぁと学んだことも。

テキサスリグはフォールで食わせたり、フォールで見せつつボトム着底後の1アクションで食わせる…といった使い方もできます。

しかし、当時の僕はシーズン問わず、「テキサスリグ=とにかくボトムに落としまくれ」というのも考えに執着しすぎてしまい、フォールで食ってくるイメージを持てなかったんですよね。

たとえば、夏のバスは浮いていることが多いので、テキサスで野池を攻めるときは、まずは表層でピチャピチャさせるか、〜0.5mくらいまで落として”吊るし”状態にしてシェイクして誘う…というような使い方が有効です。

テキサスリグはレンジが合ってさえいれば、虫系ワームのように水面でピチャピチャさせるだけでもバイトを得ることが可能です。

しかし当時の僕は、「レンジ(タナ、層)」の概念がなかったため、とにかくすぐにボトムまで沈めて使用していました。

テキサスリグの基本的な使い方としては間違っていないのですが、あまりにもボトムに固執していた(あるいは学習能力がないのか)かもしれません(^^;)

当然といえば当然かもしれませんが、水深が2m未満のシャロー野池ばかりで釣りをしていたので、表層も中層もクソもあるようでないようなものだと考えていたのです。

水深50cmでも反応が結構変わる、ということに気づいていなかったのです。

今となってはレンタルボートで水深10mとかを攻めたりもしますが、当時の僕はあまりにもレンジの概念が無さすぎました。

今なら当時の僕に「まずはその日のバスが、どんな水深にいるのかイメージしろ。表層なのか中層なのか、あるいはボトムなのか…テキサスを使ってバスに問いかけろ」とアドバイスします。

5:”タイミング”を理解できていなかった

スレまくった野池を攻略するためには、攻めるべきタイミングを見計らう意識が大事だと僕は考えています。

しかし、当時の僕は、釣れそうな時間帯にとりあえずカバーにテキサスリグを打つ…みたいな行動をとっていました。

夕方はカバーに入るというより、どちらかというとバスが動く時間帯です。

にも関わらず「テキサスリグで釣るならカバーだよね」と言わんばかりに、ただただカバーを打ち続けていたのです。当然、釣れません。

バスはマズメ時は動いているし(水質にもよりますが)、カバーにも依存している時間帯でもありません(水質などにもよりますが)。

●テキサス(カバー打ち)が有効になる”時間帯・状況”がある

野池でテキサスで釣るなら、シェードが形成される、日が出ている時間か、動いているバスに鉢合わせるようなイメージで、回ってくるバスの目の前に落とす…みたいな感じが良いです。

少なくともボトムばかりを狙うよりかは、バスの活性が高まって、トップ〜中層に浮いているのを予想して、”吊るし”で狙ったりスイミングさせたほうが、まだ可能性があります。

今の僕が当時の僕にアドバイスするなら、「場所とタイミングは合っている?あとは狙う水深。最後にワームの形状やらカラーを考えよう」といったところでしょうか。

【体験談】1年間300日、野池でテキサスリグで釣れなかったときに犯していた間違い|まとめ

以前、テキサスリグ修行をおこなったときに学んだ「テキサスリグのNGパターン集」を紹介しました。

もしこれから野池のバスをテキサスリグで狙おうと考えているなら、僕の失敗談を反面教師にしてもらえると、より釣果を伸ばせるはず…!(涙)

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