持ち運びしやすくて便利なバスロッドを選ぶとき、2ピースロッドを選択肢に入れる人は多いかと思います。
ひと昔前は「2ピースロッドは性能が悪い」などと言われていましたが、近年は素晴らしい仕上がりの2ピースロッドも増えてきています。
しかし、「沢山あるからどれを選べばいいのか迷ってしまう」と困ってしまう人もいるんじゃないでしょうか。
そこで今回は、有名メーカーの「シマノ」「ダイワ」「アブガルシア」3社から発売されている『人気の2ピースロッド4本』を比較していきます。
比較する4本はコチラ↓
●シマノ「ルアーマチック」
●シマノ「バスワンXT」
●ダイワ「バスX」
●アブガルシア「バスフィールド」
各シリーズにはベイトロッド・スピニングロッドの2種類がありますが、今回はわかりやすく比較するため、「オカッパリで使いやすいベイトロッドモデル(ミディアムライトパワー)」を例に比較していきます。
番手によって適合ルアーウエイトの幅などが違っているので、各アイテムの大まかな違いや方向性などを比較していただけるとわかりやすいかと思います。
もくじ
人気メーカーの2ピースロッド比較!「ルアーマチック」「バスワンxt」「バスx」「バスフィールド」の4本を比較してみる。
4本の2ピースロッドのスペック比較
まずはスペックから比較してみます。
人気2ピースロッド4本のスペックは、以下のような感じです。
ロッド名 | 全長 | 仕舞寸法 | 自重 | 適合ルアー | 適合ライン(ナイロン | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
ルアーマチック「B66ML」 | 1.98m | 101.9cm | 130g | 8~22g | 10~22lb | オープン価格 |
バスワンXT「166ML-2」 | 1.98m | 102.2cm | 117g | 5~14g | 8~16lb | ¥9,800 |
バスX「662MLB」 | 1.98m | 103cm | 108g | 3.5~14g | 6~14lb | ¥9,800 |
バスフィールド「652ML」 | 196cm | 100.5cm | 118g | 3.5~9g | 7~14lb | オープン価格 |
パッと見、一番気になったのが、シマノ『ルアーマチック』の適合ルアーと適合ラインの幅の広さ。
(引用:シマノ公式)
その他4本が投げられるルアーの重さにやや限りがあるのに対し、ルアーマチックはかなり幅広く対応するのがわかります。
かなりコスパがいいのにも関わらず、色んなルアーが投げれるのは好ポイント。
(引用:アブガルシア公式)
アブ「バスフィールド」は、適合ルアーウエイトが3.5~9gとやや狭いですが、ミディアムパワーだと5~21gと幅広いのが見逃せないポイントです。
バスフィールドは、オカッパリで便利な1本に!というコンセプトよりかは、ロッドパワー表記に忠実に作られているような印象。専門性が高いロッドが多いシリーズ、とも言えるかもしれません。
しかしアブガルシア「バスフィールド」は、4本の中ではかなり安い部類に入るロッドなのにも関わらず、様々なモデルがラインナップされているのは超ナイスなポイント。
(引用:ダイワ公式)
自重トップは、ダイワ「バスx」。
自重の軽さは、疲労軽減にも繋がる部分なので見逃せないポイントです。
このような感じで、一口に2ピースロッドとは言っても、メーカー・モデルによって様々な違いがあるのがわかります。
それでは、それぞれの項目について、もう少し詳しく比較していきましょう。
比較していく項目は、以下の部分。
●適合ルアー
●価格
4本の2ピースロッドの自重
2ピースロッドを選ぶときに気になるポイントに「自重」があります。
ロッドがあまりにも重いものは、ルアーを投げる回数が多いバス釣りにおいてはデメリットになってしまいます。
自分に合った2ピースロッドを選ぶときには、「ロッドの重さ」を比較するのも大事になってきます。
4本のロッドの重さを比較すると、以下になります。
ロッドの重さ | |
---|---|
ルアーマチック「B66ML」 | 130g |
バスワンXT「166ML-2」 | 117g |
バスX「662MLB」 | 108g |
バスフィールド | 118g |
自重は、シマノ「ルアーマチックシリーズ」が最も重く、ダイワ「バスXシリーズ」が最も軽い作りになっています。
(引用:ダイワ公式)
筋力が低いお子様や女性、少しでも疲労を軽減させたい人には、ダイワ「バスXシリーズ」がおすすめと言えます。
しかし、ルアーマチックは、幅広いルアーを投げれるように作られているということもあるので、一概にも「重いロッド=良くない」とも言い切れません。
ルアーマチックは適合ルアーウエイトや適合ルアーが幅広い分、より肉厚・タフに作られている印象です。
そのため、ロッドを選ぶときは「自重」だけに惑わされず、適合ルアーウエイトや適合ラインも参考にしつつ、冷静に選んでいきましょう。
4本の2ピースロッドの適合ルアー比較
4本の適合ルアーウエイトを比較していくと、以下のようになります。
適合ルアーウエイト | |
---|---|
ルアーマチック「B66ML」 | 8~22g |
バスワンXT「166ML-2」 | 5~14g |
バスX「662MLB」 | 3.5~14g |
バスフィールド「652ML」 | 3.5~9g |
MLパワーの比較においては、適合ルアーウエイトの幅広さはシマノ「ルアーマチックシリーズ」がダントツの1位です。
次点でダイワ「バスXシリーズ」、シマノ「バスワンXTシリーズ」。
同じML(ミディアムライト)パワーの比較だと、アブガルシア「バスフィールドシリーズ」が最も幅が狭くなっていますが、同シリーズの『662M』という番手では5~21gと、かなり使いやすい印象です。
今回は比較しやすいためにMLパワーロッドを比較対象にしましたが、番手によってはアブガルシアの「バスフィールド」も、かなり汎用性の高いロッドだと言えます。
(引用:シマノ公式)
「とにかく安く済ませたい!でも色々なルアーを投げて楽しみたい!」という人は、シマノ『ルアーマチック』がおすすめです。
もしオカッパリで何でも用の1本をお探しなら、僕個人的としては、アブガルシア「662M」や、バスワンXT「166M-2」、バスX「662MB」あたりがおすすめです。
ちなみに、オカッパリで使いやすい汎用性の高いロッドについては、以下の記事にまとめておいたので、よかったらこちらもチェックしてみてください↓
4本の2ピースロッドの価格比較
「ルアーマチック」「バスワンXT」「バスX」「バスフィールド」の4本の価格を比較していきます。
4本のロッドの価格の違いは、以下の通りです。
価格 | |
---|---|
ルアーマチック | オープン価格 |
バスワンXT | ¥9,800 |
バスX | ¥9,800 |
クロスフィールド | オープン価格 |
「バスワンXT」と「バスX」は、ライバルモデルということもあって、¥9,800と同価格。
通販サイト”アマゾン”では、バスワンxtが¥8,000前後、バスxが¥7,500前後といった感じで、バスxがややお買い得といったところです。
「ルアーマチック」と「バスフィールド」はオープン価格となっています。
アマゾンでは、ルアーマチックが¥5,500前後、バスフィールドが¥5,000前後といった感じで、バスフィールドがややお買い得。
参考までに、アマゾンサイトの価格を比較一覧にしてみると、以下のような感じです。
実売価格(通販サイト) | |
---|---|
ルアーマチック | ¥5,500前後 |
バスワンXT | ¥8,000前後 |
バスX | ¥7,500前後 |
バスフィールド | ¥5,000前後 |
ロッドの番手によって価格は変わってきますが、大まかにはこういった感じになります。
アンダー1万円で人気の「バスワンXT」が最も価格が高く、「バスフィールド」が最も低価格で販売されています。
「とにかく安い2ピースロッドが欲しい!」という人は、「ルアーマチック」か「バスフィールド」がおすすめです。
人気メーカーの2ピースロッド比較!「ルアーマチック」「バスワンxt」「バスx」「バスフィールド」の4本を比較してみる。|まとめ
今回は、人気の2ピースバスロッド、シマノ「ルアーマチック、バスワンXT」、ダイワ「バスX」、アブガルシア「バスフィールド」の4本を比較してみました。
最後に、超大まかに本記事をまとめると、以下のような感じになります。
●とにかく安くて幅広いルアーを扱いたいなら、シマノ「ルアーマチック」、アブガルシア「バスフィールド」
●キャストフィールが良いロッドなら、シマノ「バスワンXT」。
最後のバスワンXTの「キャストフィール〜」に関しては、記事内では全く前述しておりませんが…
これは僕個人の意見・体験談になりますが、シマノ「バスワンXTシリーズ」は、しなやかでトルクフルな作りになっているので、ルアーを投げるのがとても気持ちいロッドだと感じています。
本記事では特にウリと言えるポイントを挙げることができなかったのですが、バスワンXTは素晴らしいキャストフィールが特徴のロッドなので、気になっている人はぜひチェックしてみてもらいたいです。
☆
ロッドの番手によっても違いはあるとは思いますが、比較することによって、各メーカーのロッドの大まかな作りや方向性などがわかってきます。
2ピースロッド選びで迷ったときは、本記事を参考にして頂けると、より良い買い物ができるのではないかと思います。
4本の中で気になる2ピースロッドがあった人は、ぜひチェックしてみてください。
※リンクをクリックすると、各ロッドシリーズをまとめてチェック(検索)できます※
●シマノ「ルアーマチック シリーズ」
●シマノ「バスワンXT シリーズ」
●ダイワ「バスx シリーズ」
●アブガルシア「バスフィールド シリーズ」
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