こんにちは、たま(@tamacoro0218)です。
実は僕、昔はハイスペック・ハイエンドモデルのみを使用していた「ハイスペック厨・高級釣具が一番!」といったタイプの人間でした。
しかし、
「最高級の品を使っているのに、心が満たされている気がしない」
こういった気持ちを引きずったままバス釣りを続けていたため、釣りがいつのまにか義務になってしまい、一時的にバス釣りを引退した経験があります。例えデカい魚が釣れたとしても、釣りをしていて全く面白くなかったからです。
しかし、今までに無駄に購入した数多くの釣具の購入体験を通して、『スペックばかりに囚われていると「心の充足感」を満たす意識が薄れてしまう』…といったことを学ぶことができました。
今回は「スペックだけでは語りきれない。趣味の道具選びで迷ってしまったら?」をテーマに、僕個人の思いや考えをお話しようと思います。
この記事が、「大量に発売される道具の中からベストなものを選ぶのがシンドくなってきた」という人や「何買っても、なんか最近つまらないんだよね」といったマンネリを感じている人の役に立つと嬉しいです。
もくじ
釣りで使う道具選びに迷ってしまったら?スペックだけでは語りきれない、趣味の道具選び。
ロッドやリールなどの道具を選ぶときは、ついついギア比や重さ・内部構造などのスペックに意識が行きがち。
僕も釣具の性能やスペックには注目する方で、新製品が出たりすると話題性につられてついソッチの方に目がいってしまいます。
しかし、新製品・ハイスペックな商品ばかり購入しまくっていたときに、こういった心理的状況に陥ってバス釣りがつまらなくなってしまいました。
・最高のスペック・完璧なバランスを実現させたのに、なぜか釣りが面白くない。・逆に「何となく気になる、デザインが好き」程度のモチベーションで気まぐれに購入してみたリール(安いもの)が、ずっと手元に残っている。
・コスパが良いタックルを使ってみると「お得感」があり、気持ちが良い。
こういった経験を通して、もし自分がバスプロやトーナメンターなどの「競技者」としてではなく、「楽しい趣味・遊び」としてバス釣りを今後も長く続けていこうと思うなら、合理性・論理性の面だけでなく、「右脳的・直感・メンタル面」を大切にしてあげるべきなのではないかと考えるようになりました。
感覚としては「ハイスペックな異性を探し求めるか?一緒にいて心が落ち着く普通の異性」のどちらと長く付き合いたいか?…といったものに近いものがあります。
向上心はバスフィッシング上達においてとても大切なことではありますが、たまには心を休めてマイペースに取り組めるような道具選びをすることも、心の休息も兼ねている「趣味」の活動では大事なことになると思っています。
だからこそ、趣味の中で使う道具を選ぶ沼にハマってしまったときは「原点回帰」をすることが重要になります。
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道具選びの沼にハマったら、原点回帰。
「スペックはタックルバランス・釣果に繋がりやすいものではあるけれど、趣味・娯楽としての道具選びはスペックが全てではない」と僕は考えています。
触れていて心が満たされたり、眺めているだけで満足できたり、所有しているだけで気分が良かったり…といった趣向を楽しめるのも、バスフィッシングにおいての道具選びの楽しさだと感じています。
僕の話になりますが、最近はアメリカンロッドに凝っていて、そのためのリール選びの沼にハマってしまっています。
長くてやや重いロッドに載せるためのリールを探しているのですが、近年のリールは200gを切るような軽量の物が多く、僕の希望である200〜230gの物が少ないため、リール選びに迷走中…。
リールの軽量化は喜ばしいことではあるのですが、僕個人としてはリールは「軽けりゃいい」というものでもないと思っています。
特にロッド重があり長さもあるロッドになるとその傾向がより強まるように感じ、アンダー200gのリールだと僕の好みのバランスが出せないため、近年の軽量リールに対してはやや不満に思う点もあります。
だったら「じゃあ長くて軽いロッドを選べばいいやんけ」となるのですが、「このロッドじゃなきゃ嫌なの!コレで釣りをしたいの!!」という(無駄な)こだわりがリール選びの邪魔をするのです。
まるで子供が玩具コーナーで「これが欲しいコレが欲しい!」と駄々をこねるものに近いような幼い心と、「まずは予算と用途、そして実用性の有無を確認しろ」という合理性を持った大人の心の両者のせめぎ合いが、道具選びをしているときに僕の中で巻き起こっています。
こういった「道具選びの沼」にハマってしまったときこそ、自分が「バス釣り(趣味)に何を求めているのか?趣味を通して何を得たいのか?」という原点に帰ることが大事であると考えます。
自分自身の「原点」に帰るには、まず自分が釣りに対して「何を求め、何を得たいのか」を明確にしていくことが大切になります。
趣味に何を求め、趣味で何を得たいか?
道具選びは難しいものです。
そしてまた道具選びは楽しいものでもあります。
ただ、1つ間違いなく断言できることがあります。それは「100%自分の要望を満たせる製品などこの世に存在しない」ということです。
だからこそ、自分は趣味に「何を求めているのか?趣味を通してどんな体験を得たいか?」を明確にすることが大切であると僕は思っています。
自分が重視するのはスペックなのか?
心の満足感なのか?デザイン?
それらが50:50の状態を求めるのか?自分はバス釣りで「勝利」を得たいのか?
それとも癒し?
心の充足感?
こんな感じで、自分が趣味に何を求め、そして「趣味を通して何をある得たいのか」を明確にすることが、良い道具選びの秘訣であると考えています。
リール選びはギア比や重さ、ロッド選びはパワーや長さや弾性率、そして価格面を考慮することはとても大事なことです。
しかし、「趣味・娯楽としての道具選び」というものにおいては、ソレが全てではないと僕は思っています。
触れたときの高揚感
日常生活の中で、ふと視界に入ったときの満足感
こういった「非効率的、無駄、結果とは直接的に無関係」といったところに存在する要素も、自分の心を満たすためには大切になってきます。
スペックが完璧であり、自分の要望をほぼ完璧に満たせる性能の道具を使ったからと言って、必ずしもその道具が心の満足感に直結するのではない…というのが道具選びの悩ましい部分でもあり、また魅力的な部分でもあります。
釣りで使う道具選びに迷ってしまったら?スペックだけでは語りきれない、趣味の道具選び。|まとめ
今回は「スペックだけが全てではない、バス釣りの道具」についてお話しました。
もし「スペックは最高なのに、なんかピンとこない」という思いで悩まれているのなら、「自分はバス釣りを通して何を経験したいのか?」を模索していくと、解決の糸口を見つけることができるかもしれません。
この記事が、「大量に発売される道具の中からベストなものを選ぶのがシンドくなってきた」という人や「何買っても、なんか最近つまらないんだよね」といったマンネリを感じている人の役に立つと嬉しいです。
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