バス釣りにはベイトタックルとスピニングタックルの2種類のタックルがあります。
2つの違いはどんなものなのでしょうか?
ベイトとスピニング、2種類を使い分ければ釣れる魚も増えるので、バス釣りを始める前にしっかりと学んでいきましょう。
もくじ
【2020年度版】バス釣りにおける、ベイトタックルとスピニングタックルの違い、使い分け
ベイトタックルとスピニングタックルの違い
ベイトタックルは、ベイトリールと呼ばれるリールを載せた釣り道具の総称。
写真のようなリールの形状が、ベイトリール。
スピニングタックルは、スピニングリールを載せたタックルを指します。
これがスピニングリール。
バス釣りにおけるベイトタックルとスピニングタックルの主な特徴と違いは、以下のようなものです。
【ベイトタックル】
-得意-
●重いルアーを扱う
●正確なキャスト
●太いラインを扱う
-苦手-
●悪天候(逆風に向かって投げる、など)
●細いラインを扱う
●繊細な操作
☆スピニングタックルとの違い
●ロッドトリガーがある
●リールがロッドの上部に載る
●ルアー着水時にサミングが必要
【スピニングタックル】
-得意-
●細いラインを扱う
●軽量なルアーを扱う
●繊細な操作
-苦手-
●重いルアーを扱う
●正確で小刻みなキャストを連続して行う
●太いラインを扱う
☆ベイトタックルとの違い
●ロッドトリガーが無い
●リールを下に構える
●ルアー着水時にサミングが不要(したほうがいいですが)
ベイトタックルの特徴と用途
ベイトタックルにはベイトリールを載せます。
そのためベイトタックルは、ベイトリールの特性にあった使い方をするのが基本になります。
ベイトタックルの特徴
ベイトリールは巻き取りパワーが強いため、重くて巻き取り抵抗が強いルアーの扱いに長けているのが特徴です。
キャスト時にラインの放出を調整する「サミング」と呼ばれる技術が必要であったり、ブレーキ調整を行う必要があります。
そのため、バス釣り初心者の場合は投げるのにある程度の慣れが必要になります。
ベイトロッドには”トリガー”と呼ばれるパーツがついています。
ルアーを投げるときと、ロッドを支えるときに必要になるパーツです。
ベイトフィネスと呼ばれる釣りスタイルでは、トリガーレスなロッドもありますが、大抵のベイトロッドにはトリガーが必ずついています。
ベイトタックルの主な用途
重いルアー、大型のルアーを快適に投げることができるため、豪快でパワフルな釣りに向いています。
しかし近年では、7gを切るような軽量ルアーを快適に扱えるベイトリールも出てきています。
軽量ルアーの扱いに長けているベイトリールは、扱うのが難しいため、専門性の高いスタイルです。
スピニングタックルの特徴と用途
スピニングタックルには、スピニングリールを載せます。
スピニングタックルの特徴
スピニングタックルは超軽量ルアーを快適に投げることができます。
またルアーを投げるときにトラブルを起こしにくいため、初心者でも安心して扱うことができるタックルとも言えます。
しかし近年ではトラブルを起こしにくいベイトリールが増えているため、「スピニング=初心者、ベイト=中級者・上級者」の固定観念は崩壊しつつあります。
スピニングタックルには、スピニングロッドが使われます。
ベイトロッドには”トリガー”がありましたが、スピニングロッドにはトリガーが存在しません。
スピニングタックルはリールを真下に構えて釣りをするので、トリガーが邪魔になってしまうためです。
スピニングタックルの主な用途
ベイトタックルでは扱うことが難しい、5g以下の軽量ルアーを投げるときにはスピニングタックルが活躍します。
また、ロッドを構えるときにリールが下につくため、ベイトタックルより繊細な操作が行いやすいです。
小型のワームを使った繊細な操作をするには、スピニングタックルの方が向いています。
小さなルアー自体はベイトタックルでも扱えますが、逆風時などの悪天候下では、トラブルを起こしにくいスピニングタックルが有利です。
まとめ:ベイトタックルとスピニングタックルを使い分けることで、もっとバスは釣れる。
バス釣りをより深く追求していくなら、ベイトタックルとスピニングタックルの2種類を使い分けるのがおすすめです。
ベイトとスピニングの特徴と用途を理解しておくことで、あなたに釣れるバスはもっと増えます。