「バスが釣れない原因と理由、その対処法」について、僕個人の体験から来ている解説を書いていきます。
もくじ
バスが釣れない原因・理由
バスが釣れない原因や理由は、フィールドの状況や、その日のバスの傾向などによっても変わるため、一概に「コレが原因だから釣れないんですよ」とも言い切れないのが本音です。
ですので、あくまで僕の経験上からきている「バスが釣れない時の主な原因」を挙げていきます。
バスが釣れないときの原因として多いのは、以下のようなものです。
●バスは居るけど、何かしらの理由で食わない(人的プレッシャー、水質などの影響で)。
●警戒心を与えすぎてしまっている。
●アプローチが間違っている。
●戦略を外してしまっている。
●過去の情報に左右されすぎてしまっている。
プロフェッショナルな釣り人でも、立っているポイントにバスが居ないのなら、絶対に釣れません。
有名なフィールドは人的なプレッシャーも高いため、バスも警戒心が高くて釣りにくいこともあります。
例え人気がない場所で釣りをしていても、ズカズカと足音を立ててポイントに入ってしまったり、ミスキャストをしたりするだけでも、バスに警戒心を与えてしまいます。
また、バスの状態を考慮せず、好きなルアーを適当に投げているだけでも釣りにくいです。
「このルアーをこの場所で投げると釣れるらしい」という、過去の情報に振り回されていても釣れません。
バスが釣れない時は、
●アプローチ(エントリー時の足音、声、キャスト精度、着水音、ミスキャスト、ルアーチョイス、流すコースなど)
●情報の取捨選択
これらを意識し、そして対処していくと良いでしょう。
釣れない時に確認したいこと
「釣れない理由・原因」がクリアになってきたら、更に『情報の整理』をしていきます。
釣れない時に確認したいことは、
●バスのコンディションを把握しているか?
●アプローチは適切か?
●水質を意識できているか?
●情報に左右されすぎていないか?
●バスの捕食対象(ベイトフィッシュ)は居るか?
個人的な経験上ですが、釣れていないときほど上記の「釣れない時に確認したいこと」を蔑ろにしていたり、「釣れない原因」として挙げた行動をとっていることが多いです。
ネットで得た情報ではなく、自分自身がその日に立って感じたことや、得た情報を元に釣りを展開していくのが理想的です。
釣れないときの4つの対処法
バスが釣れない原因や理由、確認したいポイントを把握したら、次は具体的な対策をとっていきます。
釣れない時ほど、以下のことをチェックしてみましょう。
2: バスの状態を意識できているか?
3: 水質を意識できているか?
4: 情報に流されていないか?
1:エリア選び
バス釣りを行う上で、「場所選び(エリア選択)」はとても重要です。
エリア選びを行うときに意識したいのは、以下の要素です。
●バスが好む水質かどうか。
●バスの習性とマッチする場所か(障害物の有無、水温、水質、ベイト、陰(シェード)など)。
●天候の影響を受ける場所か、受けにくい場所(バスが緊急時に避難できる場所)かどうか。
「ベイトがいれば、必ずバスも居る」とは言い切れませんが、少なくともバスの捕食対象となるベイトが多い場所であれば、バスが居る可能性は上がります。
また、「水質」も見逃せない部分です。
水質が良い場所は、「ベイトが集まり、そしてベイトを追ってバスも入る」という好循環が生まれるスポット。
水質が良くて、尚且つ小魚やコイなどが居るのであれば、バスが居る可能性も高いと言えます。
その他、障害物(ストラクチャー)の有無や、陰(シェード)の有無など、バスが居着く可能性が高い要素が絡んでいるのかどうかも、エリア選びにおいては重要な部分になります。
ポイントに入る時間・タイミングも重要です
各々のポイントには、各々の特性があったりします。
例えば、
●朝・夕マズメのときにバスが入るポイント
●日中に生きるポイント
●増・減水時に生きるポイント
などです。
釣りをしているときに、
「何だか風が吹いてきた」
「日差しがなくなって曇りはじめてきた」
「減水している」
など、ちょっとした変化を感じたら、改めてポイントに入り直してみることも大切です。
すでに攻め切った場所に、フレッシュでヤル気のあるバスが入っているかもしれないからです。
釣りをしながら、「このポイントは風が吹いたら良さそうな場所だな」とか、「朝・夕マズメは、いつもあのポイントでバスがボイルしているんだよな」とか、そういった細かい情報の蓄積をしていくのは重要な技術。
時間やタイミングを変えて、再びポイントに入り直すことも、バス釣りの立ち回りにおいては欠かせないテクニックなのです。
2:バスの状態を把握する(イメージする)
バス釣り初心者の方が釣れない時にやりがちなのが、「釣れるルアー探し」です。
「どんなルアーが釣れるのか」と迷走してしまうと、本来意識しなければならならい『バスの状態(コンディション)』を見逃してしまいます。
バス釣りの順序としては、「釣れるルアー」を探すのが先ではなく、「バスのコンディションの把握」が先だと僕は考えます。
バスのコンディションさえわかれば、自ずと使うべきルアーも絞れていきます。
「バスの状態を把握すること」の重要性については、以下の記事で解説しているので、こちらもチェックしてみてください ↓
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3:水質を意識する
釣れない時は、水質をしっかりと意識できているのか確認しましょう。
例えば、今立っているポイントの水を、以下のような感じでチェックしていきます。
→サラサラの濁りか、ドロドロの濁りか。
→淀んでいるクリアか、清潔そうなクリアか。
●水の”質”はどうか。
→淀んでいるのか、流れているのか。
→無臭か、腐敗臭がするか、など。
→ロッドでかき回すと泡が残るか、すぐ消えるか。
もし濁っているのなら、ルアーのアピール力を上げたり、カラーを目立つようなものに変えていきます。
クリアなら地味系・ナチュラル系のものにして、アピールは控えめに。
水がドロドロで、いかにも「死んでます、腐ってます」的な残念な水質なら、ちゃちゃっと打って移動。
また、ロッドの先で水をかき回してみて、泡が残るようなら「この水は質があまりよろしくない」と判断したり。
こんな感じで、水質を意識していきます。
水質が良い場所にはベイトフィッシュも集まりますから、それにつられてバスも居る可能性も高くなります。
釣れない時は「水質」を意識するのが大切です。
4:過去の情報に流されず、「今」を釣る
ネット情報を書いている僕自身が言うのもおかしいのですがw、SNSなどのネット情報に振り回されすぎないようにしましょう。
ツイッターなどのタイムラインで流れてくる情報は、あくまで過去の情報。
「次の日に行ってみると、バスの状態はガラっと変わっていた」というのは日常茶飯事なので、ネット情報を鵜呑みにしないように注意。
過去の情報は、あくまで”過去のデータ”。
その日、その瞬間、その場所で釣りをするのはあなた自身ですから、自分が感じた「今」を釣っていきましょう。
「今」を釣っていくための方法が、この記事でお話している内容になります。
まとめ:バスが釣れない時は、水質が良くてバスが居る可能性が高いエリアで、「自分自身の釣り」をするのが大切です。
バスが釣れない時は、原因を見つめ直し、そして対策をとっていく。
これを繰り返すだけで、バス釣りは必ず上達します。