人は普段、やらなくてもよい競争に巻き込まれています。
SNSの”いいね”集め、マウント取り、ビジネス競争…
ほとんどの場合は”上の人間”がヒトの心理を悪用しているだけなのですが、ここに気付けないと一生「自分らしい生き方」には辿り着けないし、本当にやりたかったことも見失ってしまいやすい。
そこでキーとなるのが、『もしこの世から「他人」が消え失せてしまったら、そのとき自分はどんな生活をしているのだろうか』という思考法です。
これは、僕が俳優時代に学んだ演劇技法「マジック if…」というテクニックで、ライフスタイルを決めるうえでも有効になるので紹介したいと思います。
元芸能事務所所属のプロ舞台俳優・声優。
生涯学習財団・ヘルスケア財団・メンタルケア学術学会認定 『メンタルケアカウンセラー®︎』有資格者。
一般社団法人 ケアフィット推進機構認定『生活習慣病予防プランナー』有資格者。
もくじ
あなたは本当は何をやりたい?もし、この世に「他人」が消えたら、自分は何をしているのか
☆「もしも、あなたがその状況に居たら?」の思考法、『マジック if…』
※管理人は元プロの舞台俳優でした※
くだらない競争・出世争いから一歩出てみなければ、「本当にやりたいこと」とか「好きなこと」は見えてきません。
普段、自分が「好きでやっていること」というのは、実はただ単に逆張りしたいだけだったり(あまのじゃく)、ムキになって誰かと競っているだけだったりするんですよね。
心の底では「飽きた、つまらない、本当はやりたいと思っていない」と感じているにもかかわらず、『競争』しようとする心理に身を委ねてしまっている、とも言えます。
人間も動物なのだから仕方がないことではありますが、僕たち”ヒト”には知能・知恵があり、自由に選択できる意志があるので、そこんところは「本能に身を委ねるだけのフツーの動物」とはちょいと違う。
●心の底から「これ、マジで好きだわ」と感じられるモノ
●世界中の人から嫌われてもいいから、自分はコレがやりたい!
●カネなんて関係ない。私はコレをやって死ぬ。
もし、上記のようなモノに出会いたいのなら、自分の世界から「他人」を一度消し去ってみることで、『本来の自分』を取り戻すことができるのではないか、と僕は考えています。
もし、この世に自分一人しかいなかったら、そのとき自分はなにを求め、どう生きようとするのか?
まとめ:「自分の人生(やりたいこと)」とは、他者からの評価・承認がベースのライフスタイルではない。
自分と他人は、まったく違う人間です。
「なにを求め、なにを考え、どう生きたいのか」というテーマも、人の数だけ存在するといっても過言ではありません。
人生を歩むときには、やれ「〇〇したほうがいい」だとか、「〇〇を選択するのが賢いオトナだ」みたいにヤジを入れられることもありますが、『自分と他人をわけて考える、承認を求めないライフスタイルを構築する』と決意することで、自分らしい人生を歩むキッカケになるのではないか…と僕は考えます。