●去年ぐらいからニジマスの管理釣り場で遊ぶようになったのですが、管釣りやってると、バス釣りのファイトがめちゃくちゃ上達する。
今年に入ってから、スピニングタックルでブラックバスのそこそこ良いサイズを掛けた際、不思議に思っていたことがあったんですよね。
「あれ?オレってこんなにスピニングタックルのファイト、上手かったっけ?」なんつって思ったり。
僕は普段、ほとんどスピニングタックルを使用しないので、「いきなりファイトが上達した」ということは、まず有り得ません。
僕がスピニングタックルの扱いが超天才的で、実は世界最高峰の才能を秘めていて、いきなりファイトスキルが覚醒した…とかならまだしも、残念ながら僕はただの30代のオッサン。これが現実なのよね。
んで、色々考えていたときに思ったのは、「あ、これ、たぶん管釣りやってたからだ」と。
”スピニングのファイトがなぜか知らんけど上手い”と感じていた要因は、傲慢でも自惚れでもなく(実際は半々だが)、単に「管釣りでスピニングタックルのファイトが上達していた」ということが原因だったのです。
ニジマスの管釣りをやると、スピニングタックルのファイトが超上達する
管釣りは1.5gくらいの軽量スプーンを投げることが多いため、必然的にスピニングタックルを使用することになります。
が、いかんせんラインが鬼細い(ナイロン4ポンド)ということもあり、30~40cmのニジマス相手だろうと、常に油断はできない。いかなるファイトも、常にギリギリchop!な状態。
強引に引き寄せようとすれば、プチっと簡単にラインブレイクしかねないし、かといってダラダラとファイトしていては、周囲の人たちの邪魔にもなってしまう。
常にギリギリの状況で、魚とやりとりをしなきゃならない。
管釣りは、バス釣りのライトタックルで体験するような「ギリギリの状況」をたくさん体験させてくれるので、勝手にファイトテクニックが上がるんだなぁと、1年越しにようやく理解しました。
ギリギリの状況を何度も疑似体験することで、ファイトの免疫ができる
管釣りは、バス釣りにおけるスピニングタックルでのファイト時の状況を、数多く体験させてくれます。
「ラインブレイクの危険性を常に抱えながら、ライトタックルで大型の魚とやり取りする」といった極限状態を、嫌というほど体験させてくれる。
そのため、スピニングタックルのファイトが上達しやすい。
体感、バスを1年間スピニングで釣り続けて得られる経験値と、管釣りで得られる経験値では、倍(あるいはそれ以上)くらい違うと感じます。
バスを年間で数十本釣って得られるファイトテクニックの経験値が、管理釣り場に数回ほど行っただけで得られてしまう。
村田基氏さんが「アワセとファイトが上手くなりたいなら、たくさん釣れる魚を、たくさん釣りまくった方が上達が速い」と仰っていましたが、なるほど、こういうことだったのか、と理解。
「ラインブレイクの危険性を抱えつつ、魚とギリギリのやり取りを行う」という体験を何度も経験することで、バス釣りにも応用できる「ファイト免疫」を手に入れることが可能になる、というわけですな。
まとめ:スピニングタックルのファイトが苦手な人は、管理釣り場に通うとすぐに上達する
「スピニングタックルでよくバラシちゃうんだよね」
「スピニングで大型のバスがかかったときに焦ってしまう」
こんなことでお悩みなら、ぜひ管理釣り場に通ってみてほしいです。
冬場に管理釣り場でファイトテクを磨いておくと、シーズンインしたときに「あれ?オレってこんなにスピニングのファイト上手かったっけ?」と実感できるはず。
いざという時に慌てないメンタリティも養えるので、管釣りで魚とのファイトをトレーニングするのはおすすめです。
入門用ロッド1本あれば、とりあえずバス用リールでも始められる手軽さもあるので、気になった人はぜひ管釣りをやってみてほしいです。
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