(当画像・サムネイル:Amazon「プロマックス」&「ブラックマックス」)
ベイトリールを使った釣りをはじめるにあたり、エントリーモデルの存在は見逃すことのできないポイント。
とくに、アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」の2つで悩むアングラーは少なくないはず。
そこで当記事では、「プロマックス」と「ブラックマックス」の特徴や違いを紹介!
購入の参考にしてみては…?
もくじ
- 1 アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」、両機のおもな特徴をおさらい
- 2 アブガルシア「プロマックス」のおもな特徴
- 3 「プロマックス」のスペック
- 4 ●「プロマックス」はハイギアを搭載したアブガルシア社のエントリーモデル
- 5 ●「ハイギア」のメリットは?
- 6 アブガルシア「ブラックマックス」のおもな特徴
- 7 「ブラックマックス」のスペック
- 8 ●「ブラックマックス」はパワフルな巻き取りを可能にするモデル
- 9 【比較】アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」の違いを比較
- 10 「ギア比」が違う
- 11 ハイギアとノーマルギアの違い
- 12 ●ハイギア(プロマックス)のメリット
- 13 ●ノーマルギア(ブラックマックス)のメリット
- 14 「自重」が違う
- 15 「価格」が違う
- 16 「ボールベアリング数」が違う
- 17 「クリック機構付きメカニカルブレーキ」の有無に違いがある
- 18 「デザイン性」が違う
- 19 アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」はどんな人におすすめ?
- 20 「プロマックス」に向く人、不向きな人
- 21 「ブラックマックス」に向く人、不向きな人
- 22 【比較】アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」の違いを比較|まとめ
アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」、両機のおもな特徴をおさらい
アブガルシア「プロマックス」のおもな特徴
(画像:Amazon)
「プロマックス」は、アブガルシアのエントリーモデル。
アンダー1万円というリーズナブルな価格もあって、多くの釣り人に人気がるベイトリールです。
プロマックスのおもな特徴は、以下のとおりです。
コンパクトボディ
リセスドリールフット
85mmクランクハンドル
φ32mmアルミマシンカットスプール
マグトラックスブレーキシステム
パワーディスクドラグ
デュラギヤブラスギヤ
グラファイトフレーム・サイドプレート
5+1ベアリング
ギア比7.1:1
クリック機構付きメカニカルブレーキ
「プロマックス」のスペック
以下、アブガルシア公式サイトより、「プロマックス」のスペックの引用です。
※スライドするとすべて見ることができます。
製品コード JAN/UPC 製品名 自重(g) ギア比 最大ライン巻取(cm) 最大ドラグ力(Kg) ラインキャパシティ/0.31mm/14lb ラインキャパシティ/0.33mm/16lb ラインキャパシティ/PE3号 ボール/ローラーベアリング メーカー希望本体価格(税抜) 1548091 036282148710 PROMAX4 203 7.1:1 71 6 115m 100m 100m 5/1 ¥9,800 1548092 036282148727 PROMAX4-L 203 7.1:1 71 6 115m 100m 100m 5/1 ¥9,800 (引用:アブガルシア公式サイト「プロマックス」)
●「プロマックス」はハイギアを搭載したアブガルシア社のエントリーモデル
「プロマックス」は、7.1というハイギアを搭載しているのが特徴です。
ローギア・ハイギア(5.6~6.4など)はルアーの回収スピードが遅く、7.1以上のハイギアモデルはルアーを素早く回収できます。
そのため、「プロマックス」ハスピーディにルアーを巻き取ることをもとめられる釣りに向いています。
●「ハイギア」のメリットは?
ハイギアのメリットはさまざま。
たとえば、ワームをテンポ良く刻んで撃っていくような釣りに使うと効率がアップしやすく、巻物ルアーを巻いているときに変化に気づきやすくなる(巻き感度が高い)…などがあげられます。
ハイギアはバス釣りのみならずソルトルアーフィッシングにも使いやすいため、プロマックスは海釣りで使うアングラーも多め。
以下の記事でもハイギアのメリット・デメリットについてくわしく紹介していますので、お役立てください↓
【関連記事】
「ギア比えらびのコツ」はこちらで読むことができます↓
●アブガルシア「プロマックス」はこちらでくわしく見ることができます↓
アブガルシア「ブラックマックス」のおもな特徴
(画像は旧モデル)
「ブラックマックス」は、アブガルシアから発売されているエントリーモデル。
実売価格が¥5,000前後というリーズナブルさもあり、釣り初心者さんやエキスパートアングラーのサブ機としても人気があります。
ブラックマックスのおもな特徴は、以下のとおりです。
コンパクトボディ
リセスドリールフット
85mmクランクハンドル
φ32mmアルミマシンカットスプール
パワーディスクドラグ
デュラギヤブラスギヤ
グラファイトフレーム・サイドプレート
4+1ベアリング
ギア比6.4:1
「ブラックマックス」のスペック
以下、アブガルシア公式サイトより、「ブラックマックス」のスペックの引用です。
※スライドするとすべて見ることができます。
製品コード JAN/UPC 製品名 自重(g) ギア比 最大ライン巻取(cm) 最大ドラグ力(Kg) ラインキャパシティ/0.31mm/14lb ラインキャパシティ/0.33mm/16lb ラインキャパシティ/PE3号 ボール/ローラーベアリング メーカー希望本体価格(税抜) 1548093 036282148734 BLACKMAX4 200 6.4:1 64 6 115m 100m 100m 4/1 ¥8,600 1548094 036282148741 BLACKMAX4-L 200 6.4:1 64 6 115m 100m 100m 4/1 ¥8,600
●「ブラックマックス」はパワフルな巻き取りを可能にするモデル
ブラックマックスには「6.4」というギア比が搭載されています。
一般的に、ギア比6.4はノーマルギアとよばれており、パワフルな巻き取りをおこないやすいギア比です。
ノーマルギアは、巻き抵抗の強いルアーを力強くリトリーブしやすいのがメリット。
また、巻き取りをしているときにハンドリングが安定しやすく、ルアーの動きをブレさせることなく一定のスピードを維持しやすい…などのメリットも。
●アブガルシア「ブラックマックス」はこちらでくわしく見ることができます↓
【比較】アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」の違いを比較
この項目では、アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」のおもな違いについて比較していきます。
「プロマックス」と「ブラックマックス」のおもな違いは、以下のとおりです。
●ギア比
●自重
●価格
●ボールベアリング数
●クリック機構付きメカニカルブレーキ
●デザイン性
上記したポイント以外はすべて同じ。
両機どちらを買うか迷ったときは、上記のポイントをチェックすることで選ぶべきベイトリールが見えてくるはずです。
「ギア比」が違う
アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」、両機のもっともおおきな違いは『ギア比』です。
「プロマックス」と「ブラックマックス」のギア比は、以下のとおり。
ギア比 | |
プロマックス | 7.1 |
ブラックマックス | 6.4 |
プロマックスのギア比は「7.1」のハイギア。
たいして、ブラックマックスは「6.4」のノーマルギアです。
ハイギアとノーマルギアの違い
ハイギアとノーマルギア、どちらも一長一短あります。
プロマックスとブラックマックス、どちらを購入するかで迷ったときは『ギア比の使いわけ』を知っておくと◎
●ハイギア(プロマックス)のメリット
ハイギアのベイトリールはルアーを回収するスピードにすぐれ、ハンドル1回転あたりに回収できるラインの長さが多いのがメリット。
ワームを細かく打ちこんでテンポよく回収したいときや、ソルトルアー釣りでワームを遠投し、ファイト中にスピーディにラインのフケを巻きとってファイトを安定させる…というような目的にピッタリなギア比です。
また、ハードルアーをハイギアで巻きとることでルアーの変化をキャッチしやすい(巻き取り感度があがる)などのメリットも。
アブガルシア「プロマックス」はハイギアであるため、巻きとりスピードをあげたい釣りに◎
たとえば、ソルトルアーのロックフィッシュやシーバス、バス釣りではジグ・テキサスなどのワームの釣りやハードルアーの巻物の釣りなど。
●ノーマルギア(ブラックマックス)のメリット
一方、ノーマルギアはハンドル1回転あたりに回収できるラインの長さはほどほどです。
しかし、巻き抵抗のあるルアーをパワフルに巻きとることが可能なため、巻物系ルアーを使った釣りにピッタリ。
中・大型のスピナーベイトやクランクベイトなどをはじめとする「巻物・ハードルアー」を、ストレスなく巻き続けやすいのがメリットです。
ノーマルギアは海釣りではあまり使われなくなっていますが、バス釣りではあえてノーマルギアを選ぶアングラーも少なくありません。
アブガルシア「ブラックマックス」はノーマルギア。
そのため、ハードルアーを気持ちよく使うのに向いたリールだといえるでしょう。もちろんワームにも使えます。
以下の記事でもハイギアとノーマルギアの違いをくわしく紹介しています。お役立てください↓
【関連記事】
「ギア比えらびのコツ」はこちらで読むことができます↓
「自重」が違う
アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」は、『自重』に違いがあります。
両機の自重のちがいは、以下のとおり。
自重 | |
プロマックス | 203g |
ブラックマックス | 200g |
プロマックスは自重が203g、ブラックマックスは200g。
たった3gの差ではありますが、道具好きエキスパートアングラーは数グラムを気にすることも少なくありません。
「価格」が違う
アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」、『価格』にも違いがみられます。
両機の価格のちがいは、以下のとおりです。
価格 | |
プロマックス | ¥9,800 |
ブラックマックス | ¥8,600 |
ブラックマックスのほうが¥1,200ほど安くなっています。
プロマックスは実売価格(アマゾン)が¥6,000前後、ブラックマックスは¥5,000程度。
とにかく費用をかけたくない!ギア比にこだわりはない!という場合は、ブラックマックスがピッタリだといえるでしょう。
「ボールベアリング数」が違う
アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」は、『ボール・ローラーベアリング数』に違いも。
両機のベアリング数のちがいは、以下のとおり。
ボール/ローラーベアリング数 | |
プロマックス | 5/1 |
ブラックマックス | 4/1 |
プロマックスのほうがベアリング数が1個多め。
両機はエントリーモデルということで、ベアリング数は少なめです。
ただ、ベアリングは後からでも追加で足すことができる要素です。
たとえば、パーツショップなどで売られている単体ベアリングをたくさん追加することで、使用感もアップします。
以下のサイトでカスタムパーツをチェックできます↓
アマゾンなどで格安ベアリングを追加してクオリティアップ!という考え方も…
>>アマゾンで「ベイトリール ベアリング」のワードで検索してみる
「クリック機構付きメカニカルブレーキ」の有無に違いがある
「プロマックス」と「ブラックマックス」、『クリックつきメカニカルブレーキの有無』にもちがいがあります。
両機のメカニカルブレーキの違いは、以下のとおりです。
クリック機構つきメカニカルブレーキの有無 | |
プロマックス | ○ |
ブラックマックス | × |
メカニカルブレーキは、クリック機構があったほうが細かい調整をおこないやすいのがメリットです。
より確実なブレーキ設定をおこないたい!というアングラーは、プロマックスが◎
「デザイン性」が違う
アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」、わかりやすい違いのひとつに『デザイン性』があげられます。
(画像:Amazon「プロマックス」&「ブラックマックス」)
写真左から、「プロマックス」、「ブラックマックス」。
プロマックスはブラックカラーで統一されており、クール&スタイリッシュで落ち着いた印象。
一方、ブラックマックスはスプールやメカニカルノブなどにレッドカラーが採用。
赤がアクセントになっており、洗練されたデザインイメージ。
(画像:Amazon「プロマックス」&「ブラックマックス」)
ベイトリールを選ぶうえで、「スプールカラー」は気になるポイントのひとつ。
プロマックスはブラックカラー、ブラックマックスはレッドカラーとなっており、色の違いも差別化のひとつだといえるでしょう。
ただ、ベイトリールのデザイン性はリールカスタムでも変えることができるので、人によっては気にならない部分かもしれません。
以下のサイトでカスタムパーツをチェックできます↓
●アブガルシア「プロマックス」はこちらでくわしく見ることができます↓
●アブガルシア「ブラックマックス」はこちらでくわしく見ることができます↓
アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」はどんな人におすすめ?
これまで、「プロマックス」と「ブラックマックス」の特徴や違いを比較してきました。
この項目では、両機はどんな人に向いているか、あるいは不向きなのかを紹介します。
「プロマックス」に向く人、不向きな人
(画像:Amazon)
アブガルシア「プロマックス」は、以下のような人におすすめです。
●ルアーをスピーディに回収したい人
→ソルトフィッシング、ジグ・テキサスなどのワームの釣り、巻き感度を大切にした”ハードルアー”の釣りなど
●遠くで魚をヒットさせたときに、ラインのたるみを素早く回収したい!という人
●ワーム専用タックルを揃えたい人
●ソルトルアー(シーバス、ロックフィッシュなど)で使えるベイトリールを探している人
●コスパ重視のハイギアリールを探している人
一方、プロマックスは以下のような人には不向きともいえます。
●巻きものルアーを使うときに手首に負担をかけたくない!という人
●スローな巻き取りを重視するためのリールを探している人
●ベイトフィネス(軽いルアーメイン)の釣りをやりたい人
●アブガルシア「プロマックス」はこちらでくわしく見ることができます↓
「ブラックマックス」に向く人、不向きな人
(画像は旧モデル)
アブガルシア「ブラックマックス」は、以下のような人におすすめです。
●巻物ルアー(スピナーベイト、クランクベイトなど)を快適に使いたい人
●おかっぱりで巻物からワームまで幅広く使えるリールを探している人
●¥5,000台で買えるコスパ最高なベイトリールを探している人
●低価格で巻物専用タックルを揃えたい人
一方、ブラックマックスは以下のような人には不向きともいえます。
●「近〜中距離のポイントへワームをテンポよく打ち込む用のリール」を探している人
●カバー撃ち、底物用ベイトリールを探している人
●ハードルアーの巻物の釣りでは「巻き感度」を大切にしたい!という人
●ベイトフィネス(軽いルアーメイン)の釣りをやりたい人
●アブガルシア「ブラックマックス」はこちらでくわしく見ることができます↓
【比較】アブガルシア「プロマックス」と「ブラックマックス」の違いを比較|まとめ
当記事では、「プロマックス」と「ブラックマックス」の特徴や違いについて紹介しました。
どちらもアンダー1万円のエントリーモデルではあるものの、作りにはやや違いがあります。
しかし、ギア比・価格・デザイン性、どんな釣りに適しているのか…などを見極めることで、いい買い物ができるはず!
●アブガルシア「プロマックス」はこちらでくわしく見ることができます↓
●アブガルシア「ブラックマックス」はこちらでくわしく見ることができます↓