昨今のバス釣りは、数値・競争・結果主義な風潮が強くなってきた。
バスは釣ってナンボ、釣れなきゃいくらでもフィネス化してかならず釣れ。釣れなきゃ恥。こんな印象。
しかし、損得勘定や合理的・効率のみでバス釣りに取りくんでしまうと、楽しかったバス釣りが作業になる…などのデメリットもうまれやすい。
釣りロマン要素はどこいった?オレたちがやりたかったバス釣りは、結果ありきのものだったのか?
…ということで、「バス釣りがつまらなくなったときに読む用の記事」を書いてみる。
もくじ
バス釣りがつまらなくなったときに読む用|義務・惰性の釣りにシンドくなったときに読み返したいマインド8選
1:自分を満たすために遊ぶ
バス釣りはあくまで趣味であり、おおくの人にとっては「遊び」である。
たかが釣り、されど釣り。しかし、ほとんどのアングラーにとっては(とくにライト層ほど)”たかが釣り”である。
釣りを仕事とする人や、釣りでカネ儲けをする人、大会で勝ちたい人などにとっては最早”遊び”ではないものの、一般人にとってはあくまで趣味でしかない。
バス釣りつまんねーなと思ったら、一旦は「結果、釣果、承認欲求」を脱ぎさってみよう。
自分が楽しむためには、どうすればいいか。
もうちょい面白くするには、どんな取り組みがいいかなぁ。
究極の自己満足を追求するぞ。
こんな感じで、興味が向くままにいろいろチャレンジしてみるといい。
誰かのために釣りをする(誰かを納得させる・認めさせる)のではなく、あくまで自分のために。
2:競争の世界から離れる
SNSでのいいね!争い、承認欲求稼ぎ、数字稼ぎ、匹数・サイズ争い。
疲れたときはこんなものから離れることだ。
楽しむための釣り(自分を満たすための取り組み)が、誰かに勝つ・わからせるための取り組みになってしまっては元も子もない。
トーナメントに出るような人はこんな記事は読まないと思うので、「勝つからこそ楽しいんだ!競争するのが楽しい!」という話は省略する。
全員がストイックな競争っぽい釣りを望んでいるワケでもない。
トーナメントが一般層にあまり注目されないのは、つまりはそういうことだろう。
3:メディアから離れる
昨今はいつでもどこでも手軽に情報を得られるようになった。
その反面、不要な情報までも脳にインプットされてしまいやすく、脳疲労を感じやすい世界にもなったといえる。
もしネットをやっていてメンタリティが消耗するなら、メディアからは一旦離れたほうがいい。
酒飲みに休肝日があるのとおなじように、ネットサーファーにも休脳日を設けたい。
SNS、ブログ、ユーチューブなど、自分のテンションを下げてしまう要素からは離れるのがよし。
正直いって、昨今のユーチューブのバブリーな空気はめっちゃ疲れる。
このブログで書いてあることも、自分にとって辛く感じるなら一切参考にしなくていい。
4:評価されることを前提に釣りをしない
SNS、ブログのPV、動画の再生数などを追いもとめるための釣りをする人も増えてきた。
僕もそのうちの1人なのだが、誰かを満たすために釣りをしようとすると、自分自身のキモチを蔑ろにしてしまうこともあるので注意したい。
もちろん、誰かに貢献したりよろこんでもらうことは大切だ。
しかし、自分自身をよろこばせてあげるということも忘れてはならない。
数値・承認欲求・利益・損得ばかりを追いかけすぎないように。
本当にやりたいことをやるべし。
5:釣ること(結果)だけを追い求めない
結果だけを得ようとしても難しい。
そもそも釣果というものは、自分が行動した結果のさきにあるものなので、コントロールすることはできないからだ。
ポイント選びやアプローチなどは自分でコントロールできるが、釣果そのものはコントロールすることができない。
自分の行動や考えかたはコントロールできるけど、結果はあとからついてくるだけである。
釣果のコントロールはバスプロでさえも難しい。ということは、一般人にとってはもっと難しいということだ。
辛いときほど結果を追い求めている状態だったりする。
そんなときは、自分がコントロールできる要素にのみ注目すべし。
6:つまらないなら辞めてもいい(義務としての”釣り”をやめる)
おおくの一般アングラーにとって、バス釣りは趣味である。
なにかしらの理由で釣りが”義務”になってしまうと、釣りが仕事になりかわってしまう。
バス釣り専門ユーチューバー、バス釣り専業ブロガーなどが陥りやすい部分でもあるが、僕自身もこの状態に陥ってしまうこともある。
バス釣りで数字稼ぎをしない一般アングラーの場合、バス釣りに飽きたら辞めればいいだけだったりする。休止したって構わない。そこは自由だ。
しかし、SNSなどでバスアングラーと”繋がって”しまうと、バス釣りが義務になることもあるだろう。
人とのつながりは大切だが、表面上だけの付き合いはそこそこにして、自分自身のために生きたほうが気持ちよく生きれるはず。
7:バス釣りはわりと作業(飽きやすいアソビ)だと知る
バス釣りは「バスを探して、ルアーを投げて釣る」というループをひたすら繰り返すという趣味。
そのため、人によっては飽きやすいと感じることもあるだろう。
さまざまな戦略はあるものの、ほとんどの時間はルアーを投げて・誘って・移動して…というルーティーンワークになりやすい。
バス釣りの単調さはバスタックルの甘美さやルアー種類などで誤魔化されているが、実際は作業感強めのアソビである。
最近はバスもスレているので、6時間ルアーを投げても釣れないなんてことは日常茶飯事になってきた。
「釣れない=ウデがない」というのももちろんあるが、そもそも個体数が少ないため、釣れる確率が下がった。
関東なら釣れないのが普通で、一般アングラーならよくて1~2本。これが当然だと思っていい。
バス釣りは作業感が強めでありながら、メンタルとカラダを酷使するスポーツ。
合う・合わないはある。「ほかの人は釣れているのに、自分だけは釣れない…」と自分を責める必要はない。
8:ほかの趣味を見つける
どうしてもバス釣りを”やらなければならない”環境におかれていないのなら、ほかの趣味を試してみるのもいいだろう。
バス釣りで生活している人ならそうもいかないが、一般人ならほかの遊びに移っても構わない。
「飽きるのは取りくみかたが悪い」「飽きるのは成長しなくなった自分に飽きた証拠」なんてこともいわれるが、ガチ勢の意見はとりあえず放っておこう。
誰もがストイックに”上”を目指したいわけではないのだから。
成長しない自分や、飽きてしまう自分を許しても構わない。所詮は趣味である。
あなたの価値は、たかがバス釣りごときですべて決まるわけではない。
ブラックバスを釣ることができなくても、あなたには良い部分がたくさんあるはずだ。まずはそこを思いだそう。
まとめ:バス釣りがつまらなくなったときに読む用|義務・惰性の釣りにシンドくなったときに読み返したいマインド8選
バス釣りを仕事にしたい!上達したい!トーナメントで勝ちたい!というなら話はガラっと変わるが、一般アングラーであるならバス釣りにこだわる必要もないし、バス釣りに囚われる必要もない。
バス釣りがつまらないならほかの趣味を見つければいい。残りの人生の時間を有意義に使ったほうがよし。
しばらくして、「ちょっとまたバス釣りやりたくなってきたな」と思うなら、また楽しもう。これくらいのスタンスでいい。