コロナ禍、YouTube、ツイッターやインスタなどのSNS…ぶっちゃけ疲れました。
最近は、口内炎ができたり、身体に力が入らなくなったり、不眠症になったりと、身体的なトラブルが増えてきました。
コロナ禍に関するテレビ番組にもウンザリっちゅーことで、なんとなくラジオ番組を聴いてみたところ、実にさわやかな気分になったのでお知らせします。
もくじ
デジタル疲れ解消に良さげ。「ラジオ」を聴いてみたら、めっちゃ面白かった
昨今は、スマートフォンを通して「動画、文字」などの大量なコンテンツに触れることが多くなってきました。
とても便利な世の中になったとは感じるものの、なぜかそれと反比例するかのように心身のコンディショニングが悪くなっていく…というジレンマ。
YouTubeなどは、いかに視聴者の注目を集めるか、いかに刺激的でドーパミンをドバドバ発生させるコンテンツをつくるか…みたいな風潮がみられます。
我を全面に出してアピールしていたり、「〇〇やってみた」系の刺激的なコンテンツが多いですよね。
数字を稼ぎ、チャンネル登録者数を増やすぞ!…という意気込み(下心)が伝わってくるのですが、かえってそれが重い。
個人的には動物や猫動画ばかり見ているのですが、「結局コレもペット系ユーチューバーなんだよな…」と感じてしまい、途中で視聴をやめることも多くなりました。
「投げ銭」だとか「高級な〇〇買ってみた、食べてみた」的な”カネ”が見えてしまうと、なんだか冷めてしまう。
結局、みんなお金がほしい。もちろん。心の底からコンテンツ作りを喜びにしている人もいるハズですが、果たしてどれくらいいるのでしょうか。
…とはいえ、僕自身もブロガーですし、数字集めをメインにしたコンテンツ作りをすることもあるので、偉そうに人のことを言える立場ではありません。なので、反面教師にしなきゃなあと思っています。
「金、数字集め、地位と名誉、欲望」がうずめく、昨今のネット社会。
物質的な幸福を追い求める風潮がいまもなお続く現代社会。
「正直、もうやっていけそうにない」と感じるレベルまで疲弊していたとき、ふと目の前にあったアナログ機器に意識が向かいました。
そこで、ラジオ番組を視聴してみたところ、かなりデジタル疲れが解消された感覚を得られたのです。
「デジタルデトックス」にはラジオを活用するのがいいかも
今はほとんど使われていないであろう、アナログ機器。CDとカセットテープ、ラジオ番組が聴けるプレイヤーです。
といっても僕のような30代おっさんにとっては馴染み深いアイテムなので、とくに目新しさはありません。
むしろ「懐かしい、こういうのが良いんだよな」という懐古的な気持ちを連想させてくれ、時代の流れと逆行したアイテムだといえるでしょう。
昨今はi phoneのMP3音源や、インターネットを通してラジオを視聴できるので、アナログ機器はほとんど出番がなくなりました。
だからこそ、なのでしょうか。ラジオのようなアナログ機器は、使っていて実に心地よい気持ちに満たされるんですよね。
テレビやYouTubeでは取り上げられることのない、ややニッチなジャンルの人物の思想や考え方が聴けたり。
売れないアイドルが、番組を盛り上げようとガンバっているのとかを聴くと、「社会の裏ではいろいろな人がいるのだな」と実感させられます。
ラジオ番組は、ローカル感、業界の”カネ・利権”に汚れていない感がいいですね。
アナログな情報は、5感を使ったインプット。心が動く
アナログ機器を使ったラジオ番組の視聴は、無駄な情報が入ってこない感じもいいです。
i phoneを使うと、つい「あの〇〇はどうなったのか」だとか、「おや、こっちの情報のほうが面白そうだぞ」なんて風に、意識のザッピングが起きがち。
たいして、ラジオは「声を通した情報」しか入ってこないため、脳の処理がシンプルな印象です。
脳の情報処理の量が少ないからなのか、聴いていて疲れにくいんですよね。
それと、なぜかわかりませんが、意識の共感も起きやすいと感じます。
ユーチューブやSNSなどでは、字面や映像を通して「コンテンツ」と接します。
たいして、ラジオは人間がその場で発する「音」にくわえ、それに含まれている感情を読み取ろうとするような思考が働きます。
文章や映像は、その裏にある感情までを読み取ろうとはしません。
しかし、ラジオ番組の視聴は、「視覚」だけではなく、「聴覚」や「心」をフルに使い、言葉のニュアンスや感情を読み取ろうとする意識が働くように感じます。
昨今は、SNSやブログ、動画などで「視覚」がメインになり、相手の言葉のニュアンスや感情を読み取ろうとする意識が薄らぎがち。
ラジオ番組の視聴は、普段使っていない(あるいは、感覚的に弱体化した)感性・感覚を使う。なんとなく、人と人とのやりとりにも似ているのかなぁと。
個人的には、ユーチューブ動画やSNSをみるよりは、ラジオ番組のほうがしっくりくる。おっさんだからでしょうか。
i phoneのモニター画面を通した”情報の質”と、アナログ機器を通して5感を使って得た”アナログな情報の質”は、もしかしたら感じ方がぜんぜん違うのかもしれませんね。
ラジオは、普段使っていない感覚を使う。
アナログラジオは、感覚を「今」に呼び戻すキッカケになる
ラジオならなんでも良いかというと、そんなことでもないようです。
ラジオ視聴が心地よかったので、i phoneを通してネットラジオを聴いてみたところ、なぜかBADフィーリング。なぜなのでしょうか。
i phoneを通した情報と、アナログ機器を通した情報を、脳が差別化しているのかな?
スマホなら、「いつでも聴ける、いま聴かなくても後で聴ける」みたいな思考になるからなのか…。
ありがたみ、というやつなのか。
それとも、意識が「今」に向いているからなのか。
アナログラジオの視聴は「今」に意識が向かう。瞑想状態に似ている?
ラジオ番組というのは、「今、この瞬間」に流れているコンテンツです。
たいして、スマホを通して得られる情報は「過去」だともいえます。
動画、ツイート、ブログコンテンツなどのコンテンツは、リアルタイムな情報ではなく、過去の情報。
ラジオ番組は、人がリアルタイムに何かしらの言葉なり感情なりを発信しているので、脳の認識が「今」に向かいます。
もちろん、ネットを通せば過去のラジオ番組も聴けますが、それだと「しっくり、落ち着く感覚」を得られない。
もしかしたら、「しっくりくる、心が落ち着く感覚」というのは、「意識が”今”に向いているから」ということなのかもしれません。
不安な未来のことを考えない。
嫌だった過去にムキー!っとならない。
ラジオ番組の視聴は、意識を「今」に戻してくれるすぐれたマシンなのかもしれませんね。
もしかしたら、瞑想に近いようなフィーリングを得られるのかも。
まとめ:アナログ機器を通した「ラジオ番組」のリアルタイム視聴は、マインドを『いま、この瞬間』に立ち戻らせてくれる
ラジオ番組は、自分の意識を、過去でも未来でもなく「今、この瞬間」に向かわせてくれるアイテムだと感じます。
僕たち人間は、いつも不安な未来や、忘れることのできない過去に振り回されてしまいやすいですよね。
しかし、ラジオ番組は僕たち人間の意識を「今」に向かわせてくれるます。
デジタルの波に埋もれてしまっている僕たち人間にとって、ラジオのようなアナログ機器は『デジタルデトックス』させてくれる優れたアイテムなのかもしれません。