【釣行記】戸面原ダムでカバー打ち・フリップ修行 / 常に”一等地”を探せ / 初心者はシンプルな釣りをする

【釣行記】戸面原ダムでカバー打ち・フリップ修行 / デカバスは一等地にいる? / ”シンプルな釣り”が技術を上げる

当日の戸面原ダムのデータ

水温:朝で23度。夕方は確か25度くらい。

午後から風が吹く。

水質:エリアによっては悪い。そこまで「ターンオーバーしてます!!」みたいな水じゃなかった。でもまぁそんなには良くない。

場所によっては水質良好。

その他のデータ

全域で釣れているが、サイズは小さめ。

小さいのはシャローにいるが、大き目はちょい深い。

「釣れる数が減ってきたが、全域で釣れている。シャローでも深いところでも釣れている。ターンオーバーの影響で水が濁り始めてきた」とボート店スタッフ。

1つのルアージャンル毎に、タックル2~3本持っていくメリットを知った

今回の釣行も、前回の釣行に引き続きフリップの練習ということで、ジグ・テキサスリグ用タックルを3本積んでみた。

5g.7g.10gのテキサスタックルを使い分けるようなイメージ。

●5gのライトテキサスは食わせ用
ピンポイント用。
モコリークローやビッグ2ウェイなどの食わせ用ワームを。

●7gはサーチベイトとして、3.8〜4.5インチのホッグワームをつけて、気持ちボリューミーに。

●10~28g用タックルは、ヘビーカバーへのフリップ用として。

当初、「テキサスリグだけでこれはやりすぎか?wプロかよwオモロイw」などと思っていたのだが、
これがかなり具合が良い。

いちいちシンカーウエイトを変える手間が省けるし、シチュエーションに合わせたフリップを瞬時に切り替えられるのは、フリップ好きとしては超メリット。

何でも使えるバーサタイルなヘビーロッド1本でも釣りは出来るが、テキサスをやり込むにはワーム・フック・シンカーウエイトの交換がかなり面倒。

テキサスリグを細かに切り替えるような場合は、1つのルアージャンルにつき2~3本持っていくのも有効な手段だなぁと学んだ。

シャローの魚は釣り人の競争率が高い

これまで、シャローカバー打ちしか脳がなかった自身のフリップの釣りだったが、ここ最近は2~5mくらいのミドルレンジ(ちょい深場)攻略の重要性を思い知らされている。

シャローで釣れるのは小バス。

やっぱりちょい深いところを攻めないとダメっぽい。

ということで、今回の釣行では2〜5mくらいのレンジを探れるように練習。

ちょっと前まではオカッパリしかやらなかったということもあってか、ミドルレンジの攻め方が理解出来ていないとわかったので、ちょい深場でのボトムサーチをトレーニング。

~2mくらいまでのシャロー打ちしか出来ない場合、

●シャローにバスがいません
●シャローカバーにバスがいません(居たとしても小さい)

こんな状況になると手も足も出ない。

特にリザーバーだとこういう状況に出会うことが多いので、「脱シャロー」は自分にとっての課題だと感じている。

ミドルレンジの攻略は必須だと痛感中。

そういえば、某プロが「初心者はシャローだけやれ」と言っていたが、それだけだと無理だと感じる。
少なくとも僕の場合、シャローだけだと手詰まりになりやすいので、さすがに~5mくらいまでは攻略対象に入れたい。

取り組み方をシンプルにすることで得られるメリット

取り組み方をシンプルにすれば、別にシャローだけにこだわる必要はないと思った。

ジグ・テキサス&巻物の2択を迫る、くらいのシンプルな釣りをしていくと、

●バスを探す力

●バスのポジションを把握する力

●天候に対するバスの行動の読み

などが身に付くと感じる。

「どんなルアーだと食うのか」とか、「このルアーだと食わない…ならコレか…」とか、釣れるルアー探しをしなくなる。

釣れるルアーを探してしまうと、意識がそっちに行ってしまう。

自分自身の選択・行動を極力シンプルにすることで、自分自身に向いていた意識を「バスの気持ち」に向けることができるなぁと。

フィネスリグを使った技巧的な釣りは、初級者の内は手を出さない方がいいっぽいと思った。

ヤル気のある魚は、その瞬間の一等地に居る

デカい魚にたどり着くにはどうすればよいのかと路頭に迷っていたのだが、ふと思った。

デカい魚にとっての一等地はどこなのかを、めちゃくちゃシンプルに考えれば良いだけなんじゃね?と。

例えば、この日の戸面原ダムを例にすると

ここ最近、かなり増水
ターンオーバー
プレッシャー高い

シャローの釣りは競争率が高い。

じゃあデカい魚はどこに居るの?

デカい魚は小バスのように俊敏には動けない
体力はあるけど、対応力は低いんじゃないの?
環境の急激な変化に弱いんじゃね?
人的プレッシャーを避けられる場所にいるんじゃね?

だったらどこに居るの?

エサがあって
水質が良くて
水位の変動の影響が少なくて
身を隠せるような安全なところで人的プレッシャーを避けれる場所
風吹いてるし、風が当たる面にいってみるか

じゃあアソコか?

…的な感じで思考すれば良いんじゃないかと。

要するに、

その瞬間の一等地はどこか
その瞬間の一級スポットはどこか(雑誌などで紹介される一級スポットではなく)
これをシンプルに考えれば良いだけなんじゃね

と思考した。

試してみると、すぐに答えが返ってきた。

まぁあんまり大きくはないんだけど(39cm)、ややボリューミーな6インチのホッグワームをパクリと食ってくれたため、満足度は大きい。

この魚をキッカケに、ふと思う。

フィネスリグ、いらなくね?

その瞬間の一等地を狙えば、そもそもフィネスリグなど使わなくても釣れるんじゃね?

全く要らないってワケではないと思うが、少なくとも僕のような一般人アングラーが普通にバス釣りを楽しむ程度なら、無理してフィネスリグを使う必要はないんじゃないかと思い始めた。

じゃあ一等地だけ狙えばよくない?って話になるんだけど、いきなりソレが出来たら苦労はしないよねっていう…。

ちょっと津久井湖とか相模湖で確かめてこようと思う。

オカッパリは釣りだけに集中できるけど、ボートは色々とやることが多い

それにしてもボートは難しい。

ボートが惰性で勝手に進んでしまったり、風で流されてしまったりするので、「ゆっくりやらせてよ」と思ったり。

操船技術が低いので、テキサスでボトムを探るときにグズグズになってしまう。

オカッパリだと立ち位置が完全に固定させるので釣りが安定するが、ボートの場合は不安定なので釣りの操作が大雑把になりがち。言い訳。

鍛錬あるのみ。

自分の実力の無さを呪うと同時に、伸び代を発見できた釣行だった。