先日、千葉県の戸面原ダムでカバー打ち(フリッピング)をしてきました。
その日は、「オリキン」の名で有名な折金プロもフィールドに立つという悪条件(というと失礼ですよね、すみません)。
オリキンさん含め、エキスパート達が打った後にカバーに入らせてもらったのですが、なんとか魚を手にすることができましたので、そこから得た学びなどを書いていきます。
超弱気になって「プロや釣りウマ達が打ちまくった後だから、釣り尽くされていてダメだろうな」と思っていたので、良い経験になりました。
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もくじ
釣れない時ほど、自分の「好き」を貫け。『武器』を持つと、バスプロが打った後でも釣れるようになると学んだ話
自分の「武器」があれば、上級者が入った後でも釣れる
エキスパート達とまともに渡り合う(?)には、「苦手なこと・不得意」なことを捨て、「強み・得意なこと」を根気強く丁寧にやっていくしかない、と僕は考えます。
バスプロを含め、多くのアングラーが打ち尽くしたカバーでもしっかりと丁寧にアプローチすれば、レンタルボート初級者の僕でも釣れるのだと学びました。
これは僕個人の話になりますが、僕は他のアングラーが打ち尽くしたポイントに入るのは、いつも気が引けます。
競争心がそれほど強いタイプではないため、
「簡単に釣れる魚は先に獲られているんじゃないか」
「僕の腕前では彼らに太刀打ちできない」
などと、つい弱気になってしまうんですね。
「やってやるぜ!燃えてきたぁぁぁ!」などという精神状態には絶対にならない(笑)
メンタリティの時点で、既に彼らに負けてしまっている感じ。そもそも”勝とう”という思考になりません。負けず嫌いなのに。
朝一の準備中、最新の魚探と最高級タックルで武装したエキスパート達に囲まれたりすると、「あぁ、今日はかなりムズカシイ日だぞ」と萎縮してしまうわけです。切ない。
しかし、メンタル的に不利な状況に陥ったときでも、自分自身に「武器」となる得意な釣りがあれば、バスプロ・エキスパート達が打った後でもバスは釣れるのだと実感。
たった1つだけでもいいので、自分にとっての「武器」を持つのが大事。
他のアングラーとの「差別化」が、釣れる魚を増やす
他のアングラーを見ていると、ベイトフィネスタックルを使っていたり、PEラインのスピニングタックルなどで攻めているようでした。
多分、5~7gくらいのシンカーを使ったテキサスリグなどでも打たれまくっていた感じです。
たくさんのアングラーに打ち尽くされた後でしたが、14gというやや重いシンカーで、リアクション的に誘ってみると何とか釣ることができました。
●ワームのサイズ、カラー
●エレキ操作(操船)
●使うタックル(奥の奥を打てる&ブチ抜ける専用タックル)
●競争率の低い魚を狙う意識
上記のような意識を持ちつつ、アプローチを微妙に変えたりすることで、他のアングラーと差別化できるのだと学びました。
釣れないときほど、自分に出来ることを精一杯やるだけで良い
バスプロ・エキスパート達の後だろうが、自分の「武器」が何かを理解さえしていれば、バスは釣れるのだと実感中です。
僕はダウンショットリグやネコリグ、スモラバやノーシンカーといった、いわゆる「フィネス」と呼ばれるテクニカルな釣りが苦手です。
苦手というか、やっていて苦痛。
テクニカルなことでバスを釣ろうとしても、パッとしない。しかも楽しくないし、それほど釣れない。
なので、僕の場合、釣れないときほど巻物やテキサスリグなどといった、シンプルな釣り(”オールドスクールスタイル”とも呼ぶらしいです)をやり切ったほうが良かったりする。
オーソドックスな釣りしか出来ない僕のようなアングラーに、残された魚はいないのかと言われると、必ずしもそうでなかったりするのがバス釣りの面白いところです。
釣れないとき、上手くいかないとき、面白くないとき、楽しくないとき、辞めたくなったときほど、「自分の得意、好き、やりたい、面白い」釣りを精一杯やるのが大事。
今の自分に出来ることをしっかりやれば、きっとバスは釣れる
多くの釣り人で賑わうフィールドでも、自分に出来る行為を精一杯すれば、バスは釣れるようになるのだと学びました。
初心者だろうが何だろうが、今の自分に出来ることをしっかりと丁寧に行いつつ、魂から湧き出る喜びを噛みしめながら精一杯やれば、いつか必ず魚は釣れるようになる。
出来ないこと、苦手なことを伸ばそうとしたって、能力パラメーターは伸びにくい。
出来ること、やってみたいこと、出来たらいいなと思えること、得意なことを伸ばす。
初級者のうちは、「やりたくないこと・苦痛なことはやらない」くらいの割り切り方をしてもいいんじゃないかとすら思ったり。
苦手なこと・不得意なことで上級者達に渡り合おうとしても、時間の無駄なのだと痛感中。
自分に出来ることを、しっかりやればいい。
自分に無いものを求めず、出来ないことを切り捨てる勇気を持つ。
「好き、得意、やりたい、これで釣りたい」という想いが、未来の釣果へと繋がっていく。
自分が今やれることを、自信を持って(自分を信じて)精一杯やり切ること。
結果がどうであれ、自分を信じてやり切れたのなら、それは必ず自分の”糧”となる。