関東の某野池で、2時間だけオカッパリをやってきました。
釣果は1本、47cm。
今年はなぜか釣れるサイズが大きいのですが、「ギル食い」のバスを意識し始めたのがキッカケかもしれません。
9月、スレた野池のオカッパリでデカバスを1発狙っていくなら、いかに「ギル食いバス」を狙っていくかが重要だと感じます。
もくじ
「マッチ・ザ・ベイト」を意識すると、デカバスが釣れるようになる?”ギル食い”を狙え!
「シルエット」と「動きの方向性」を合わせるだけで釣れる魚が増えた
(画像:wikipedia)
僕が通っている野池メインベイトは、「小バスやブルーギル」などがメイン。
ザリガニなどの甲殻類は個体数も少なく、「ザリ食いバス」も極めて少ない印象です。
そのため、ホッグワームなどのエビ系シルエットは効きにくく、巻物やギル系ルアーへの反応が良いタイプの野池だと言えます。
僕はこの野池に20年以上通っているのですが、年々、この池のバスの食性が偏っていっているように思います。
ザリはほとんど食い尽くされているような実感があり、ベイト自体も減っていっているような感じ。
なので、ルアーのシルエットや「動きの方向性(タテ、ヨコ、下、浮くなど)」を合わせてあげないと、釣るのが難しい。
ついこの間まで、ルアーのシルエットの大切さをわかっていなかったのですが、「小魚系やギル系」のアプローチを試してみると、どんどん結果が出てくるようになったので驚いています。
野池のオカッパリのバス釣りでは、ルアーのシルエットと、バスの食生活を意識することが大事だと改めて実感しました。
やはりシルエットと動きの方向性は超大事。
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動きの方向性などのお話は、以下の記事で書いています↓
「ギル食い」のデカバスを狙うなら、ギル系ルアーを使うと手っ取り早い
夏場は特に「ギル食い」系のバスが増えます。
しかも「ギル食い系バス」はサイズが良いということもあり、スレた野池でデカバスを狙うなら『ギルパターン』は積極的に取り入れたいマインドだと痛感中です。
●ギルの動きの方向性とアピール力に合わせてルアーを選ぶ
スレた小規模の野池における「ギルパターン」で有効になるのは、スピナーベイトなどのブルンブルン系なハイアピールのルアーではなく、「小刻みに素早くプルプル系」なルアー。
クランクベイトやチャターベイト、バイブレーションなどが有効になることが多いです。
人によっては「クランクベイトはザリガニ」と言っている人もいますが、ギル食いバスにクランクは有効だと僕は感じています。
特に僕が通っている野池の場合、ザリガニが極めて少ないため、バスの意識はボトムよりかは表層〜中層に向いている傾向も。
そのため、9月以降のオカッパリにおいては、以下のようなテクニックが効果的になってきます。
●ギル系ワームをトレーラーにしたチャターベイト
●スピンテール系ルアー
「ギルが素早く移動しているような演出」を行えるルアーが強いと感じたり。
バイブレーションのリフト&フォールとかでリアクションを狙うのもいいのですが、来週からは気温が下がってくるようなので、巻物ルアーなどの「横系(小魚系、ギル系)」な動きが効いてくるのかなと。
●ワーム選びも、まんま「ギル」とか小魚系が有効
ちなみにワームだと、
デプス「ブルフラット」
なんかが王道。
ブルフラットだと3~3.8インチ、ドライブSSギルだと3.6インチくらいが野池だと使いやすいです。
野池のオカッパリにおいては、ギル系ワームは年中使うアイテムなので、1つ持っておくと様々なシーンで活躍してくれるのでおすすめです。
「ギル食い」のバスに『ギル型ルアー』を使うのはちょっと敬遠していたのですが、良く釣れるということもあり、今年はもう少しギル系アプローチを研究していこうかと思ってます。
●デカいの狙うなら「ギル食いバス」、手堅く行くなら?
ちなみに、ケイテック「スイングインパクトファット」や、ゲーリーヤマモト「ハートテール」などのシャッドテールワームや、センコーなどの小魚系シルエットも1年中有効です。
もしデカバスを1発狙っていくならギル系をおすすめしますが、手堅く1本釣るなら、センコーなどのストレートワームや、シャッドテールワームを使うのがおすすめ。
ギル食い系のバスは釣れるとデカい。
補足:虫食いのバスに効果的なルアー
夏場は虫を狙っているバスも多いと感じますが、虫を狙って表層を意識しているバスには、
→ガンクラフト「ビッグスパイダーマイクロ」
→レイドジャパン「2ウェイ、ビッグ2ウェイ」
→スモールラバージグ
●ミミズ系なルアー
→ストレートワームのジグヘッドワッキーリグ、ネコリグ、ノーシンカーリグなど
こんなアプローチが有効だったりします。
もじゃもじゃっとしていて、フワフワっとしていて、ウネウネっとしているようなルアー。
クモ系ワームはテキサスリグで「ちょうちん(吊るし状態)」にして、ロングシェイクしたり。
ボトムをズル引きするような使い方もアリです。
夏の野池で釣れなくて困っている人は、ギル系パターンだけでなく、ややフィネス寄りな「虫系パターン」を試してみるのも良いかもしれませんね。
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あまりにも「エサ感」が凄いので、僕の中ですでに”禁じ手”になりつつあるワーム↓
今回釣ったルアーとかセッティング、意図とか
ちなみに今回の釣行では、ノリーズ「フラチャット」に、O.S.Pの「ドライブSSギル」をセット。
このセッティングは、田辺哲男氏がチャターベイティングをする際の”パクリ”ですが、小規模の野池でもしっかり釣れることがわかってきました。
ルアーのウエイトは、やや速めに巻きたかったので14gを。
水深が1.5mくらいしかない場所だったのですが、14gのウエイトを使用することで、より速くリトリーブしよう…という意図です。
この池のスレまくったバスは、3/8ozとかで普通にテロテロ巻いてても食わないのです。
また、フラチャットは非常に根掛かりが少ないチャターベイトなので、根掛かりが頻発するスポットでも安心して使えるので、ライトカバーにもガンガン打ち込んでいけます。
「チャターベイトって根掛かりが多くて苦手なんだよね」という人は、ぜひ1度使ってみてほしいルアーです。
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●フッキング率アップのための一工夫
これまた田辺氏の丸パクリですが、ギル系ワームをそのままセットするとフッキング率が下がるため、ちょっとしたチューンを施してます。
チャターベイトにギル系ワームをセットする際は、こんな感じでカットしてあげると、フッキング率がアップ。
ブン投げても高速で巻いても簡単にズレたりしないので、お試しあれ。
Mパワーのグラスロッドだとギリギリ…?
今回使ったタックルは、普段クランキングで使用しているグラスコンポジットロッド、ファルコン「CLC-7M」というロッドです。
ロッドパワーはM(ミディアム)ですが、シングルフック系ルアーのフッキングはどこまでが限界なのか研究中。
14gのチャターベイトに使用してみましたが、「ギリギリ口に貫通する」くらいのレベルでした。
今回はフロロ14lbを使用していましたが、いつもはナイロンラインでクランクを巻いているので、ナイロンだったらしっかりフッキング出来てなかったかも…。
たぶん1/4~1/2ozくらいのチャターベイトまでなら、普通にフッキングできるなぁと。
1/2oz以上のフックサイズだと、フッキングパワーに不足を感じます。
チャターベイトに「グラスコンポジットロッド」を使うプロもいる
一般的には「シングルフック系ルアーにグラスコンポジットロッドを使うな」というセオリー(?)がありますが、アメリカで活躍しているブレット・ハイトというアングラーは、MH~Hのグラコンロッドでチャターベイトを使用しているそうです。
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●エバーグリーン公式:ブレットハイト チャターベイトにグラスロッドを使う本当の理由
…ということで、「物は試し」と、Mパワーのグラコンでどこまでやれるのか研究中。
スピナーベイトなどのシングルフック系ルアーは話が別だと思いますが(ワイヤーの関係で)…
チャターベイトなどの「フッキング時に障害となるパーツが無いルアー」であれば、シングルフック系ルアーにもグラコンロッドを使っても良いんだなぁと学習中です。
「オカッパリにグラコン1本持ち込んじゃうと、クランク以外のルアーが使えなくなるから…」という心配は、どうやら不要っぽい。
まだグラコンロッドに関する経験と知識が少ないので、「オカッパリにおける、グラスコンポジットロッドの有効性」については、もう少し研究していきます。
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